goo blog サービス終了のお知らせ 

~旅とアート~

世界の秘境巡りの旅行記と絶景写真。
各国料理レストランの食べ歩きレポートや旅行情報など写真満載で発信。

ブログを引っ越しました

ブログを引っ越しました。新ブログはこちら↓

~旅とアート~KaycomDESIGN

また、旅行情報サイトTravel.jpの「たびねす」でナビゲーターとして記事の寄稿もしているのでご覧ください。

関連リンク 引き続きよろしくおねがいします!

パキスタン(フンザ)旅行記#03-カラコルムハイウェイ疾走

2010-04-09 20:27:20 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓デコトラ(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより


~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

2日目

チラスまでは約46Kmで、
主にインダス川に沿ってカラコルムハイウェイを通っていくのですが、
この道、ハイウェイとは名ばかりに、ひたすら崖っぷちのデコボコ道が続きます。
後に、メンバーの間で、

カラコルムトランポリン

と名づけられたバンの最後尾の席に座ると、その激しさがよりリアルに味わえます。


カラコルムハイウェイとインダス川


そして、この道路では、パキスタン名物のド派手なデコトラもお目見え。
Sさんの説明によると、デコトラに描かれている模様はモスクからきているものが多く、
トラック本体より飾りのほうにお金をかけていて、収入の15%ほどもつぎ込むとか。
そのため、デコトラの運ちゃんたちは、自分のデコトラを日に何度も雑巾掛けをして、
自分の体よりも綺麗に磨いているそうです。


一生懸命綺麗にする運ちゃん


途中、バザールをいくつか通ったのですが、表を歩いているのはほとんどが男性で、
仕事はもちろん、生活用品の買い物などもみんな男性がするそうです。
一方、女性はずっと家にいて、家事や子供の世話をして過ごします。


男、男、男


男、男、男


間に牛も歩く


そのうちの一箇所でNさんがおやつに果物を買ってくれました。
お店には色とりどりのたくさんの野菜や果物が並び、とても鮮やかです。


バザールの八百屋さん


14時半。
べシャムに到着し、ここのホテルで遅いブッフェのランチです。
思えば、日本を発ってから、テーブルに座ってゆっくり食べる初めての食事です。
メニューは、白いごはんとヌードル、野菜炒めにカレー、そしてチャパティなど。
観光客用にアレンジしているのかもしれませんが、どれも癖がなく食べやすいものでした。




お腹が膨れた後は、再びデコボコ道をひたすら進みます。
日も暮れ始め、山間の道はあっという間に暗くなっていきました。

パキスタンでは、街から街、村から村へ移動していると、
その出入り口で警察のチェックを受けることが多いのですが、
ここにきて私達のバンに銃を持った警官が乗ってきました。
なんでも、数年前にこの道で山賊が出たから、
その護衛のために一緒に同乗して移動してくれるとのこと。

チェックポイントで警官が交代し、それが何度か繰り返されました。
最初はちょっと緊張しましたが、慣れてくるとこれが非常に頼もしく、
真っ暗な山の中のドライブも安心して進むことができます。
そのうちの一人の警官に、老後はどうするのか聞いてみたら、

畑を持っているのでそれを耕して暮らすよ

と、私の父も言っていたような答えを返してくれました。

やがて危険地帯も過ぎて、その警官ともお別れし、やっとチラスのホテルに到着。
時刻はすでに23時になっています。
まずはホテルのレストランで軽く食事をし、疲れたのですぐに部屋に向かいます。
部屋は白壁で民家風のとてもかわいらしい造りでした。




日本からここまでざっと2日目にして、やっとベッドで眠ることができました。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ


-----
商用利用可の写真素材

パキスタン(フンザ)旅行記#02-イスラマバード到着

2010-04-08 20:11:48 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓イスラマバード国際空港(パキスタン)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより


~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

北京まで約4時間半、そこで1時間ほど機内で待機し再び離陸。
隣の席だった日本で働いているパキスタン人のおじさんと話しながら向かいます。

23時、やっとイスラマバードに到着…したと思ったら、
なぜかそこはラホールという街でした。
なんでも、イスラマが悪天候で着陸できないため急遽こちらに来たとか。
隣のおじさんの最終目的地は今降り立っているラホールだったのですが、
当初の予定通り、イスラマ経由でないと降りられないようで、
ずっと私達と一緒に機内に残っていました。

日付は変わり3時半。
天候回復に4時間半待ってやっと離陸です。
機内からは思わず拍手が。
本来なら、イスラマのホテルで一泊だったのですが、結局機内泊になってしまいました。

ラホールからたった40分で無事イスラマに着き、入国審査です。
パキスタンを観光する場合はVISAが必要なので、
予め日本のパキスタン大使館で取得しました。
VISAの費用はたったの100円。
入国審査では、VISAと共に、機内で配られる入国カードを審査官に渡します。


パキスタンVISAと入国カード


ターンテーブルで荷物を待っている間に、
両替所でとりあえず1000円分をルピーにチェンジ。
荷物を受け取り、日本人パスで税関をノーチェックで通過します。

パキスタンの空港というと、
もっと厳重な警戒態勢で、緊迫したイメージがあったのですが、
思いのほかのほほんとしていたのでとても意外でした。

時刻はすでに5時すぎ。
今日はこのあと7時10分発のギルギット行きの飛行機に乗る予定なので、
このまま空港にいてもいいくらいですが、
本来泊まるはずだった空港近くのホテルに朝食を食べに行くというので、
時間のない中急いで向かいます。

朦朧としながらも、空港から出ていよいよパキスタンの地に足を踏み出すと、
さわやかな朝もやの中、ちょうどコーランが流れていました。
いきなりイスラムの空気に包まれます。

ついにきたーー!

これでもかという異国情緒な雰囲気に、否応なくテンションがあがります。
大勢集まっている現地の人の熱い視線を受けながら、
今回のツアーガイドを務めるSさんと合流。
Sさんは、この間パキスタン大使館でやった説明会にも来ていた人です。
車は26人乗りのバンで、一応トヨタ。
ドライバーのHさんは、とても笑顔の素敵なお父さんです。
スーツケースを屋根の上に積み上げさっそく出発。

まだ車の少ない綺麗な道路を快調に飛ばし、ホテルには10分ほどで到着しました。
入り口で空港にあるような金属探知機のゲートを潜り抜け中へ入ります。
朝食に割り当てられた時間はたった20分。
あわてて済ませ、再び空港へとんぼ返りです。


イスラマバードのホテル


空港で国内線のフライトを確認をすると、
目的地の天候が悪いため、予定していたフライトはキャンセルとのお達しが…。
この便は、天候でキャンセルになることが多いらしいので
あまり期待はしていなかったのですが、
もし飛べば、素晴らしい山岳が展望できると聞いていたので残念です。


イスラマバードの国内線


しかし、そうと決まったらぐずぐずはしていられません。
急遽バンに乗り込み、陸路でまずはチラスへ向かいます。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ


-----
商用利用可の写真素材

パキスタン(フンザ)旅行記#01-パキスタン航空に搭乗

2010-04-07 19:55:28 | パキスタン(フンザ)旅行記
↓パキスタン航空(成田)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより


~旅行期間2010年3月26日から4月5日~

2010年3月26日。
今日から11日間、パキスタン北部のフンザへの旅が始まります。
今回は13名の参加で、内女性が8名。

ちょっと早めに成田空港に行き、
空港内の美容院で髪の毛を短く切ってから集合場所へ向かいました。

ワクワクしながらツアーメンバーと添乗員さん(Nさん)の話を聞いていると、
向こうの方から、
見るからに危険なオーラを放つ不審物を台車に乗せて運ぶ爆弾処理班らしき警察の一団が、
まわりの旅行客をどけながら、目の前を通り過ぎていきました。

爆弾(みたいな扱いよう)・・・

最後尾を固める賢そうな警察犬に一睨みされ、
不吉な予感を抱きつつもメンバーとの顔合わせで気を取り直し、出国ゲートへ向かいます。

まずは、パキスタン航空で北京経由でイスラマバードまで約12時間のフライトですが、
この飛行機がなかなかの曲者で、遅延やキャンセルが多いことから
パキスタン航空のコード「PIA」をもじって、

Perhaps I Arrive(たぶん着くかも)

のように呼ばれたりもしています。
案の定、私達の便も45分ほどの遅延で離陸しました。
といっても、端からオンタイムなど期待していなかったので、
逆にこの程度の遅れでよかったと、正直一安心。

***

さて、気になるパキスタン航空の乗り心地についてですが、
事前にネットで調べてある程度の評判は知っていたのですが、
総合的な感想として、

言われているほど悪くない

という印象でした。
(今現在、燃油サーチャージもないということも魅力)


パキスタン航空機内


詳しくレポートすると、
・ドリンクはアルコールなし(しかしソフトドリンクの種類は結構あり)
・座席にはモニターはなく、頭上のテレビでインド映画っぽいのが上映
・座席は同じエコノミーでも後ろに行くほど狭くなる
・操縦はパイロットが元空軍あがりという噂もあるくらいでとても上手
・機内スタッフはイケメンが多い
・接客態度はいたって普通で嫌な思いは特になし
・どこかのトイレがいつも壊れている
・機内食は行きはイマイチ(ヤギのカレーが出た)、帰りはまあまあ


ヤギのカレー


そして、もっともパキスタン航空らしいと思ったのが、離陸前のコーラン。
おごそかに機内に流れ、みんなで無事着きますようにと祈りながら出発します。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ


-----
商用利用可の写真素材