
銀座でやっていた 50 years with miffy -ミッフィー展- にやっとこ行ってきました。
松屋銀座の催事場はかなり狭くて お子さん連れの家族でごったがえしてました。
ディック・ブルーナの描く単色の世界が好きで ディック・ブルーナ関係の展示はかならずといっていいほど見に行きます。
特に こぐまのボリスとブラックベアーがすきなんだけど
今回の主役はとにかくミッフィー。
海へ 山へ スキーも自転車も 飛行機も乗ってしまう活動家 ミッフィー。
畑仕事も 骨折も ばーちゃんを亡くして葬式にも出席する 人間味溢れる ミッフィー。
そんなミッフィーも とうとう50歳になってしまったらしいです。

最初のころのミッフィーちゃんは
こんな感じで
線が手書き風のとても素朴なものでした。

しかし50歳のなったミッフィーはごらんのとおり
もっと単純化されており若返りさえしているように思います。
もともとディック・ブルーナはお父さんの印刷会社のデザイナーとして ペーパーバックデザインをやってました。
ベレー帽をかぶっって小脇に本と傘を抱え たばこをふかしながら歩く男を黒いシルエットで表現したコラージュデザイン表紙のペーパーバックシリーズが支流でした。
”本を読もう!”のポスターでブラックベア(よる遅くまで本を読み過ぎて目が赤い黒熊)がはじめて登場し かなり人気がでます。
ここらへんから子供向けの絵本のアイデアがでたんでしょうね。
ブルーナの制作は一風変わってます。
まずトレース紙に下絵をかきます
↓
下絵の下にワトソン紙のようなすこし軟らかめの厚紙を置いて 強い筆圧でなぞり窪みをつくっていきます。
↓
窪みにそって黒のポスターカラーで線をすこしづつ均一になぞります
このときかなり慎重に紙を廻しながら丁寧に描いていきます
ワトソン紙は水分の吸収が良いので、水彩画などにつかわれる紙の種類ですが ポスターカラーで描いている一定の太さの線はすこしづつ紙に水分をとられて すこしだけ滲むのです。
それが ブルーナの描くモノに表情をあたえ 人間味のあるあたたかさにつながります。
↓
ミッフィーが書けたらこんどはそれを透明フィルムに焼きつけます
(これは専門店に出してるみたいですよ)
↓
白い紙と透明フィルムの間に ブルーナカラー
(ブルーナが特に決めて使っている色 茶・オレンジ・黄・紺・緑・灰)6色を差し込んでイメージがぶれない色を選出。
ミッフィーの服や傘なんかの色を決め、同じカタチにハサミで色紙を切りとり
下の白い紙に張り付けて 完成です。
この一通りの作業があるからこそ おいらは作品にブルーナの愛情を感じます。
展示をみにきてるファミリーが
”なんでぱっぱと線を描かないの?”とおかーさんにしきりに聞いてましたが
”なんでだろうねぇ、大変だからなのかしらねぇ”とおかーさん。
そうじゃないんですよ。
その一筆一筆に愛情があるからこそゆっくりなんですよ、おかーさん。
ゆっくり時間をかけないと 逃げていってしまう事もあるんだということ。
すぐ書き上げてしまうよりも スロー行程の中にある根気と集中というすばらしさを。
お子さんに教えてあげてください。
ブルーナがいっていた。
よけいな物がはいることによって 子供の興味と想像力が失われないために
できるだけシンプルであること。
興味と想像力はほんとに大切だと思う。
子供のときに体験したり実感したりする事は、子供の将来の人格を左右することになるのですから。
松屋銀座の催事場はかなり狭くて お子さん連れの家族でごったがえしてました。
ディック・ブルーナの描く単色の世界が好きで ディック・ブルーナ関係の展示はかならずといっていいほど見に行きます。
特に こぐまのボリスとブラックベアーがすきなんだけど
今回の主役はとにかくミッフィー。
海へ 山へ スキーも自転車も 飛行機も乗ってしまう活動家 ミッフィー。
畑仕事も 骨折も ばーちゃんを亡くして葬式にも出席する 人間味溢れる ミッフィー。
そんなミッフィーも とうとう50歳になってしまったらしいです。

最初のころのミッフィーちゃんは
こんな感じで
線が手書き風のとても素朴なものでした。

しかし50歳のなったミッフィーはごらんのとおり
もっと単純化されており若返りさえしているように思います。
もともとディック・ブルーナはお父さんの印刷会社のデザイナーとして ペーパーバックデザインをやってました。
ベレー帽をかぶっって小脇に本と傘を抱え たばこをふかしながら歩く男を黒いシルエットで表現したコラージュデザイン表紙のペーパーバックシリーズが支流でした。
”本を読もう!”のポスターでブラックベア(よる遅くまで本を読み過ぎて目が赤い黒熊)がはじめて登場し かなり人気がでます。
ここらへんから子供向けの絵本のアイデアがでたんでしょうね。
ブルーナの制作は一風変わってます。
まずトレース紙に下絵をかきます
↓
下絵の下にワトソン紙のようなすこし軟らかめの厚紙を置いて 強い筆圧でなぞり窪みをつくっていきます。
↓
窪みにそって黒のポスターカラーで線をすこしづつ均一になぞります
このときかなり慎重に紙を廻しながら丁寧に描いていきます
ワトソン紙は水分の吸収が良いので、水彩画などにつかわれる紙の種類ですが ポスターカラーで描いている一定の太さの線はすこしづつ紙に水分をとられて すこしだけ滲むのです。
それが ブルーナの描くモノに表情をあたえ 人間味のあるあたたかさにつながります。
↓
ミッフィーが書けたらこんどはそれを透明フィルムに焼きつけます
(これは専門店に出してるみたいですよ)
↓
白い紙と透明フィルムの間に ブルーナカラー
(ブルーナが特に決めて使っている色 茶・オレンジ・黄・紺・緑・灰)6色を差し込んでイメージがぶれない色を選出。
ミッフィーの服や傘なんかの色を決め、同じカタチにハサミで色紙を切りとり
下の白い紙に張り付けて 完成です。
この一通りの作業があるからこそ おいらは作品にブルーナの愛情を感じます。
展示をみにきてるファミリーが
”なんでぱっぱと線を描かないの?”とおかーさんにしきりに聞いてましたが
”なんでだろうねぇ、大変だからなのかしらねぇ”とおかーさん。
そうじゃないんですよ。
その一筆一筆に愛情があるからこそゆっくりなんですよ、おかーさん。
ゆっくり時間をかけないと 逃げていってしまう事もあるんだということ。
すぐ書き上げてしまうよりも スロー行程の中にある根気と集中というすばらしさを。
お子さんに教えてあげてください。
ブルーナがいっていた。
よけいな物がはいることによって 子供の興味と想像力が失われないために
できるだけシンプルであること。
興味と想像力はほんとに大切だと思う。
子供のときに体験したり実感したりする事は、子供の将来の人格を左右することになるのですから。
3人の子ども達にせがまれ毎晩読んだので本はヨレヨレです。
今は押入れで休んでいます。
輪郭の線の話はやっぱり印象的でした。
お話も日常的な視点で穏やかに書かれてますね。
実は絵本はまだ手に取ったことがないので、
今度、姪と甥とでまわし読みしようかと思ってます。
小さいときからうさこちゃんシリーズが読んでもらえるのは 幸せな事だと思います。
ぼろぼろになってしまった絵本もまた
子供によろこばれた幸せに浸って押し入れでぐっすり眠っていることでしょう!
真生さん>
子供にとってなにが喜びになるのかと ときどき考えます。
一緒に遊ぶ事かもしれないし、一緒に本を読むことかもしれな。
全てをひっくるめて大きく くくると一緒にっていうのがキーワードとして浮かびあがってきます。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、子供が好きな人と一緒にいる事が大切なのではないだろうか?
それは大人になっても 同じで 好きな人と一緒にいる事ってとても重要ですよね!
最近はなにか子供のことに関れる仕事がしたいとつねづね思って生活しています。
あ! おいらは 子供はもとより結婚すらしてないんですけどね。(笑)
沢山、泣いたり笑ったりできたなら素敵なことですよね。
大げさな言い方をすればそんな時間を経て成長することで、
きっと誰もがいずれ抱くような「孤独」にもきちんと向き合って、
愛着すら持てるようになるのかもって思います。
って、ボクはその辺のことは混乱しつつ、
今の歳になってしまったので、
随分遠回りもしたし、
未だにどこか屈折している感じも。。。(笑)
だれも一緒じゃない時に、独りを実感できるようになる事にもつながるのではないかなぁ
だから 好きな人を大切にできるし本気にもなれる、そこでやっと一人前になれるんじゃないだろうか。
ほんとは楽しいのに たのしくできない
ほんとは悲しいのに かなしくできない
最近の子どもに表情がないのはそういう理由、本気の自分と向きあうことができないんだろうね。
そういう子が大人になって 自分はつねづね独りだ 独りきりだ とおもっていると
その子が思ってもみない方向へとひっぱられてしまうんだろう。
うわべだけの宗教やお金だけの愛情
沢山の喜びと悲しみを超えて 人間は大きく成長できるんだと おいらは信じてる。