人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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9/10 東京二期会『トリスタンとイゾルデ』

2016-09-18 05:00:00 | 音楽

9月9日(金)、東京二期会のオペラ公演『トリスタンとイゾルデ』を堪
能する(於東京文化会館14時開演 3階3列18番)。

<二期会とワーグナー>
二期会がワーグナーの主要な作品を取り上げるのは、
『さまよえるオランダ人』2回
『タンホイザー』4回
『ローエングリン』1回
『ラインの黄金』2回
『ワルキューレ』4回
『ジークフリート』1回
『神々の黄昏』1回
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』2回
『パルジファル』2回
で、この『トリスタンとイゾルデ』は初めてという。
大野徹也公演監督によれば、これはひとえに登場人物に有能な歌
手(少なくとも6人?ダブルキャストではその倍)をそろえることが困
難という理由だ。

<ワーグナーの音楽>
今回、初めて、通して生で聴いたが、第1幕の前奏曲--終わりそ
うで終わらない旋律もさることながら、それに劣らず、第3幕の前奏
曲もすばらしい。
ワーグナーの音楽は、後世の作曲家に大きな影響を与えている。
前奏曲は、はじめて聴くと映画音楽?と思うかもしれない。

ロペス=コボス氏と読響は大変よかった。3時間50分近く--休憩
があるとはいえ、「第九」の約3倍を演奏するとは、大変なことだ。

<各歌手の活躍>
第3幕開始前に、大野公演監督の挨拶があり、何かと思いきや、「ト
リスタン役のブライアン・レジスター氏は、本日、少し体調を崩してお
りますが、最後まで務めさせていただきます」という話があった。--
それほど不調とは思えなかったけれど・・・・・・。

イゾルデの横山さんは、堂々たる体形を生かして、最後の「愛の死」
まで大熱演だった。全幕に登場し、最後の最後で数分間「愛の死」
を独唱するのは驚異的なことではないかしらん。

大沼さん(クルヴェナール)と加納さん(ブランゲーネ)は、はたして
立派な声でかつ上手かった。ヨーロッパでもかなり活躍できるので
はないかしらん(--加納さんはすでに欧州で活躍されてきたけれ
ど)。お二人には拍手も大変多かった。

第3幕の終盤、マルケ王の嘆き--「Alles Tod!だれもが死んだ」
もグッと来た。清水さんは、低く、太~い声を出していた。

なお、二期会合唱団には、都留俊輔さん、和田ひでき(早稲田OB
?)さんが入っていた。

会場では、栗林義信、高丈二各氏の元気なお姿を見られた。


少々余談だが、今年5月、メガネを作り直したら、字幕がよく見え、
喜ばしかった。小さなことでも「改善」は大切だ。

<キャスト>
トリスタン;ブライアン・レジスター(Bryan Register)
マルケ王;清水那由太
イゾルデ;横山恵子
クルヴェナール;大沼 徹
メロート;今尾 滋
ブランゲーネ;加納悦子
牧童;大野光彦
舵取り;勝村大城
若い水夫の声;新海康仁

指揮;ヘスス・ロペス=コボス
管弦楽;読売日本交響楽団
合唱;二期会合唱団
演出;ヴィリー・デッカー

公演監督;大野徹也


プログラム



12:18 まだまだ日傘


12:23 しかし、秋の雲?


12:26 さどや跡


12:26 コスモス、コスモス、ああ、コスモス、コスモス。


12:31 少年(&少女)サッカー軍団


12:35 急行


13:02 表参道


13:27 上野着


13:31


13:34


13:35


13:35


13:37 「プレミエ・キャンペーン」


13:38


13:38


13:44


13:45 3階座席案内図


15:26


15:27 おやつにサンドウィッチを


15:38


15:40 小ホール


15:44


15:44


15:44


15:51

--第2幕--


17:13


17:14


17:17


17:18 定礎
昭和33年12月起工
昭和36年3月竣工


17:18 国立西洋美術館 説明不要?


17:19


19:19


17:22


17:22

--第3幕--


19:04


19:11


19:27


20:08 車内


20:09 あざみ野着


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