とうとうできあがりました!
9月にオーダーしていた靴が。(そのみつ:
前回のBLOG参照)
ほんとはためしばきが11月で12月にお渡しのはずが
お店がいそがしくてためしばきを12月 お渡しが1月になってしまいました。
でも いいのいいの そんなの。
絶対ほしい気持はかわらないけど ゆっくりでいいもの、ゆっくりのほうが 楽しみも倍になるもの。
前回の12月にためしばきしたとき
ためしで作った靴が なんとデザインが違ってて(これは品番の書き写し間違いでおこった事だったんだけど)
あれれ?これ ちがうんですけど。
ってことになって 担当のお姉さんと絶句!
すこし焦った。(笑)
でも そこから用意してあった皮の裁断を変えるだけらしかったので本番は大丈夫ですと聞いて ホッと一息。
おいらの足は とても特殊で 足の指がすごく長いのでデザインが容易だったみたい。
試しで作った靴は 出来がとってもかわいらしく うすピンクの春向きデザインでした
その靴はどうなるのかなぁ~とおもっていたら
”出来上がったバランスとっても綺麗なので福岡のお店のサンプルとしてフィッテングが済んだら送ってしまう”
との事で。おいらの足型でつくった靴をみんなが福岡で手にとって履いてみたり お店のウィンドに飾られたりするのかーと 少し恥ずかしい。
靴型が細くて あまり無い足型なので おいらの靴型でこれからサンプルをいろいろつくるかもしれないけどいいですか?ともいわれました。
どうぞ ぞうぞ この不思議な足型がだれかのお役にたてるなんて思ってもみませんでしたから。
こっぱずかしいですが お役にたててください。

今回の箱の表し書きは若草色 ”your own size”と書いてある
できあがりましたよ~とお店から連絡が入ったので 早番あけに取りにいってきました。
お店に着くと いつものかわいいお姉さんは居ませんでしたが
奥でもくもくと作ってる 職人のおにいさんが対応してくれました。
箱で眠っていたおいらの靴は まだ眠たそう。
色は頼んだときのサンプルとはすこし違って もっとシンプルなクリーム色
つかってくる内にキャラメル色になってくると教えてもらいました。
履き込んだらどんどんいい色になるね たしかに。
素敵です。 そういうの
”一回履いてみます?”とおっしゃってくれたので
”はいな。履いてみます”と即答。
ウサギの毛皮を床にひいてくれて いざフィッティング
スポリとおさまる おいらの足。
まるで計ったみたい って計ったんだけど。
”ぴったりですー”とおいらがうれしくて言うと
”ぴったりですわー”とお兄さんもうれしそう。(笑)

底部分ちいさなかざり模様をつけてあります

つま先についた チップ模様がまた素敵!
痛い所が全くないし すこしづつ沈んでくるヒールの計算もされてるらしく
ソール部分にふかふかのあて底がしてあって 足首に今はぴっちりです。
履いていく内にアキレスケンのちょうど下まで皮がのびるのでしょうね。
ソールはやはり薄い皮を張り合わせたつくりで とても軽い。
足に巻き付ける皮紐は取り外すこともできるけど
そのみつとしては 巻き付けるデザインで履いてほしいとの事。
たしかに それが美しいよね。
1日履いたら2日休ませること。
1日履いてお家に帰ったら紙を詰めておくこと。
雨に濡れたら 染みになるので全体をまんべんなく湿らした布で拭くこと。
これをやったら 美しく長持ちするらしいですよ。
踵ソールのゴムが減ったら千円
踵ソールが減ったら5千円
底部分の皮が減ったら1万円
で直してくれるそうです。 だから一生付き合える靴です。
おいらがお店にいる間に 4人も新規のお客さんが来てましたが
おいらのフィッティング風景を見て
口々に”いいなぁーいいなぁー あたしもオーダーしたいなぁー買って帰りたい~”
を連発してました。
ふっふっふ いいでしょう~と 優越感さえ感じてしまいます。
それほどまでに このかわいい靴すぐには手にはいらなかったんですよ
今オーダーしても 4月5月ですよー 手に入るのは。
おいらも9月から楽しみにしてたんですもん。
でも まだかなぁ~と待つ時間は とてもたのしかったなっ。
一年に一足はそのみつで靴を作ろうとおもってます。