斑爾里(カルガリー)ちゃんねる

平和ボケのただの日本人が、中央アジアのネタと、日本に残る遊牧遺構の記事など書いた。

モンゴルの春祭り・ハワリンバヤルに行ってきた

2022年06月02日 | 中央アジアその他

2022/5/5(木)練馬区・光が丘公園で開催された、モンゴルの春祭りハワリンバヤルに行ってきた。

ハワリンバヤルとはモンゴル語で春祭りの意。

毎年ゴールデンウイークに開催されていたが、ここ2-3年COVID-19 の影響でネット開催のみとなったが、2022は晴れてリアル開催となった。

都営大江戸線新宿駅の入口。

旧ソ連の地下鉄兼核シェルターを連想させられるような長いエスカレーターだった。旧ソ連は多分コレの3-5倍。アガル↑↑

光が丘遠いい

光が丘駅を出るとそこから直線で徒歩約5分。

光が丘公園に辿り着く。

モンゴル祭なので行きの道のりは当然“蒙古斑(仮)”の曲とか“The Hu”の曲をビンビンに聴きながら。

めっちゃワクワクする🌈

カルガリーこれして来ちゃった!

ハワリンバヤル会場に着いてみると、バンドが演奏していて、屋台が多い。とりわけ

ホルホグとボーズ売ってるとこ多い。

ホルホグ🐐実際にはもう一つずつ羊肉餃子と骨つき羊肉が多かった!!

羊肉はくさみがなく美味しかったです🐏

羊肉餃子🥟(羊肉の挽肉を皮で包んだもの)は皮が意外に厚かった。

とある屋台でこれが2000円でしたが、誰にでもこの価格で販売しているのか?自分はもしかしたら足元を見られていたのではないか?と、今となって思います。

次回からは値段が書いてある所で買うようにします。文字を読む習慣をつけないと。

屋台やっている人達は留学生とか多いようでした。日本での生活が、ただでさえ厳しいと思いますが、値上げなどで更に厳しくなっているという背景もあるのかと。だから留学生支援代のつもりであの額を払ったのだと自分に言い訳しています。

ハワリンバヤルには多数のモンゴル人が来ていました。

自分は誰の目から見てもモンゴル人には見えない。英米白人からは、中国や韓国などの大陸系では全くなく、典型的な日本人にしか見えないと日本語でよく言われます。同じ日本人同士では、日本人離れした「南洋顔、ハワイ人とかポリネシア系に見える」と言われる。色は黒くないんだけど、日に当たるとすぐ真っ黒になるので、5月だと結構黒かったのかもしれません。

モンゴル人の目から見れば、顔もそうだが佇まいとか人当たりが、いかにも「ザ・日本人」だったから、この値段を吹っ掛けても断らないだろうと思われたのかと推測します。

自分は断れないタイプの人間なので、そのまま購入してしまいました。

2000円と言われれば、断れる人は多いと思います。

少し納得いかないながらも、自分の甘さを反省しながらハワリンバヤルの場にいました。

会場ではファッションショーをやっていた。

エルデネゾロ(?)さんのデザインで、モンゴルの民族衣装のデザインと日本の着物のデザインを組み合わせたもの。

モンゴルの民族衣装の色使いはめちゃくちゃカッコいい。

ファッションショーとは関係なく、そこら辺の在日モンゴル人のファッションというものが日本人とは全く違っていて面白い。伝統的な色使いっぽい洋服を着ていて、少しロシア的なファッション入ってる感じもある。

ファッションショーの後は、伝統民謡、オルティンドー。

オルティンドーとは日本のものに例えると長唄。

その日歌われたのは「自然を讃える歌」

昔ネットで、モンゴルの自然を讃える歌のほとんどが、追悼歌、鎮魂歌の意味が隠されていると読んだことがあるが...

本当にそうなのかの確証はない。

歌い手への質問で「好きな食べ物は?」

の答えが「馬」

好きな馬は食べたりはしないそうです。

屠殺の基準は、日本人の自分には理解出来ないが、

「冬を越せなくなった馬」

だそうだ。

冬を越せないとはどういう意味なのか、イマイチよく分からなかった。

冬を越せなくても翌春にはまだ生きているという。

どう解釈したらいいのか?

それを言われれば、自分だって冬を越せない人間である。

寒さに弱く、厳冬の年には退職し、極力外に出ない。貯金を切り崩し、ネットで買う冬籠り生活を始める。

光熱費と収入が無いのが冬の困るところ。

高校のスキー教室で、山梨で-10°Cで凍傷にかかった。

とにかく、馬にしても羊にしても屠殺の基準とは何なんだろう?

その後はモンゴルではなく沖縄のパンクロック。

モンゴルだってパンクロック盛んだろうに、モンゴルのパンクが出て来たら本当に大興奮!

ライブ後に、屋台で「生命力の強い奇跡の実」

チャチャルガンのジュースを購入。不思議な味がした。今まで飲んだ事はない味。

これは値段が書いてある場所で購入。

16:00近くなった頃、またライブ会場へ。

モンゴルのロックバンドが演奏していたので、自分はもの静かに聞き耳を立てていた。日本在住のモンゴル人達は熱狂的であった。

モンゴル人の奏でる音楽は力強く、サウンドはどことなくせつないところがある。

蒙古斑(仮)と共通点が多い気がした。東洋らしく、耳だけではなく心が気持ち良い。

やっぱ同じ国で生まれ育ったんだと思った。

ハワリンバヤルが終わった後、今になってゲルを発見。

もう少し早く見つけていれば。

思ったよりも天井が高く、中はとても広い印象に見受けられた。

自分はとても身体が小さいので、そういう印象を受けたのかと思う。

アジア人にしては長身で身体の大きい人が多いモンゴルでは、この広さ、高さでは足りない印象。

これが購入した物

濃いピンク色のマスクは100円

袋はスーテーツァイという、塩+バター+ミルクティーの顆粒。

ある屋台でホーショールを購入後、スーテーツァイを3個購入した時、自分が500円渡して、店がお釣りがないのでもう一個買えと言われた時、自分が50円負けてと言った時におまけで無料で1個頂けました。

まけてと言った時は非常に気恥ずかしかった。

自分そもそも交渉事が苦手で物凄くシャイなので、出来ればこういうややこしいことなく、無難にスムーズに事が運んでくれると嬉しかったです。

とにかく屋台のおばちゃんには感謝しかない。

マスク、広げるとこんな感じ

ハワリンバヤル、とても楽しかったです。来年はもう少し早い時間に会場に行ってモンゴル相撲や生のホーミー聴きたいと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする