50歳の育児日記

うつ状態になり休職、復職
子供の誕生、Uターン・・
50代を目前に授かった子供の育児を中心に日々の暮らしを綴ります

そして誰も何もしなくなる!? ~NHKドキュメンタリーWAVE 訴えられた科学者たち~

2012年08月19日 | 映画マンガ書籍、テレビに芸能も
かなり衝撃的な内容でした

NHKドキュメンタリーWAVE 8月18日放送の「 訴えられた科学者たち ~イタリア・地震予知の波紋~」

群発地震が大地震の予兆じゃないかと、不安になる住民
これは、大地震の兆候だと喧伝する、主流でない地震予知科学者
行政が、専門の科学者を集めて見解をまとめる

群発地震が大地震の予兆である可能性は低いと、行政が発表し、テレビと新聞が報道

そして、大地震が発生し、壊滅的な被害を受ける


生き残った住民は、政府の「安全宣言」を信じて避難しなかったので、被害が増大した、と
「安全宣言」を発表した行政の責任者と科学者を『殺人未遂』で訴えている、という内容です


これで科学者が有罪になったら、きっと誰も地震予知なんて研究はしなくなるでしょうね


行政の「安全宣言」を信じたから家族を失った、訴えたい気持ちはわかるのですが、相手は自然現象なんです。
科学は、いつの時代もすでに何でもわかっているように錯覚をしがちですが、実は何もわかっていないのがホントのところ
群発地震が大地震の予兆だと喧伝している科学者も、他の地震の全てを正確に言い当てているのであれば、無視した学会に問題はあったのでしょうが、果たして精度はどのくらいなんでしょうか。

また、いたずらに住民の不安を煽り、パニックを誘発するのがもっと恐いと思うのです
むしろ、昔から周期的に地震がくる地域のようですから、耐震基準の整備や、耐震補強を優先すべきだったのでは、というようにも感じます。

いずれにしても、科学者を責めるのは、かなり無理があるように感じました。

おそらく、無罪判決が下ったところで、市民は納得しないでしょうね
かといって、有罪なら科学者は、きっと何もしなくなるでしょうね
裁判の結果、果たして何が得られるんでしょうか


医療の世界でも重量道に加え訴訟を恐れて、極端になり手が少なくなっている科もあるという話を聞きますよね
教育でも、訴訟は少なくても、いわゆるモンスターペアレンツの存在が、教師を蝕んでいるようです。


行政のやることに、失敗はありえない
客ののぞむモノは、全て希望通り与えるのが当然

はたして、ホントにそうなんでしょうか

なんでも、簡単にあたりまえのように手に入ると錯覚しがちな現代
感謝をしなくなった私たち
いろんなことを、少し考え直す時期なのかもしれなないですね





最新の画像もっと見る

コメントを投稿