人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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4/9 ソフィア・ヴォイス・アンサンブル 28th

2017-04-19 05:00:00 | 音楽

4月9日(日)、小雨の中、ソフィア・ヴォイス・アンサンブル(以下SVE)
第28回Regular Concertへ(於紀尾井ホール)。

四ツ谷駅から上智大学前を通り、紀尾井ホールへ向かう道(--こ
こを「ソフィア通り」という。)の右側の土手には、桜(ソメイヨシノ)並
木がある。
今は調べる余裕がないが、この土手は、旧江戸城外堀(外濠)に面
しているのではないかしらん。外側を外堀通り(都道405号線)が走
っている。

桜は、毎年、いつ咲くのか?--その年によって違ってくる。SVEの
コンサート(毎年、ほぼ4月上旬に紀尾井ホールで開催される。)が
桜の満開とピッタリ重なるとは限らない。しかし、今年は小雨ながら、
その時期と一緒になった。

この日は、音楽会サンレンチャン最後の日。それは年に2、3回ある
かしらん。3日連続はさすがにグッタリである。



<プログラム>
1.男声合唱とピアノのための組曲「新しい歌」
(1)新しい歌
(2)うたを うたう とき
(3)きみ歌えよ
(4)鎮魂歌へのリクエスト
(5)一詩人の最後の歌
指揮;篠崎新一 pf.久邇之宜
2.フィンランドの男声合唱作品より~建国100年に寄せて~
(1)湖の岸辺にて
(2)イソタロのアンティとランナンヤルヴィ
(3)呪文
(4)大きなラルラ
(5)寄せる波濤
(6)ユモレスク
指揮;太田 務
3.A Cappella A La Carte
 さらにフィンランド作品を
(1)海へ
(2)子守唄
(3)中庭のタンゴ
 日本のアニメソングから
(4)ムーンライト伝説
(5)創世のアクエリオン
 いろいろと
(6)On Broadway
(7)The Modern Man
(8)Sugar(When My Sugar Walks Down The Street)


以下、いつもながらまことにつたない感想を・・・・・・
今年のSVEは、Top6、Sec.3、Bari.3、Bass3(合計15人)とやや
高声が多くなった。曲目によって、多少パート間の移動があるようだ。

14時過ぎ、下手から藤森さんがひとり登場。「口上」を述べる。
 お足下の悪い中、ようこそお運びいただきました。この10年ほど、
 私が解説をしております。演奏会が終わってから、「何をやってい
 たんだか、分かんない。プログラムもほとんど読んでないわ」とい
 うお声を耳にします(他の演奏会でも似たようなものかしらん)。合
 唱仲間にはお前は喋り過ぎだとも言われますが、年に1回SVEの
 演奏会だけ来られる方にはご好評いただいております。・・・・・・

藤森さんは、知識が豊富で、原稿も持たない。立て板に水のお話を
聴いていると、私はいつも「題名のない音楽会」の黛敏郎氏を思い
出す。私など原稿見ながらでも、あたふたと?
(毎年同じことを書いているかもしれない)。

1.男声合唱とピアノのための組曲「新しい歌」
(1)新しい歌
(2)うたを うたう とき
(3)きみ歌えよ
(4)鎮魂歌へのリクエスト
(5)一詩人の最後の歌
指揮;篠崎新一 pf.久邇之宜
このブログの右上にある「ブログ内検索」で「新しい歌」を検索すると、
以前聴いた演奏会が出てくる。時々、演奏会で取り上げられる曲だ。

(1)はF.G.ロルカ(長谷川四郎訳)の詩。「昼過ぎが言う--影を飲
みたい!」で始まる詩だ。難しい言葉は使われていないが、なぜかし
らん、この曲は言葉が聞き取りにくい(--(2)、(3)は、言葉がよく
聞き取れた)。当たっているかどうか、(1)については、より意識して、
言葉をハッキリ言う(歌う)工夫が必要なのかもしれない。

楽譜を見たことはないので単なる印象だが、(5)が一番難しいので
はないかしらん。SVEはよく歌っていた。
演奏後は、久邇先生への花束贈呈。久邇先生は、「えっ、僕にいた
だいていいの?」という表情。

2.フィンランドの男声合唱作品より~建国100年に寄せて~
14時28分に藤森さんが登場。
--2014年は「ムーミン」のトーベ・ヤンソン生誕100年、2015年
はシベリウス生誕150年、そして今年2017年はフィンランド独立
100年です。スウェーデン語とフィンランド語は、英語と日本語くらい
違います。フィンランドはスウェーデンに600年支配された後、ロシ
ア領となったが、ロシアのアレクサンドル2世はフィンランド語の使
用を奨励・・・・・・等々おもしろい話があった。
(1)湖の岸辺にて
(2)イソタロのアンティとランナンヤルヴィ
指揮の太田先生は、以前より長髪に?(2)はおもしろい和声。
(3)呪文
フィンランドは「言霊(ことだま)」の国だそうだ。音域が広い。自分の
音だけをキッチリ歌えばいいのだが、ハーモニーが頭に入っていな
いと難しそう。

(4)大きなラルラ
意味のない、ナンセンス詩。奇声にはクスクスと笑い声。
(5)寄せる波濤
(6)ユモレスク
(5)、(6)はシベリウスの曲。シベリウスの家はスウェーデン語を喋っ
ていたという。彼はフィンランド語の学校へ。藤森さんは原稿を持たず
にスラスラお話になる。勉強がお好き?シベリウスも標準的な和声で
はない。しかし、はまれば気持ちいい。
演奏後、太田先生に花束贈呈。

休憩中は、下田さんはじめ福島高校OBの方と談笑。

3.A Cappella A La Carte
 さらにフィンランド作品を
(1)海へ
スウェーデンで大人気の曲。藤森さんが指揮しながら。
(2)子守唄 
Topは薄い声。低音は五線の下、ローbだという。
(3)中庭のタンゴ
やや速めの曲。ここでもTopは薄い声。
 日本のアニメソングから
今年は、日本のアニメ100年でもあるという。
(4)ムーンライト伝説
新入28歳氏が指揮。リズム感がよかった。
(5)創世のアクエリオン
私は初めて聴いた。おもしろい歌詩。必死に歌うのがおもしろかった。
 いろいろと
(6)On Broadway
アメリカ的な曲で、リズム、ハーモニーが難しそう。
(7)The Modern Man
やたら歌詩が多い曲。藤森さんが少し歩きながらの指揮。やや流れ
が悪かった?
(8)Sugar(When My Sugar Walks Down The Street)
ソロの声がいい。

アンコールは、リクエストだそうで、川口さんのソロによる「アカシアの
径」。速めのテンポで、さっぱりとした、ザッハリヒな演奏だった。


終演後、ごった返すロビーで藤森さんを見つけたので、彼の後ろから
肩を叩いて、何も言わずに引き上げた。



帰りの半蔵門線上り、ジーパンにブレザー姿の欧米人が地図に首っ
たけ。
"Where are you going?"
と私が訊くと、
"Kudannsita."
"What? Kudannsita. Oh, go back."
彼はすごすごと青山一丁目で降りて行った。








12:00 八重桜はもう少し?


12:04 桜通り


12:05


12:05


12:05 雨もまたよし。


12:06


12:07


12:08 しだれ桜


12:09


12:17 あざみ野


12:24


12:25 たまプラーザ東急百貨店前


12:25


12:26


12:29 たまプラーザ


13:03


13:09


13:14


13:17


13:18


13:19


13:20


13:20 ソフィア通り


13:20


13:21


13:22 上智大学


13:22


13:23


13:23


13:24


13:24


13:25


13:26


13:26


13:27 紀尾井ホール


13:28


13:33


13:34


13:35


13:48 ここのトイレはTOTO 


13:50


13:51


13:56


15:00 休憩中


15:00


15:01


16:01 お開き


16:04


16:05


16:05 ホテルニューオータニ


16:05 近江彦根藩井伊家屋敷跡


16:06


16:08


16:08


16:08


16:09


16:10


16:12


16:13 開業25周年記念 ガス燈 
平成元年9月1日 寄贈 東京ガス株式会社


16:13


16:14 紀尾井坂


16:14


16:15 紀尾井町通り


16:15 八重桜はまだまだ。


16:16


16:17


16:17 清水谷公園


16:18 同上 しだれ桜


16:18


16:20


16:20


16:21 紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡


16:21


16:24


16:27


17:02


17:03


17:16


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