《湯の泉 東名厚木健康センター公式Xより借用》
東名厚木健康センターも逝ってしまうのか💔
2025/3/30蒙古斑=SUM41を見送った。その後4/15か16あたりにgooブログ終了のお知らせで衝撃が走った。そして先日“嵐”の活動終了の報告で日本中、世界に衝撃が走った。
近日、自分の周りから色々なものが去って逝く
大抵は自分が気に入ったものばかりが姿を消していく。それらと縁が切れていくのは非常に悲しい。
共通することは、自身が関心を持つ少し前あたりから“終わりの始まり”の兆しが出ていた事である。
蒙古斑=SUM41に手をつけ始めたのは2020年11月頃である。コロナ禍であり、フロントマンは「2020年終盤に差し掛かる頃からSUM41の終わりが見えていた。」と言っていたらしい。音楽記事による。私個人の勝手な私見では、SUM41の本当の解散理由は、経営難であると考える。
ここに書くのを忘れたが、スフバートルコーヒー☕︎も2023年5月一杯で遠方へ移転してしまった。移転理由は地主とのトラブル。
スフバートルが雇った弁護士が来て、地主1人とスフバートル側の修羅場のシーンと出くわした日があった。
揉め始めたのは、2022年3月ぐらいから。
自分がスフバートルコーヒー☕︎を地図上で見つけ、初訪したのが2022年4月。
東名厚木健康センターは紙にあるように、2025年8月31日閉店予定で、閉店理由が“設備の老朽化”である。そして、設備の顕著な不具合が起こり出したのが2024年夏であった。
自分が初訪したのが2024年8月29日であった。
その日は”漢方効仙薬湯“も“草津温泉”もなく、透明の湯で、内の湯があつ湯、露天がぬる湯であった。
岩盤浴もあるはずだが、これも閉鎖。そんな中でもその日、人が少なくはなかった。この日は台風が来ていたので、出張に来て交通機関が止まり、帰れなくなった人も多く宿泊していたのだろうと考えられた。
自分はその日、気まぐれで宿泊。
ノスタルジア溢れる空間であった。宿泊した日は台風だった為テレビは台風情報ばかりで面白くはなかった。夜通し自治体から来る災害情報でよく眠れず。翌朝、朝風呂♨️に入り7:30に出る。気持ち良かったがその後の暴風雨で台無しに😑
雰囲気はアットホームで、昭和で、旅館のような雰囲気で感じの良い空気であったが、謳い文句にしている薬湯や、“爆風ロウリュウイベント”がなければ面白くはない。
そして暫く遠のいていた。令和の時代に“健康ランド”が健在で厚木にあることを今まで知らずにいたので、ネット上で見つけた次の日に行ってみたのだった。
ここは地方の健康ランドと同じように、歌謡ショーがあり、ビンゴ大会やカラオケ大会があり、家族連れが多い。また行きたいとは思っていたものの、風呂があれでは。と遠のいていた。
“効仙薬湯”と“草津温泉”は2024年の夏頃から注入設備の故障により、使えなくなった。これらは修理不能との結論に達し、“効仙薬湯”は“ラッコ湯(川芎(センキュウ))“”草津温泉”は“別府温泉鉄輪(カンナワ)の湯“に変わった。これは2024年終盤であった。
正月明けに足を運ぶ。その日は開店と同時に入店。この日は晴天☀️以前とは全く違う雰囲気であった。人が多く、その日はサウナのアウフグース・爆風ロウリュウイベント🔥があり、それに参戦。アウフグースとは、ドライヤーの柄を長くしたもの。サウナ温度は90°Cぐらいで尋常では3分も持たないが、イベントでは耐えられた。人が15人超で人気があった。最後の最後に希望の数を言って、その数アウフグースの熱風を当ててくれる。
慣れた人になると50回とか100回とか言う人もいる。自分は初心者なので30回とかで止めておいた。最後の人が気を遣ってか?5回とか言うとスタッフに“ありがとうございます”と言われる。仮に100回とか言ったらもの凄くハラワタ煮えくりかえるんだろうね。
初参戦だが、想像以上に刺激的で面白かった。ロウリュウイベント後の、氷水で冷やしてあった強炭酸水無糖は、ウォッカのような刺激があり、ほろ酔い気分になれる。露天休憩スペースで風に当たるのは気持ち良かった。
更衣室の自販機に酒は売っていない。この風呂屋の自販機という自販機に酒類は売っていない。当たり前だが飲んで風呂で暴れられても迷惑である。
*自分は強炭酸水でほろ酔い気分になるが、酔って暴れたり吐いたり泥酔したりはしない。
ドリンク容器を入れる用の氷水を用意される風呂屋はここだけしか知らない。炭酸は冷やした方が強くなると言うのでこれは良い。食用氷🧊も用意してくれている。
露天風呂室は、趣を凝らした旅館のようで、昭和ノスタルジアの世界観そのもの。車で遥々遠出した気分になる。夜などに来店したときは、東名高速上にあるオレンジ色の水銀灯を眺めていると、子供の頃の旅行前日のワクワク感と同じ感覚が掻き立てられる。高速っていいな。親戚たちがたくさん生きていた頃の昔を想うのであった。あの頃は本当に楽しかった。
水風呂も10°くらいで、真冬の水風呂でカキコキになった状態で炭酸泉に入るのは気持ちが良い。強炭酸泉があればいいのに。それ以前に電気風呂がある。
風呂を出た後は漫画室で読書📖
蔵書もノスタルジアそのもの。自分はここでマキバオーを読むのが楽しみである。マキバオーは何を境に“〜なのね”を口癖とするようになったのか。振り向くマキバオーイラストは可愛い。この漫画は色々と勉強になる。昔アニメがテレビ放送されていた。“馬並みなのねー あなたとってもー 馬並みなのねー 馬並みなのねー”
懐かしい。
その後大広間で昼食。職員を呼ぶのに押しボタン式ではなく、挙手で呼ぶ暗黙のルールがあるらしく、職員に対して大声を出す人は誰もいなかった。
中華定食は千円もしないが、とても美味しい。特にレバ韮が美味しかった。どうやらトマトサンラータンが名物らしい。次回是非食べてみたい。
食後にレディースDay限定のチョコレートパフェを頼み、以前のレディースDayで貰ったドリンクタダ券でドリンクを注文。“ソーダ水”を注文。
シャボネット色ソーダ水💚
チェリー🍒までつく。
初訪の夕飯後、食器の下げる場所についてまごついていた時、他のお客さんに置いて行って大丈夫ですよと教えてくれたのを思い出した。
その後、クレーンゲームをして、お土産を購入して送迎バスで本厚木駅へ。
お土産
・岩泉 龍泉洞 地サイダー
・コカコーラ ICY SPARK 強炭酸水無糖
・効仙薬湯本舗 救養草
・ヒバ・チップ
これらは、他の所では売っていない。岩手県のアンテナショップに行けば龍泉洞 地サイダーは売っている。
♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️
東名厚木健康センター🦦の人的環境は、職員も他のお客さんも、フレンドリーというのとは少し違うが、自然な感じで話し掛けてくる人が多い。それも世代(年齢)関係なく。
そして距離感も丁度いい。
いつ行っても他の客や職員のナチュラルに話し掛ける気質は変わらない。これは草加健康センターでも同じなのだろうか?
受付レジカウンターも、風呂清掃員も、大広間の注文受ける人も、笑顔で友好的である。
昭和色濃厚なので、あつくるしいのかと思ったが、案外そうでもない。健康センターでは気軽に他人に話し掛けるので、自分も自然と話し掛けれるといった感じだ。自分は最上級のシャイで人見知りだが、これは環境の力だと思った。自分は此処ではそうしてよい、という認識が頭のどこかにインプットされたのかも知れない。
厚木センターは、草加センターより新しい。しかし、“設備の老朽化”である。厚木は創業28年目。昭和ノスタルジアを強く感じるが、意外にも創業は平成である。
風呂に浸かりながらいつも思うのが、“操業年数の割に建物がボロ”だという事。このボロさがレトロ感に彩を与える。
一方、風呂の女子トイレの戸が壊れたまま一向に治されない事、ガラス窓にヒビが入っている箇所が所どころ見受けられる事、電気風呂の右から2番目の枠のみ電力が強いが他は強くはない事(日やその時々によって違う)岩盤浴が稼働しなくなった結果、ドライヤーのあるパウダールームと称される空間になってしまった事、塩サウナ室が単なる休憩室になってしまった事など、あらゆる所に痛々しさが見てとれる。
この建物は健康センターの為に建造されたのだろうか?創業年通りの建造なら、こんなにボロではないはず。自分の勝手な妄想では、昭和に建造されたパン工場とか食品工場🏭の居抜き物件を改装して、温浴施設にした。知らんけど。そう思わされる。
湯の泉 東名厚木健康センター近日のX(ツイッター)を見ると、設備の老朽化の酷さがよく分かる。
男子サウナ室修繕工事、男子サウナヒーターの故障、部品交換、配管工事、ボイラー室機械トラブル等、4月に入ってから相次ぐ不具合、工事。
男子サウナ室は以前からあまり調子が良くは無かったらしい。
自分事になるが、裏庭のドア破損→修理に始まり、ガス周り、水周りの老朽化による交換が相次いだ。3年前、ガス台の老朽化による不具合→交換から始まり、ガス給湯器の老朽化→交換、トイレタンク内の水漏れ→部品交換、風呂のプッシュ栓の劣化→部品交換。
たったこれだけでも自身にとって多大な出費であり、不具合が発覚した時の心理的負荷は重大なものであった。家電が壊れた時よりも頭が痛い。家電は、買い替えればなんとかなるというような安易な考えになるが、家の設備の不具合、しかも工事が必要だというと、業者にボられる懸念をする。
厚木センターの風呂に浸かり、目に入る痛々しさに「分かるで〜」と勝手に同情していたが、いざ自宅の設備が修繕されると、厚木センターの風呂周りに対して、測り知れない重篤さを感じた。そしてセンターの懐の深さを感じた。
以前の記事で、温浴施設に支払った代金は湯水に消えると書いたが、湯水どころか莫大な修繕費にも消えている。
配管にもトラブルを抱えているという事は、風呂・サウナ関係だけではなく建物自体の”老朽化“も意味するのではないだろうか?いくら修繕に投じたところで、無理なものは無理なのだろう。
閉店してしまうのは、非常に惜しいが、もう限界だと感じる。この閉店は、不遇の死や横死ではなく、自然死の中でも”大往生“の部類なのではないか?と考えるようにする他はない。
Xには閉店を惜しむ声が続々と届く。その中でも凄いのが、”*ラッコのために厚木に家を建てた“という人がいた。本当かどうか分からないが、最高の閉店を惜しむ声だと思う。
*この健康センターグループは、ラッコの親子をマスコットキャラとしている。センター自体がラッコにこだわりがある。
厚木センター特有の香りさえも滋味深いものである。自分にとっての厚木健康センターの香りとは、ラッコ湯🦦♨️の川芎(センキュウ)の香りとヒバ・チップの香りとロウリュウ・アロマの香りである。
センターから人が居なくなり、明かりが消え、廃ホテルのようになってしまう事を想像したくない。
短い間でしたが、大変お世話になりました。また会える機会を楽しみに日々精進いたします。厚木健康センターと縁を持てた事に感謝致します🥲
ありがとうございました。
♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️
厚木健康センターは、薬湯も含め、鉱泉ではない水道湯だが稀にみる非常に気持ちの良い湯♨️だった。
長文のご精読ありがとうございました。
それにしても本当に可哀想だ。