善光寺は、昔来た記憶がある程度で、「宿坊」という存在も、相方が泊まってみたいと言ったから知ったくらい。
「宿坊」とは、主に仏教寺院などで僧侶や参拝者のために作られた宿泊施設であり、 僧侶専用の施設は僧房ともいうらしい。
下の地図にある「何々坊」、「何々院」は、互いに異なる宗派の宿坊で、39あるそうです。
「淵の坊」と「兄部坊」を除き、他の宿坊は、一般の参拝客が宿泊できるのかどうかさえもよく分からないとのこと。
今日泊まるのは「兄部坊」。「兄部」、ルビをふられてもしばらく読めず。
※ 兄部(このこうべ)とは、仏事を取り仕切る職位を意味し、善光寺に代々伝わる仏教行事『堂童子(どうどうじ)』に於いて、その職位にあったことにより当宿坊は、『兄部坊(このこんぼう)』と称しております。
このこうべ
このこうべぼう
このこうぼう
このこんぼう
廊下もほのかにいい香りがします。
部屋の廊下側は襖一枚で仕切られ、また、鍵という存在がありません。
鍵がない旅館は、2015年9月22日の千葉佐原旅行の「木の下旅館」で経験済みなので、さほどビビらずに就寝できました。
千葉佐原旅行
で、お風呂に入ったりした後、夕食。精進料理です。
右上の皿に入った五つの薬味は、ご飯が出るまで食べるなと言われるが、後でご飯と一緒に出せばいいのにと思い、中居さんに「後で出せばよくないですか?」と質問してみた。
理由がありました。書かないけど。
この「兄部坊」の一押しの「法飯」。「ほうはん」と読む。
美味しい。しみじみ美味しい。
この「法飯」、永六輔さんも大好きだったようです。
くずきり。
善光寺お朝事に続く。