合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

華やかなドッグレースの残酷な舞台裏

2009-03-31 | アニマルレスキュー
無知でした。ドッグレースについて。今まであまりにも無関心過ぎました。
穏やかな目をしたグレイハウンドは好きな犬種なのに。

足の速いグレイハウンドが、レース犬としての寿命を終えたあと、献血犬として幸せに余生を送るケースは、獣医大学で見たことがありました。

でも。
大部分の引退犬たちは虐殺されていた(いる)なんて。そんな扱いを受けていたなんて。

そこまでして、レースを楽しみたいですか。
闘犬はイリーガルだけど、ドッグレースはリーガルだから、そんな非人道的なことがされているとは夢にも思いませんでした。

ドッグレースについて。私の尊敬するドッグトレーナーでもある、まるくるさんがレポートしてくれています。是非ともご一読ください。


まるくるさんのブログ『それでいいんだわー。』より

華やかなドッグレースの残酷な舞台裏

記事より、一部だけ引用させていただきます。


今現在、ドッグレースの盛んな国はアイルランド、アメリカ 、イギリス、オーストラリア、スコットランド、ニュージーランド、マカオだそうです。

日本ではドッグレースはやってないんだから、という問題ではありません。
ドッグレースが盛んな国は日本からの旅行者も多い国もあり、せっかくの海外旅行だし、ちょっとした経験、ちょっとした冒険程度のノリでレース会場に足を運ぶということもあるでしょう。

もし1度でもドッグレースに行きたいと思ったり、実際にドッグレースで賭け事をした経験があるのなら、レースに関わっているグレイハウンドたちがどのような扱いをされ、そして、どれだけ残酷な最期を迎えているのかを知るべきだと思います。 
この悲惨な状況を作るのは誰でもない賭け事をする人間なのですから。
虐待以上のことに加担しているということを忘れないでください。


パピーミル・闘犬・そしてドッグレース…どれもこれも、知ろうとしない私たちに責任の一端があります。こんな傲慢が許されて良いわけがありません。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (elm)
2009-04-01 15:31:09
ひどいという言葉では言い表せない、命の地獄ですね…。
関係者の中には普通に暮らして家族を持って毎日の生活を営んでる人もいるのだろうと思うと、そのことにもぞっとします。

見なかったこと、知らなかったこと、知ろうとしないことで、なかったこと・ないことにはならない。
目を背けたいし耳も塞ぎたいです。
感じる痛みも悲しみも自分の器からは溢れそうな量だから。

でも全ての感情と命の入った器ごといとも簡単に、しかも大量に砕かれ続けているこの子達のことを思うと、知ることがせめてもの償いになってほしいと願いたいです。
命も恐怖も取り返しがつかないものだけど。
そういった気持ちが半歩ずつでも良い方向に向かう原動力になることを願ってやみません。
少なくとも目を瞑らずやり過ごさないことが今、私にできる精一杯のことです。
あまりにも無力ですが。。。。
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Unknown (キキナナ)
2009-04-01 22:35:30
東京に住む私の妹カップルは、2年ほど前にオーストラリアから、チャドという名前の引退犬をアダプトしました。
来たばかりの頃は、まだ若いのに(5歳、オス)死んだような目をしていて、何をするにも無気力で、人生をあきらめきってしまったようなおとなしい犬でした。
人間のいうことにはとても素直に従うのですが、人間に甘えることも知らない、先住犬たちとの遊び方も知らない。。。
今までレースを走ることと人間の命令を聞くことしか、知らなかったんでしょうね。
今では愛情をたっぷり受けて、だいぶ普通の犬らしく、表情が出てきました。遠慮がちですが、少しずつ甘えてくれるようになりました。まだまだ模索中ですが。

大半のグレイハウンドたちはチャドのように人間と普通に暮らす幸せを知らないまま、意味もわからず殺されてしまうんですね。涙が出そうです。
なんだか、ドッグレースに対して、ASPCAなどの組織があまり反対・賛成の立場を明確にしていないような、、、だから闘犬などに比べて、動物虐待であるという認識がまったく浸透していないような気がするんですけど、そんなことはないですか?

この問題を考えるきっかけを下さってありがとうございます。
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Unknown (まるくる)
2009-04-02 04:13:15
ブログ訪問者の人数が跳ね上がったので見てみたら...あぁTAMAさん、転載&リンク本当にありがとうございます。 感謝の気持ちでいっぱいです。

実はあの記事をアップした後、色々調べてみたのですが、グアムのレース場が閉鎖されたことを残念がっていたり、これからドッグレースが盛んな国に旅行するので是非レースを見に行きたいという言葉を見つけては、やっぱり知らない人が多いんだって改めて肩を落としました。 今できることって“決してドッグレースに足を運ばない”こと、そしてこの“悲惨な現状を広める”こと、あまりに微力すぎてこれもまた辛いのですが、それでも出来ることからやらなくてはいけないって思います。

キキナナさんのチャド君の話には涙が出ました。 レース現役犬は狭いケージの中で1日のほとんどを過ごし、人との接触も限られているので全てを閉ざしてしまっているんですよね... でも引退後に新しい犬生を幸せに暮らしている子の話はとても嬉しい。 これからもチャドくんに幸せがいっぱい降り注ぎますように...
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Unknown (たいゆう)
2009-04-02 10:32:30
先月だったか、義弟が結婚し犬を飼い始めました(私の勝手な想像ですが、嫁が犬を飼いたいと言ったんだと思う)。アパート暮らしなのに不思議だなとは思いましたし、嫁も勤めに出ているので、日中は義弟が営業しているお店で、お客さんの迷惑にならないように、奥にゲージをおいて世話をしています。トイプードルと何かのハーフだと言っていました。成犬でも小さい犬です。飛行機に乗ってやってきたと自慢げに・・・・・。だから保健所が無くならないのよ、近所に犬の保護施設があるし、保健所に行って引き取ってくればいいのに、と言った所『行ったけど成犬は、ものすごく吠えるし、子犬も成長したら大きくなりそうな犬ばかりだったから買えないなと思って』と言うような返事が返ってきました。犬を見ていると、ただお洒落の道具くらいに思って(嫁にねだられたんだろう=私の勝手な想像)飼ったんだろうなーと腹が立ってきました。
アルバイトをしていて、一つのゲージに最大で4頭入れられて保健所へ運ばれていく様子を何度も見てきました。助けてあげられない自分と、仕方が無くやっている係員。子犬か子猫が数頭の時には係員も露骨に嫌ななんともいえない表情をしていました。わざわざ飛行機で輸送してまで購入する・・・・・犬が好きだからだとは、とても思えませんでした。現実は、とてもとても・・・・・運ばれていく動物を見ると、購入しようと言う気持ちにはなれません、私は。
義弟には「犬にも人生があるからね」と長男が犬を飼いたいと時々言うのよ~~という話を絡ませながら言いました。

バラバラな文章で、ごめんなさい。
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Unknown (utena)
2009-04-03 00:10:06
はじめまして。
いつもいつも楽しく読み逃げばかりしてましたが、今回ばかりは・・・
ドッグレースに使われる犬たちの酷い扱われようについては、以前聞いたことがあります。
日本でも引退競走馬については、もう心が潰れてしまいそうです。
彼らのことを、経済動物と言っておしまいにしたくありません。
牛や豚や鳥を食べて何言ってんのという事になりますが・・・
私たちは、動物や植物の命をもらって自分たちの命を繋がねばなりません。
だから常に命というものに感謝や尊敬の念を持ち、最も大切にすべきものだと思うのです。
たとえ虫けらといわれるものの命であっても!
人間に利用されるだけされて、用済みになればポイだなんて許せない!

家には今年12歳になるアメコカの女の子がいます。小さい時もかわいかったけれど、今のほうがもっとかわいい。後何年いっしょにいられるのだろうかと思うとより愛しく思います。

残念ながら、今の私には不幸な彼らのためにできることは何もありません。ただただ、どうかと祈るばかりです。そして無駄と知りつつ、何か出来ることはないかと思案してため息をつくのです。
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Unknown (KYO)
2009-04-03 13:25:09
すいませんドッグレース行った事があります!
言い訳だけど、私が「行きたいから連れてって!」と頼んだわけではなく、オーストラリアの知人が連れて行ってくれたんです。
当時(20年前)には、娯楽としてはアタリマエというか・・・。
もちろん、連れて行ってくれた知人は動物虐待派じゃないよ。
それどころか、動物愛護の立場からベジタリアンだった人でした!
それくらいみんな認識がなかったと思います。

でもそのレース場は閉鎖になっちゃいました。
閉鎖になったときに、その理由を知りました。
オーストラリアでは、RSPCAの活躍もあって、公認のドッグレースは下火になりつつあると認識しています。

でもその代わり、非公認の闇闘犬が盛んになりつつあるらしいです。動物保護に熱心な人がたくさんいる一方で、不思議だよね・・・。
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Unknown (たかこ)
2009-04-03 15:24:03
うーーん、泣きながらリンク先の写真を見ました。何故と言う言葉しか浮かびません。

人間って残酷なことをしてしまいますね。

苦しいけれど知ってよかったと思います。
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Unknown (TAMA)
2009-04-03 20:36:48
☆elmさん、
本当にもう、あの写真を見て目の前が真っ暗になりました。軽い気持ちで「ドッグレースを見たい」と思う人は多いでしょうから、こうして、知ること、伝えることは無意味ではないと思います。
娯楽のために命をもてあそぶ…それを何とも感じなくなってしまうのでしょうかね。
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Unknown (TAMA)
2009-04-03 20:43:51
☆キキナナさん、
ASCPAからは近頃、アザラシの件と、時々パピーミルの件のニューズレターが来ますが、おっしゃる通り、ドッグレースについては今まで中心に扱われたことがなかったように思います。
チャド君は運良く生き地獄から救われたのですね。温かい家庭を知ることができて本当に良かった。
Hopeも、パピーミルでの虐待からレスキューされて、半年後に我が家に来た頃、まるで表情がありませんでした。そのせいで半年間、引き取り手がいなかったほど。人間もそうだけれど、適切な時期に適切な環境を与えられないと、年齢相応の発達に支障が出てしまうんですね。天使のような子だったけれど、自分の要求を伝えることや甘えて人の気を引くことは最後まで苦手なままでした。
でも、命が助かった子たちはまだいい。今日も人間のお金と娯楽のために悲惨な最期を迎えている動物たたちがたくさんいるんですね。
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Unknown (TAMA)
2009-04-03 20:51:06
☆まるくるさん、
こちらこそ。まるくるさんが取り上げてくださらなかったら、今頃まだのほほんと何も知らずにいたはずです。何度もグレイハウンドレスキューに遭遇しているのに…どうして気づかなかったんだろう…

ドッグレースには確かに明るいイメージがありますよ。闘犬なんかとは全然違って。裏側を見せたらイメージはどう変わるか。それができないのならやはりそれは間違いだし、淘汰されるべき娯楽だと思います。
足の速い個体を得るために、必要数を大幅に上回る繁殖をさせ、いらない個体はどんどん「処分」していくそうですね…そして、用済みになった子たちも…堂々と商売するのなら、そういった舞台裏も全部公開して、それでも客が来るのかどうか、知って欲しいものです。自分たちがやっていることを、きっと闘犬よりはマシと思っているのでしょうが、全く同じレベルだと思います。

知らせること。広めること。どうしたらいいのでしょうね。
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