暑さ真っただ中、こんなときに、同じ気候の時に聴いた、何年か前の演奏会を思います。
キーンと冷えたオーチャードホールの、筒のような空間に鳴り響いたチャイコフスキーの悲愴。
終わって外に出ると、夕方とはいってもまだ相当な暑さ。なんだか異次元の世界で聴いた、異次元の音楽のようで。
今日は、移動中の車内ではFM放送で、同じく悲愴を。それも始まりから終わりまでが行程と丁度。
先月のフィンランドの夏の音楽祭で、ゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団。
今まで聴いたなかで、とりわけ特徴が。
とてもとても甘く滑らかに。それで結構緩急も。
最後の銅鑼とトロンボーンの間に、かなり長い静寂・・・。
聞きたかった曲がちょうど聴けました。