9月9日(金)、東京二期会のオペラ公演『トリスタンとイゾルデ』を堪
能する(於東京文化会館14時開演 3階3列18番)。
<二期会とワーグナー>
二期会がワーグナーの主要な作品を取り上げるのは、
『さまよえるオランダ人』2回
『タンホイザー』4回
『ローエングリン』1回
『ラインの黄金』2回
『ワルキューレ』4回
『ジークフリート』1回
『神々の黄昏』1回
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』2回
『パルジファル』2回
で、この『トリスタンとイゾルデ』は初めてという。
大野徹也公演監督によれば、これはひとえに登場人物に有能な歌
手(少なくとも6人?ダブルキャストではその倍)をそろえることが困
難という理由だ。
<ワーグナーの音楽>
今回、初めて、通して生で聴いたが、第1幕の前奏曲--終わりそ
うで終わらない旋律もさることながら、それに劣らず、第3幕の前奏
曲もすばらしい。
ワーグナーの音楽は、後世の作曲家に大きな影響を与えている。
前奏曲は、はじめて聴くと映画音楽?と思うかもしれない。
ロペス=コボス氏と読響は大変よかった。3時間50分近く--休憩
があるとはいえ、「第九」の約3倍を演奏するとは、大変なことだ。
<各歌手の活躍>
第3幕開始前に、大野公演監督の挨拶があり、何かと思いきや、「ト
リスタン役のブライアン・レジスター氏は、本日、少し体調を崩してお
りますが、最後まで務めさせていただきます」という話があった。--
それほど不調とは思えなかったけれど・・・・・・。
イゾルデの横山さんは、堂々たる体形を生かして、最後の「愛の死」
まで大熱演だった。全幕に登場し、最後の最後で数分間「愛の死」
を独唱するのは驚異的なことではないかしらん。
大沼さん(クルヴェナール)と加納さん(ブランゲーネ)は、はたして
立派な声でかつ上手かった。ヨーロッパでもかなり活躍できるので
はないかしらん(--加納さんはすでに欧州で活躍されてきたけれ
ど)。お二人には拍手も大変多かった。
第3幕の終盤、マルケ王の嘆き--「Alles Tod!だれもが死んだ」
もグッと来た。清水さんは、低く、太~い声を出していた。
なお、二期会合唱団には、都留俊輔さん、和田ひでき(早稲田OB
?)さんが入っていた。
会場では、栗林義信、高丈二各氏の元気なお姿を見られた。
少々余談だが、今年5月、メガネを作り直したら、字幕がよく見え、
喜ばしかった。小さなことでも「改善」は大切だ。
<キャスト>
トリスタン;ブライアン・レジスター(Bryan Register)
マルケ王;清水那由太
イゾルデ;横山恵子
クルヴェナール;大沼 徹
メロート;今尾 滋
ブランゲーネ;加納悦子
牧童;大野光彦
舵取り;勝村大城
若い水夫の声;新海康仁
指揮;ヘスス・ロペス=コボス
管弦楽;読売日本交響楽団
合唱;二期会合唱団
演出;ヴィリー・デッカー
公演監督;大野徹也
プログラム
12:18 まだまだ日傘
12:23 しかし、秋の雲?
12:26 さどや跡
12:26 コスモス、コスモス、ああ、コスモス、コスモス。
12:31 少年(&少女)サッカー軍団
12:35 急行
13:02 表参道
13:27 上野着
13:31
13:34
13:35
13:35
13:37 「プレミエ・キャンペーン」
13:38
13:38
13:44
13:45 3階座席案内図
15:26
15:27 おやつにサンドウィッチを
15:38
15:40 小ホール
15:44
15:44
15:44
15:51
--第2幕--
17:13
17:14
17:17
17:18 定礎
昭和33年12月起工
昭和36年3月竣工
17:18 国立西洋美術館 説明不要?
17:19
19:19
17:22
17:22
--第3幕--
19:04
19:11
19:27
20:08 車内
20:09 あざみ野着
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