どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

鹿サポが、現日本代表を思う

2009-06-20 | Football
オーストラリア戦完敗。

中沢・俊輔・遠藤の主力3人を欠いたのは言い訳にならない。
個々の局面、気持ち、ゲーム運び。
久しぶりに全てで負けたという感じがしたゲームだった。
ワールドカップベスト4を目標に掲げる現代表。
いまのチームの成長で、その目標に近づけるのか?
近づくには何が必要なのか?

攻守切替の速さ、パス交換の速さ。
世界を戦う上で日本が選んだこの“速さ”
方向性は間違っていないと思う。
南米の個々の“技術”によるサッカーを打開するために欧州が選んだ方法がチームとしての“戦術”
その南米と欧州を相手にアジアが選んだ闘う方法、それが“速さ”だと思うし正しいと感じる。
しかしこの“速さ”が問題だ。
単にスピードを上げるだけでは世界には届かないのではないか。
スピードを調整できる中盤の核。
それが現代表には不足していると感じる。
遠藤が入るとこれが出来るが、いないとチームが変ってしまう。
オプションを増やす必要はないか?
中盤でチームを統率する選手で、鹿島の小笠原が呼ばれないのが不思議。
背中で選手を引っ張れる彼、現代表に足りないピースは小笠原ではないだろうか?

また、新戦力を探す、突然現れる救世主探しに見切りをつけ、広い視野での選手選考も期待したい。
ドイツ大会で批判が集中した柳沢。
その批判を覆すように昨年のJリーグ、日本人得点王とベスト11を獲得。
世界を知り、苦杯を舐め、そして結果を出した。
“スペースを作り、パスを引き出す事にかけて彼以上の選手は無し”
ヒデ、俊輔が揃って口にした上の言葉。
再び代表のユニフォームを着る資格がある。

そしてもう一人。
不調なチームが原因か、代表から外れている川口。
国際舞台で彼に助けられたのはサポーターも同じ。
再び代表のユニフォームを。
そして最後尾からチームを鼓舞する彼の声を。
川口の代表復帰、切に願いたい。



本大会まであと1年。
ベスト4を目指す。
本当に世界を驚かせたい。
チームに変化をつけ、ギアチェンジ・シフトアップする時。
いまがその時ではないだろうか?