モンゴルの遊牧民の移動住居(ゲル)を販売しているカナダの企業がある。(この場合北米のトルドー国を指す)
2003年から北米全土及び世界中にゲルを届けている“Groovy Yurts”という企業である。
この会社のモットーは「Come Full Circle」
日本語訳は「完全な円環を描く」 「一周して来る」
「(円を一周して)元の位置に戻る」
物事が始まりから終わりに達し、再び元の状態に戻るプロセスを表す。
これはモンゴル的な思想、哲学なのではないか?と期待したが、英語でこの一文の訳が検索結果に出て来たので英語的な思想、哲学らしい。知らんけどw
モンゴルのゲル職人が作ったユルト(ゲル)🎪を輸入し、北米全土及び世界に販売している。
モンゴルの職人が作った天窓
ウランバートルの工房にて
このトラックで全世界にお届けに上がる
ゲルのパーツが隙間なく詰められている
モンゴル牧民のゲル運搬は、ラクダ2頭🐫🐫かヤク3頭🦬🦬🦬で。
*私が言うのは“釈迦に説法”だが、ゲルとユルトは別物。これはゲルである。
ゲルは主にモンゴルで使われる中心の二本柱により支えている比較的天井の低く、広い円形移動テント住居である。
ユルトは主にカザフスタンやキルギスなどのテュルク語圏で使われる柱のない屋根の梁によって支える比較的天井の高く狭い円形移動テント住居である。
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グルービー・ユルト宣材投稿
このアカウントでは
会社の職員の写真
ゲル(ユルト)を作る工程動画
ゲルを構成する素材についての説明
ゲルの用途
ゲルを購入した人の記念写真
北米の様々な場所に建つゲル
モンゴルの行事(ツァガンサル《正月》)(ナーダム《夏の祭り》)
モンゴルで関わった家族や周囲の人達
モンゴルの景色
北米でのイベント等を揚げている。
会社の職員は大勢いる。彼らは研究者ではなく、ビジネスなので宣伝PR色が強い。
ゲルを売るだけではなく、レンタルも行っている。
会社所有のゲルの中
モンゴルの伝統に則った内装デザインである。
最大のゲルは、ヴィヴァン(VIVAN)(2023・夏のドラマ)のテントという組織のゲルぐらいデカいのではなかろうか?
それより大きい、クリルタイ(大モンゴル帝国の国会に当たる)が開けるぐらいだったりして。
ゲル内装のモデルケースの1つ
このアカウントの元の言語は英語である。時々フランス語の表記も見られる。
ゲルの使用目的は多種多様に及ぶ。
オタワのホリデーマーケット。冬物を扱っている。内装の一部をアレンジ
オタワ ゲルの中で冬のビールイベントが開催される
オンタリオ州・ナイアガラのアイスワインイベント開催
プリンス・エドワード島にあるグランピングその他の施設での使用。宿泊棟、その他に使用されている。
ヨガ棟。ゲルにトルコランプを吊るしている。
鶏小屋。扉のみゲルと同じ扉を使用している。
変なホテルではないけれど….その類
シャーマニック直感的なヒーリングツアー
その他、別荘として購入する人や、住居として購入する人もいる。
ユーコンの森の中にゲルを建て、居住している。
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色んな場所に建てられたゲル
アラスカに建てられたゲル
湖上のゲル
オーロラ降る夜に建つゲル
Kearney,Ontario
Ottawaの国会議事堂の敷地内に最大級のゲルを建てその中でクリルタイを開くという用途もありだと思う。
知らんけど🍁
会社所有のゲル、クリスマスバージョン
お客様の購入したクリスマスアレンジゲル外観
そのゲルの中から壁を撮影したもの
6月21日の先住民の日を祝うイベント
米 サウス・ダコタ州 Standing Rock Indian Reservation
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この企業は、結婚式を主催している。会場としてゲル空間を提供し、ゲストは現場で一晩泊まることが出来る。
ゲルを購入したお客さんに対して、窓の取り付けやキッチン、バスルーム、家具、家具装飾、換気装置、屋外リビング空間 等の取り付け工事を提供している。
購入したゲルのメンテナンスも行なっている。
インスタを書いているのは、多分社長本人だろうと思う。
彼の文章からは、モンゴルに対する多大な敬意が伝わる。彼自体の考えが非常にモンゴルの牧民的であるように見える。
モンゴルと実際に関わっているうちに、モンゴル的な価値観に移行して行ったのだろうか?
モンゴル的な考えだと思えるキーワードをよく発している。
伝統、継続性、自然との調和、対不確実性、逃げ道、文化の尊重 etc…
探せば数えきれない程たくさんある。
賞賛や慶辞や祝辞の言葉使いが美しい。
このアカウントはモンゴルについて非常に詳しい。自身もこのアカウントから知識を拝借した。写真も借用させて頂いている。
日本人でこれと同じ事を生業にしている人もいるはずだと考えられる。
災害で家屋を失った人に、ゲルを提供している人もいるのではないかと考えられる。
実際にゲルは移動住居である為、定住家屋を失った後安全な場所に移動し、ゲルを建てその中で生活する事は可能だ。ゲルは暑さ、寒さにも強い。
キャンプ用のテントよりも快適に生活する事が出来る。
避難所や仮説住宅よりは遥かに良いだろうと思われる。
ご精読ありがとうございます🎪
《Groovy Yurts公式アカウント掲載》