以前、他人のブログ記事を読んでいて「好きな食べ物が見つからない」 「好きなキャラクターが見つからない」
というのがあった。
どうやら「好きな◯◯は?」の質問に即答出来ないということらしい。
好きな食べ物やキャラクターが沢山あって、ひとつに絞れないというパターンだった。
それを言うなら自分は、「好きな音楽が見つからない」のである。
好きな音楽の選択肢が沢山あって絞れないというものではなく、好きな音楽というものが根本的に見当たらないのである。
以前は、トゥヴァ楽曲や、タタール楽曲、トルコ楽曲、モンゴル楽曲などをよく聞いていた。
但しそれらは、現地言語で歌っている為、自分が歌詞を聞いて即座に理解出来て詞を感じるというものではなかった。歌詞が理解出来れば良いのにと思う。歌詞の分からない曲は旋律だけを聞いているしかないのである。
それらの音楽は、ここ3〜4年ずっと同じアルバム、同じYouTubeを聞いていたので、聞き減りしてしまった。以前に比べて聞く頻度が減り、たまに聞く程度になってしまった。
なぜこのような曲ばかりを聞くに至ったのかというと、トゥヴァなどの楽曲はもの珍しいので、興味本位で聞くことを試みた事が契機である。東洋の音楽は、洋楽やJ-POPなどに比べて、深く染み渡る。
洋楽は全く聞かない。ラジオを聞いていると洋楽が流れてくるが、聞き流す程度で良いと思っている。まず、英語が分からない。洋楽はお洒落でトレンド的だが、旋律やリズムが自身には響かない。自分とは根本的に関係ないというか、どうでもいい感じである。
J-POPも似たようなものである。英語でないだけ多少マシであるが、歌詞の内容が難解であるか、半径2mぐらいの規模感であるか、やたら悲観的か、不自然に前向きなものが多い気がする。そしてどれも似たような曲が多く、選り好みするのが難しい。自分にそんな時間はない。
K-POPもJ-POPと似たようなものであるが、多少ダンディーな骨太さがある。これも選り好みするのが難しい。
2023年と2024年にPUNK SPRING というパンクロックの祭典に行った。自分はとりわけパンクロックというジャンルが好きというわけではないが、トゥヴァ共和国出身の人気バンドが出演するという事で参戦。ライブだったんで、みんなとノれたのが面白かった。
いろんなバンドが出演したが、トゥヴァ出身のそのバンドの右に出るものはいなかった。
昭和歌謡というジャンル?!もある。近年そのようなジャンルにされてしまった。令和のZ世代にとって新鮮らしい。昭和歌謡は一度縁が切れて、数年越し、数十年越しの頻度で、たまにしか会わない同窓生や幼馴染のようである。昭和歌謡の歌詞は、J-POPよりも意味が分かる。音の方も聞いてて面白い。
演歌は、演歌歌謡のその独特の旋律はとても染みるが、歌詞に共感出来るほど、人生経験を積んでない。まだお子ちゃまだということである。
未踏のジャンルはHIPHOPやR&Bなど。R&Bと洋楽何がどう違うのかも分からん。
特定の好きなジャンルというものはない。ワールドミュージックというのは、稀有な曲が多いので一時的に飛びつくが、長くても2週間ぐらいで飽きる。
クラシックは、洋楽と同じで旋律やリズムなど、自身には響かない。これも聞き流しておけば良い作業用BGMにすぎない。
特定の好きな曲もない。
ラジオなどを聞くと、レコメンド曲などのエピソードを語るリスナーさんが多い。
自身には、エピソードが語れる曲はない。
リスナーさんは、青春と音楽、家族と音楽などを結びつける場合が多い。自身の青春時代は、女子校で村八分、集団の中で常に一人ぼっちの想い出しかなく、同期と親しく話をした記憶なども全くない。部活でも同じであった。チームプレイに向かないとのことで、ハブられていた。そして部活というものを辞めてしまった。
今も実家暮らしだが、自身の家族は、元々昔から「音楽」というものを全く聞かない。嫌いなのではなく、音楽という概念すらないのである。鼻歌さえも歌わない。口笛さえも吹かない。自身が子供のとき、歌番組がよくやっていたが、家族は音楽などを全く聞かず、人ばっか見ていた。そして喋ってばかりいた。アイドルにしか興味ない。
幼馴染の家などにある、レコードのターンテーブルや、ラジカセなどもなかった。ラジオ📻だけはあったが。勿論、レコード(LP版)やカセットテープもない。自身の生育環境には「音楽」というものが存在しなかった。常にテレビがつけっぱなしの状態であった。誰も見てないのにつけっぱなしの事が多い。家族のいるところで、スマホで音楽を鳴らしたら、テレビ見てるから消しなさい、うるさい!と怒鳴られる。誰も見てねえくせに。
音楽の成績は1と2しか取ったことがない。体育も同じだが。
うちの家庭にないものは、音楽と海外と色恋である。
そりゃ、音楽のない家庭環境で育てば、好きな音楽などあるわけがない。生育環境というものは、生涯影響を及ぼす。会社でカラオケなどに行けば、自分は常に聞き役。
好きな音楽ジャンルも、好きな曲もないが、自身の好きな音楽の傾向としては、演歌やモンゴル楽曲・トゥヴァ楽曲などのような、東洋的な音階やリズムを好むと思われる。
反対に、ドレミ音階のものはあまり響かないという事に気づいた。
昭和歌謡は、歌詞のプロさと、懐かしさと、耳が気持ちいい音楽とのマッチで、世間からの評価が高い。しかし、自身が昭和歌謡が好きか?と問われれば、特に好きというわけではない。
しかし、どれも強いて言えばであって、突出して「これだ!」というものはない。
長文のご精読ありがとうございました。