↓カトマンズからルクラまでのヒマラヤ展望フライト(ネパール)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
~旅行期間2010年11月2日から11月13日~
3日目
早朝6時20分。
ボックスに入った朝食を受け取ってホテルを出発。
荷物になるので空港に行くまでのバスの中で食べてしまいました。

朝食
まだ時間も早いのに、国内線の空港はたくさんの搭乗客でにぎわっていました。
というのも、山間部へ行くフライトは早ければ早いほどフライトの可能性が高く、
午後になると天候が崩れだして、ほとんど飛ばなくなるためです。

国内線の空港
今回搭乗するイエティ航空のカウンターでグループチェックインをし、
アナログの計器で荷物の重さを計ります。

アナログの計器
その後、男女別のセキュリティチェックを受け待合室へ。
搭乗案内の電光掲示板などはないので、係員のアナウンスで、
自分のチケットに押されたアルファベットが呼ばれるのを待ちます。

待合室
一応フライトの時間は決まっていますが、準備が出来次第順番に飛ぶので、
そのときになってみないといつになるのかわかりません。
私達は、7時半発の予定でしたが、
機材のトラブルで結局9時すぎになってしまいました。
しかし、欠航も多いこの路線でこの程度の遅れで飛んだのはむしろラッキーだとか。
乗り込んだ小型機は定員15~16名程度の小さなもので、
機内はお世辞にも綺麗とは言えません。
数年前、カトマンズからポカラへ向かったとき乗ったブッダエアの方がよかったです。
(こっちは新車だった)

機内
たったひとりの客室乗務員が耳栓(綿)とアメを配り終えると、
昔の戦闘機のような大きなエンジンがうなりを上げいよいよ離陸。

大きなエンジン
天気はすこぶる良好で、まさにヒマラヤ展望フライト日和です。
飛び立ってしばらくすると、さっそく真っ白に連なるヒマラヤ山脈が見えてきました。
この景観を楽しむには、行きは左、帰りは右の席につくことです。
席は決まっておらず早い者勝ちなので、
搭乗が始まったらすばやい行動を心がけましょう。
ヒマラヤ山岳フライト

ヒマラヤの山々
フライト時間は約40分。
山間のわずかなスペースに無理やり作ったと思われるルクラの空港に無事着陸。
ここの滑走路は崖に向かって下り坂になっていて、
着陸は上り坂方向、離陸は下り坂方向という、
この傾斜を利用したなんとも力技的でスリル満点な離発着となっています。

ルクラの空港
ルクラの標高は2827m。
飛行機から降りると、若干息が切れ空気の薄さを感じました。
しかしその分、ヒマラヤには確実に近づき、
目の前にはコンデリの西峰ヌプツェが聳え立っています。

空港の向こうに見えるコンデリ(6187m)
空港に集まっている見物人たちの間をぬって、すぐ目の前のロッジに入り休憩。
ここで、これからエベレスト街道をともに歩くシェルパたちと顔合わせです。
サーダー(シェルパのリーダー)のKさんをはじめ、
ガイド、コック、ポーターあわせて10名のスタッフが私達をサポートしてくれます。
大きな荷物はポーターさんが運んでくれるので、
自分達は、カメラや雨具などの貴重品だけ持てばいいことになっています。

ルクラの町
11時、ポーターたちの荷造りを待って、いよいよ出発。
憧れのエベレストを見に、往復約1週間のトレッキングの開始です。

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