人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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小林亜星「青春讃歌」 そして岡田忠彦先生

2009-06-07 04:42:08 | 音楽
音楽に真に感動したとき、出谷啓氏はサブイボ(関西弁。鳥肌のこと)が立つとい
うことを書いておられた。私の場合は、突然、身体が硬直して周りが見えなくなる
か、二の腕に力が入るか、または涙が溢(あふ)れてくるかである。

岡田忠彦先生の指揮で忠友会の混声「青春讃歌」を初めて聴いた時がそうだった。
小林亜星の「青春讃歌」という歌を、今年のワグネルOBオムニバス・コンサート
で忠友会の演奏を聴くまでまったく知らなかった。女声もよかったが、男声の、と
くに、強いテノールがすばらしかった。混声のテノールは主旋律を歌うことが少な
くても強くなければならない。弱いテノールはおもしろくない。

岡田先生の指揮ぶりはなんてことはない、普通に指揮しているだけのように見え
た。ところが、そこから外に向かって放射される、全員の<気持ち>、音楽のなん
とすばらしいことか。それにしても岡田先生はおいくつなのかしら。80歳は超えて
いるはずだ。

当日のライヴ録音をワグネルOBにして忠友会メンバーであるSさんから送ってい
ただいた。頂戴してから何十回と繰り返し聴いている。そのライヴ録音を聴くたび
に感動がよみがえる。同時に歌われた「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も感動的な
演奏だ。


「青春讃歌」(→こちら)は楽友会に歌い継がれている、一種の愛唱歌のようである。
(注)「こちら」の「記念文集」はおもしろい!必読です。



なお 今年4月18日の「オムニバス・コンサート」については→こちら

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