金田式 電流伝送プリ No_218 を使っていて 遭遇したトラブルを書いておこう。
あまり他の人はやっていないと思われる、BTLアダプタを使用してマルチ・アンプを構成しようと
悪戦苦闘していて 遭遇した事象を二つほど。
電流伝送プリの後段に CR型チャネルフィルタ(2way)を入れ、
高域はそのまま、高域用のアンプへ接続。低域はBTLアダプタを介して2台のアンプを使い
L,Rのウーファへと接続という構成だ。この時点で一応、プリの出力インピーダンスが高いことは
気になっていた。
(正常動作例) 低域アンプに 金田式DCアンプ(ほぼNo.167) と 窪田式(2SK1530+2SJ201)
高域に 上下対称型アンプ(安井式に近い)
・全体的に何となく パッとしない音。さすがに思想が違うアンプの組み合わせだ。
(問題発生 その1)
低域アンプに 金田式DCアンプ(ほぼNo.167) と 窪田式(2SK1530+2SJ201)
高域に、クリスキットパワーアンプ
・クリスキットの電源を入れたら 「ブーーン」という音が出た 久しぶりに聴く 発振の音だった。
どこか接続ミスかと思ったがそうではなかった。FETのアンプだと、入力にVRを入れたりしていると
こういう症状が出るらしいが。
(問題発生 その2)
低域アンプに 金田式DCアンプ(ほぼNo.167) と SATRI-ICによるアンプ(2SK1530+2SJ201使用)
高域に 上下対称型アンプ(安井式に近い)
・SATRI-ICのアンプの電源を入れたら、これまた「盛大なブーーンという音が出た。このアンプは出力が大きいので
とてもビックリした。 スピーカが飛んだかと思ったが、スピーカのラインに入れてあるFUSEは飛んでいなかった。
このときは、プリの方へは頭がいかず BTLアダプタを介しているからとばかり思っていた。
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が、低域アンプに 金田式DCアンプ と クリスキットパワーアンプ 高域に 窪田式(2SK1530+2SJ201)
だと問題なく動く。
低域アンプに 金田式DCアンプ と クリスキットパワーアンプ 高域に SATRI-ICによるアンプ も OKだった。
ようするに クリスキットパワーアンプ と SATRI-ICによるアンプ に不都合が起こるようだ。
クリスキットは 以前から、CR型のチャネルフィルタの下に入れると、電源投入のショック音が大きくなったり
ハム音を拾ったりしていてインピーダンスのミスマッチみたいな感じていた。
で、数日前に 電流伝送プリも これらの不安定な症状の発生に関係があるのに気がついた次第だ。
今使っているBTLアダプタにはバッファがついていないので、これも原因となっているのかも知れない。
ということで、電流伝送プリの送り出しに、バッファを入れた。果たして、これで上記の 不安定な症状の発生が
解決したのかどうかは、試していないのでわからない。あまり 試したくもないし。
ということで、今日は、以前から懸案だった金田式 大電流MOS-FETアンプの終段に 2SK1530を使うことに
挑戦してみた。
実験台は この10年近くもってきた金田式No.167もどき(保護回路は一切なし、電源ラインとSPラインには
FUSEが入っている)だ。
報告は、近日中にできるだろうか。