人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

12/26 慶應ワグネル男声合唱団第147回定期演奏会

2023-01-05 05:00:00 | 音楽

まだまだブログは「昨年末」である(皆さんもう忘れている?)。

12月26日(月)、第147回慶應ワグネル男声合唱団定演を聴く
(於東京芸術劇場大ホール)。


開演前に先輩方と軽いディナー(縄文時代の話等々)。

大学合唱団の定演とあって、やはり若い聴衆が多い。
開演前に名古屋から上京のK夫妻とバッタリ。
IさんからN響の録画をいただく。


プログラムメンバー数は以下のとおり。

  Top Sec. Bari. Bass
4年 3 7 5 4 19
3年 4 1 3 2 10
2年 3 2 5 4 14
1年 3 4 2 2 11
13 14 15 12 54



<プログラム>
塾歌 指揮:南 朔(学生)

1.『三つの時刻』
 作詩:丸山薫 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則
2.『6 Choral Folksongs Op.36b』より
 作曲:G. Holst 指揮:辻 裕久
3.『真夜中』
 作詩:清岡卓行 作曲:木下牧子 指揮:南 朔(学生) ピアノ:和田太郎
--休憩--
4.『Concento di voci』より「Sunt Lacrimae rerum」
  『Carmina Burana』より「In taberna quando sumus」
 作曲:C. Orff 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則、和田太郎
5.『路標のうた』
 作詩:木嶋始 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則

(アンコール)
・「ふるさとの夜に寄す」
 作詩:立原道造 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則
・「The Salley Gardens」
 作詩:W.B. イェーツ アイルランド民謡 編曲:なかにしあかね 指揮:辻 裕久
・「Garnet」
 作詩:寺山修司 作曲:土田豊貴 指揮:南 朔(学生) ピアノ:和田太郎



以下は「私が聴いた」演奏に対するつたないコメントを・・・・・・。

18時35分、5分遅れの開演。影アナは男性だ。
緞帳はなく、下手より入場。

塾歌 指揮:南 朔(学生)
南さんは右手に指揮棒を持って登場。左手に持ち替えての指揮
(左利きかな?)。
人数は50人強。ややゆっくり目の塾歌。いつもながらアンサンブ
ルが安定している。
南さんは(緊張か?)ニコリともせず、無表情におじぎ。
余談)私が入学した時の塾長は、仏文学者の佐藤「朔」先生だった。

1.『三つの時刻』
 作詩:丸山薫 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則
ここでも人数は50人強。出だしのア・カペラは音とりなし(?)
の開始。曲は、ピアノと一体(前田さんのピアノはいつもと等し
く、すばらしい。)、まさしく「三善晃の世界」だ(--ドイツ
3Bではなく、フランス音楽の系統)。dim.がまことに美しい。
再び余談だが、佐藤先生は少しふっくらされた?
(概算演奏時間6分)

2.『6 Choral Folksongs Op.36b』より
 作曲:G. Holst 指揮:辻 裕久
客演辻裕久さんが畑中先生のお弟子さんであることは知っていた
が。
プログラムより「学生時代、恩師畑中良輔先生や、北村協一先生の指揮される
ワグネルの演奏会を毎年聴いていた。・・・・・・恩師が手塩に掛けて育てた合唱団
の大切な定期演奏会の舞台に、その指揮台に私が立つ日が来ようとは、夢にも
思わなかった。・・・・・・ワグネルトーンとホルストの音楽が合わないはずがない
のだ!!」

人数は45人強?ホルストの無伴奏合唱(5曲)は初めて聴いた
が、なんというか英国的な無伴奏合唱作品と辻さんの音楽性が
マッチした演奏だった。英語の発音も上手い。
最初の4曲は緩急、fとpが混じり、飽きさせない。次々登場の
ソリストも立派だ(とくに責任者の髙﨑さんの「声」にしびれ
る)。

辻さんの指揮ぶりは、指揮棒を使わず、合唱団と同じ目線で音楽
を作っていく様だ。

5曲目「Swansea Town」もマーチの中にテンポの変化やfからp
など変化のある、一味違った演奏だった。
辻さんは演奏を終えると大きく両手をあげ、合唱団に拍手を送
った。(同16分)

3.『真夜中』
 作詩:清岡卓行 作曲:木下牧子 指揮:南 朔(学生) ピアノ:和田太郎
人数は50人弱(ステージによって異なっている)。木下牧子さん
には合唱作品が多く、合唱演奏会でしばしば耳にする。
この曲は初めて聴いたが、「言葉」が多く、ピアノ伴奏も含め演
奏するのがやや難しそう。無声音も含め、指揮の意図が細部まで
徹底されていた。(同15分)

--休憩--

4.(1)『Concento di voci』より「Sunt Lacrimae rerum」
  (2)『Carmina Burana』より「In taberna quando sumus」
 作曲:C. Orff 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則、和田太郎 (2)連弾
人数は約50人。
(1)は多少『Carmina Burana』を彷彿とさせるオルフらしい曲。歌
詩はラテン語?と思いながら聴く。fとp(pp)、hardな音と
softな音が出現するおもしろい演奏だ(どこで見つけたのかしら
ん)。
ここでも5人のソリストが見事に歌い上げる。それぞれが立派な、
5人のソリストを出せるとはすばらしい。(同15分)

(2)は「単独での演奏が<最終的に>許可が出た」(佐藤先生)と
いう。下手側の連弾と一体となった演奏。
佐藤先生は緩急を駆使。難しい歌詩を一糸乱れぬ暗譜で歌い上げ
た。(同3分20秒)

5.『路標のうた』
 作詩:木嶋始 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則
2群の合唱(ダブルコーラス)のステージ、左右から登場。
再び「三善晃」。これは他のステージにも増して、圧倒的な「声」
と「アンサンブル」で、パトスあふれるガッシリした音楽を聴か
せてくれた。pからppのdim.がまことに美しい!(同7分)


(アンコール)
佐藤先生がひと言:苦しいコロナ禍の中、頑張っている全国の合
唱団にエールを・・・・・・(大拍手)。三善作品は初めてでしたが、
とても難しいですネ。アンコールには、これをはずせない曲を。
・「ふるさとの夜に寄す」
 作詩:立原道造 作曲:三善 晃 指揮:佐藤正浩 ピアノ:前田勝則
一転してリリカルに抒情を歌い上げた。男声版編曲は福永先生?
この曲は、たしか、『三つの抒情』のうち、最初にできたもので、木下保先生の
勧めによって書かれたのではなかったかしらん。初演は日本女子大学合唱団。


・「The Salley Gardens」
 作詩:W.B. イェーツ アイルランド民謡 編曲:なかにしあかね 
 指揮:辻 裕久 ピアノ:和田太郎

こちらはsoftな声を駆使した、いささかの「泣き節」。ピアノ間
奏が上手い。最後のrit.にグッと来た。

・「Garnet」
 作詩:寺山修司 作曲:土田豊貴 指揮:南 朔(学生) ピアノ:和田太郎
2年前の組曲初演『5つのジュエル』より。ピアノはその時と同じ
く和田さんだ。アンコールらしくしっとりと歌い回す。

ステージストームは、恒例、
・「若き血」
・「我ぞ覇者」
・「丘の上」
 最前列の4年生が、久しぶりに、やや距離を取って肩を組んで歌
っている姿にすっかりステージがにじんでしまった。

最後は足早に退場する現役一人ひとりに温かい拍手が送られてい
た。

学生団体に限らず、全5ステージ(むろん全員暗譜)、これだけ
の水準で聴かせる演奏会はそうそうはないのではないかしらん。


すべてのステージが録音に耐えうる演奏に、早速CDを申し込む。







14:35 ようやく年賀状を投函


14:36 年末の伐採


14:42 Ashがたまプラーザ店と統合


14:42 クリーニング店からヘアートリートメント店へ


14:48


14:48 あざみ野


15:15 渋谷


15:18 ハチ公前


15:27 埼京線へ


15:39 池袋に


15:41


15:42


15:45 池袋駅西口


15:46


15:47 ホテル・メトロポリタン


15:47


15:48


15:49


15:54 ロビー


15:56 クロス・ダイン


16:33


16:57


17:49


17:50


17:51 東京芸術劇場大ホール


17:52


17:52 役員さんへ「お疲れさまです」


17:53


17:54 プログラムを熱心に読む。


17:56


19:34 休憩中

「赤ワイン、お願いします」
「どちらになさいますかッ?」
「安い方で」


19:39


19:40 皆さんとワインを


19:49 後半へ


21:00 お開き


21:02


21:04


21:13


21:33 田園都市線へ


22:02 あざみ野に戻る。


22:11


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12/24 山手西洋館~元町  ... | トップ | 昨年末もあわただしく・・・・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事