本八幡 日々の記録

最近、落ちるまで飲めない!?

2010年3月1日(月) テアトル銀座  読売銀座落語会  小朝  桂米團治  景清

2010年03月02日 | 大人の教養

夜:テアトル銀座の「読売銀座落語会」に行って来ました。
 小朝は上手いね。
 トリを務めた桂米團治の「景清(かげきよ)」もよかったね。
 景清(かげきよ)のストーリー。
 腕のいい木彫師の定次郎はふとした事から目が見えなくなっていた。お医者さんにもかかっていたが見放され、信心で治るものならと、赤坂の円通寺の日朝さまに日参し、今日が満願の日であった。確かに御利益があって、昨日ぼーっとではあったが光を感じるようになっていた。嬉しさのあまり母親の意見を振り払い夜通し願掛けをしていた。と、隣にご婦人が同じように願掛けしていた。隣のご婦人にちょっかいを出して信心どころではなくなった。すると目の前が真っ暗になって、前よりは悪くなってしまった。ヤキモチもいい加減にしろと、啖呵を切って帰ってきてしまった。

     石田の旦那の勧めで上野の清水の観音様に願掛けする事になったが、前回の仏罰があるので三七21日ではなく100日それがいけなければ200日と短気を起こさずに通うようにと意見された。

     今日はその満願日。しかし、目に変化は現れない。 こんどは観音を罵倒しているところに、石田の旦那が現れ意見をした。母親が、目が開いたらこの仕立て下ろしの着物が縞ものだと分かるだろうし、帰ったら赤飯と鯛の焼き物と少しのお酒を用意して待っていてくれる。それを考えると帰れない、と言う。
     それを無理に手を引き、坂を下って池之端の弁天様にお参りし、帰ろうとした途端、真っ黒い雲が現れ雷が鳴り始めた。真っ暗になって凄まじい雷雨になった。土橋まで来るとなお激しくなり、旦那も逃げ帰ってしまい、定次郎は気を失って倒れていた。9時の鐘を聞くとすーっと雨がやんで、定次郎も気が付いた。
     「う~寒い、旦那は居ないし・・・ あぁ!目が・・・、目が開いた。(指折り数える定次郎)有り難うございます」。とって返してその晩は夜通し祈願して、翌朝母親を連れてお礼参り。目がない方に目が出来たという、めでたい話でした。

 帰りに、東京駅の八重洲口側にある「山頭火」でらーめん啜って帰ってきました。


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