人生ブンダバー

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9/6 首都オペラ『トゥーランドット』

2015-09-09 12:00:00 | 音楽

9月6日(日)、神奈川県民ホールで首都オペラ公演プッチーニ『トゥーラ
ンドット』をMさんと観た。

首都オペラは、平成元(1989)年、現在総監督の永田優美子氏(→
こちら)が「日本人音楽家による質の高いオペラの上演と、地元に多く
のオペラファンが増えることを願って」立ち上げたオペラで、今回は既
に第24回になる。

<CAST>
トゥーランドット;福田祥子(Sop.)
リュウ;陰山雅代(Sop.)
カラフ;内山信吾(Ten.)
ティムール;佐藤泰弘(Bass)
ピン;飯田裕之(Bari.)
パン;高嶋康晴(Ten.)
ポン;根岸一郎(Ten.)
アルトゥム皇帝;北柴 潤(Ten.)
役人;御舩 鋼(Bari.)(ワグネル出身、関西歌劇団準会員)

合唱;首都オペラ合唱団
児童合唱;赤い靴ジュニアコーラス
合唱指揮;川嶋雄介、酒井悦子
日本語字幕付き

指揮;岩村 力
演出;佐藤美晴
管弦楽;神奈川フィルハーモニー管弦楽団

(参考)演奏時間
1幕 35分
休憩 20分
2幕 45分
休憩 20分
3幕 40分

プッチーニは、1924年喉頭がんで死去したため、『トゥーランドット』は
リュウの自刃の場までで未完となった。その後は、F.アルファーノが補
作、完成させている。

初演は、1926年ミラノスカラ座でトスカニーニの指揮で行われた。トス
カニーニがリュウの自刃の場で演奏をやめ、「マエストロはここまでで
(作曲を)終えました」と言ったことは有名だ。
それを知っているためだろうか、アルファーノが補作した最後の場面は、
やや冗長と感じたり、付けたしと思ったりしてしまう。
もっとも全員合唱で大団円となる方がオペラにはふさわしいのかな?

ちなみに、日本での初演は、昭和26(1951)年、金子登指揮、カラフ
は木下保先生だった。


17時過ぎに終演。公演の成功を物語るようにカーテンコールは10分
以上続いた。

拍手の多さでは、第1にリュウ、以下、トゥーランドット、カラフ(アリア
「誰も寝てはならぬ」も見事に最高音を歌いあげていた。)、ティムー
ル・・・・・・と続いた。Bari.のピンもよかった。
ワグネル出身の御舩さんも立派な演技と声だった。
このあたりはMさんと一致かな。

合唱団は、プロ合唱団ではなく、その都度募集される、アマチュアを中
心としたものなのかしらん??半年ほど練習するのかな?動きはやや少
なめながら、児童合唱も含め大健闘だった。最後は大盛り上がり!


休憩時間に会社の大先輩、コーラス部でご一緒したIさんとバッタリ!
Iさんとは20年以上お会いしていなかったのではないかしらん。ビール
を飲もうと並んでいたら、すぐ後ろで聞いたことがあるお声がしたので、
「Iさん、お久しぶりです」とお声かけしたら、「やあ、まだ歌ってい
るの?」と。

しばらくしたら、またも会社の先輩Eさんにバッタリ!Eさんは、この業
界にお顔が広く、ゲネプロもAグループ、Bグループともご覧になった
という。「(Eさんと同期の)Tさんが(65歳で)急逝されましたね~」と
申し上げたら、「えっ、ほんと?彼は早生まれの現役合格だから同期
で一番若いんだけど」とビックリしておられた。今は「学生時代と同じ、
遅寝遅起きの生活」だという。



プログラム



神奈川県民ホール

昭和50年開館。今年は開館40周年(!)である。
大ホールはNHKホールに似ている。客席数2,432席。
以前書いたかしらん、ここで、昭和52年ムラヴィンスキー/レニング
ラード・フィル(「ブラ2」)、昭和53年小澤征爾/ボストン交響楽団
(「幻想」)を聴いている。


多くのお客様が入場中。


たくさんの花束と「本日のタイムスケジュール」


ロビー


1階席


17:30 あいにく、帰りは土砂降りの雨だった。
DeNA対巨人も試合前中止。


17:43 横浜市営地下鉄関内駅


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