映画「風立ちぬ」と観ました。
最近は何かと上映に前後してテレビでも取り上げ、ドキュメントも事前に見た上での鑑賞。
今日は、始まる2時間前位に、あるところで少々目にした雑誌が特集。監督へのかなりの長いインタビューの記事でした。読めたのはほんの数分だったので、もちろん全部は無理。
監督が自分の映画で初めて涙したという話しはテレビでも見ましたが、その涙の理由に触れたところまでは読めませんでした。
戦争の道具として使われた飛行機をとりあげたところが、今回の映画の重いところですが、そもそも零戦の事について、私達がまったく知らないことが多すぎるようです。
私の場合、世代のこともあり、昔父親からよく話しを聞きましたが、それ以降はほとんど触れることもありませんでした。
ゼロ戦か、いや、これは零(れい)だという話もここへ来て。
監督の父親が、戦時中は風防の部分を製作する仕事をしていたとか、事前情報があってこの映画を観たわけですが、なんら情報なく観たとしたらどんな感じだったでしょうか。
今晩、宮崎監督がこの作品を持って長編制作からは引退するとの発表がありましたね。
ちょうど90年前の関東大震災、主人公の思いと戦争があって生まれた飛行機、当時の不治の病という背景とはうらはらに、「純粋な美しさ」が強く印象にのこる映画でした。