kirakira-kirara

ある日突然『あなたガンです』って言われてビックリ…。
子宮頸ガン0期で円錐切除したkaorieの経過観察中の日記です。

こっちからの景色

2015-10-28 | 日記


今日も昨日に引き続き暑くて、生ぬるい風に季節を間違えそう

なんか、昨日娘も言ってたけどほんと卒業式やら入学式やらの頃の陽気だなぁ
こういうあったかい日って空気の匂いが違うよね
何かを待っているような、そんな気持ちになる空気
思いっきり空気を吸い込むと、懐かしい気持ちになるようなにおい
何言ってんだかよくわかんないね!


さて、昨日ふと5年前のことを思い出したら

なんだかうわ~ってなっちゃって…
もうひとネタいいでしょうか 笑


時間のあっち側で書いてた日記を読み返したら
あっという間のようでも、こっち側にこないとわからないことってやっぱりあるんだなって思った
同じ私という人間なのに、あっちにいる私にはわからない


毎日笑ったり泣いたり怒ったり
それまでと同じように生きて、ここにたどり着きたいって思ってた
でも、同じようになんて、あり得ないんだね
もちろん毎日笑ったり泣いたり怒ったり凹んだり喜んだりさみしがったり
そうやって過ごしてきた
でも、時間を進んでいくということは変わっていくということなんだよね
同じように過ごしたつもりが、全然違う人になってることに気づいて愕然とする


5年たったら、やった!完治だ!って喜んでいるんだと思ってたんだね
6年たったけど、私は全然完治だなんて思えないでいるよ

もちろん、初期だったこともあるし、それなりに気をつかってきたし
ある程度時間がたったこともあって常に心配をしてるわけではないの
子宮頸がんについて言えば、たぶんもう大丈夫なんじゃないかなって思う時もある
でも、一度がんになってしまうと、またなるかもって気持ちはいつでもつきまとう
たぶん、私がやった!完治だ!って喜ぶのは、寿命をまっとうできた時だろうと思う
逃亡者みたいな気持ちっていうのか、ま、そんなカッコいいものじゃないけど


そして、たった5年で、街は本当にだいぶ変わったな。。。
私の好きだった田園風景はずいぶん減ってしまった
便利にもなったんだけどね 嬉しいような、さびしいような…
なんか…あのショッピングセンターがオープンして娘や母や友だちと歩くとき
私は本当に実感できるのかもしれないな~
あれから、そんなに時間がたったんだって


恐怖におののきながら、定期検診を受けに行くときいつも思ってた


私は絶対に高校生になった息子や娘を見るから!!
大きくなった子どもたちとショッピングセンターに行くんだから!!って
言ってみれば、夢の象徴?希望?
そこまでショッピングが好きなわけでも、お金があるわけでもないのにね
ちょうど、タイミングよく具体的な目標として出てきてくれたんだよね~


これから見る景色


しっかり目に焼きつけたい

5年たったら、ファンファーレが鳴って無罪放免になるわけじゃなく
先生から、もう大丈夫ですね!!って太鼓判押してもらえるわけでもなく
ただただ、淡々と時間だけが過ぎていくものなんだね
今年の手術の日も、結局誰にも気づかれることなく過ぎていったもの


でもそれはなんてありがたいことか


まぁ、実際そのショッピングセンターで買い物して帰ってきた私は…


店が思ってたよりもこうだったとか
食べ物屋さんはぜひここが入ってほしかっただとか
混むだの、狭いだの、待っただの、だるいだの
文句言い放題なんではないか?と思うんだけどね~


なんせ、私はダメ女なんで…笑
じゃないと私じゃなくなっちゃう すいませんこんなんで…


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