カタスミ

パンズ・ラビリンス

恐怖政治を収める軍の大尉と再婚した母親に連れられ
山奥へ連れてこられたオフェリア。
そこで不思議な妖精に導かれ迷宮へ入り込む。
守護神パンに実は自分は地底王国の王女だと伝えられ
試練を乗り越える事で国に帰る事ができると言われる。
オフェリアは恐ろしい義父から逃れる為奔走する事に。
以下ネタバレあり。



















ファンタジーなんですがどっちかって言うとグロい系です。
妖精もかわいくないし人はいっぱい死ぬし…
でかい虫がいっぱい出てきますが虫はやめてくれろ…

守護神パンから数々の試練を与えられるのですが
わざわざ一張羅着たタイミングで泥沼に入るし
食べるなって言われてるのにつまみぐいするし
ん??って思うところがいっぱいありました^^;
義父がめっちゃ怖くてすぐ人殺すし
妊娠している母親は具合が悪く
あんまり下手な事するなよ~ってヒヤヒヤした^^;
その母親も中盤で出産中命を落としてしまったので
もうそうなったらなりふり構ってられないし
好きにやってくれって感じになりましたが
ただほんとオフェリア鈍くさいんだよなぁ…

オフェリアは最後のチャンスとして
赤ん坊を迷宮に連れてくるように言われるのですが
それもわざわざ義父が部屋にいる時に入り込むし
魔法のチョークをわざわざ机に置き忘れるし
死ぬほど鈍くさくて、んんん~???ってなりました^^;
飲み物に薬混ぜ込んだりして義父の妨害をするんだけど
この義父、ラスボスなだけあって超タフです…
案の定赤ん坊連れ出すところ見つかって
ムスカ並に追いかけられる事に…

結局オフェリアはこの義父に殺されちゃうんですが
それによって地底王国に戻る事ができたって
なんとも皮肉な話でありました。
ただこのまま生きてても不幸な感じもするので
こういった展開の方が本人的には良いのかもなぁ…と複雑な心境。

魔法の世界の冒険って感じではあるのですが
とにかく不穏で不幸な時代であったので
それに耐えきれなくなった少女が
空想の世界で自らを慰めていたという話にも見える。
現実は戦争だの殺人だのやってるのに
オフェリアだけが別世界にいる感じだったし…
ただ魔法のチョークで自由に扉を作ったり
マンドラゴラで母親の容体を良くしたりしてたので
やっぱりそこに魔法はあったって事かね。

なんとも切ないラストでありました。
赤ん坊だけはたくましく育ってほしいものです。
星は3つ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「映画感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事