運よくオークションで落札できた DYNAUDIOのD-21 AFというドーム型ツィーターが昼頃に
届いた。ジャンクで手に入れたVictorのSX-3のツィイターの発展型のようだ。これまでドーム型の
ツィイターはJAZZには向かないという思い込みがあったので、音に馴染みがなくて少々、とまどう。
手持ちのコイルと相談して、クロス周波数を5KHzくらいでやってみた。B&WのDM602がそうだった。
が、どうもよろしくない。specがWebで見つかった。かなり低いところから使えるようだ。1.5KHz-40Khzと
ある。ではと、2.8KHzくらいでコイルとコンデンサがころがっていたので、仮に組んでみた。
ウーファー側は6dB/Octだ。ツィイターは12dBとした。
早速鳴らしてみると、どうも右側のほうが、サ音でVocalがサチる。手持ちのフィルムコンを高域側に
使ったが、左右が同じではない。左側は落ち着いた音なので、それに合わせたいが 同じものがなかった。
で、ちょっと不恰好になるが、手持ちのAUDYN-CAP(1.2μF)とか、良さそうなのをパラにしてみたら
少し良くなった。が、まだ、女性Vocalの場合だと、息継ぎするときに センターに定位していたのが
なぜか右下にズレル。 というか、そういうところまで見透せるのが このDYNAUDIOのユニットはすごい。
なので、パワーアンプの音も再生する。手元の4種類のアンプを鳴らしてみた。
夜中に聴く音量でいうと
EL-156シングル > 金田式2SK2554 > クリスキットP35 > 上下対称型アンプ の順となった。
EL-156は、他をかなり引き離している。鳴らしたのは、主に 室内楽とオーケストラと ピアノトリオだ。
ガンガン低音が入っている Fusion系のJAZZだとどうなのかは、わからない。
それにしても、DYNAUDIOのユニットは、すごい。今まで体験したことのない音が出てくる。
ビル・エバンスだと ピアノの共鳴板に跳ね返る音みたいなのや、弦の倍音が宙に舞うような
雰囲気が聴こえる。 いつまでも聴き続けていたい音だ。