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「大阪駅前街宣」弾圧、がれき説明会弾圧、関電前弾圧、オキュパイ大飯弾圧などの救援について綴ります

ピケをはり、建物に入らせない!☆ ・・大阪地検申入れ

2014年07月12日 11時25分43秒 | 「10.17大阪駅前街宣」弾圧(事後逮捕)
< 「JR大阪駅前街宣弾圧(事後逮捕)」裁判 >

7月11日、関西大弾圧救援会は、
「大阪地検は、無罪判決を受け入れ、
これ以上、韓基大さんを被告の席にすわらせるな」
の声をとどけるべく、申し入れに行きました。

事前のアポで、午後4時から申し入れとなっていたのですが、
3時半に行くと、「検察庁」の腕章をまいた
10人ほどの集団が、庁舎玄関前を制圧して、
自由に入館できないよう見張っていました。

大阪地検がはいるビルは、1階部分は、ホールになっていて、
ふだんは、玄関から自由に出入りでき、
その先に検問所(電動ゲート)があり、
その奥は、許可を得た人しか入れないように
なっています。

いままで何回も申入れに来ていますが、
参加者は、1階玄関内ホールに集合して、
それから代表数人が、ゲート内に入り、申入れを
おこなってきました。

ところが、今回は、玄関の外にピケをはり
玄関内ホールに入ることを物理的に阻止してきました。

入れないことの理由・根拠をただすと
「庁舎内規定ですから」をオウム返しするのみです。

申入れに来た人たちを、炎天下の外に放り出し、
なんとも思わない検察庁の職員には、本当にあきれました。
人権感覚がゼロというか、マイナスの人たちですね。
こういう集団が、無実の人間を平気で起訴するのですから、
おそろしいですね。

押し問答のすえ、結局、玄関ホールに入ってすぐのところで
私たちは、11人全員が参加して申入れをおこないました。


=======以下、申入れ文です=========

請願書

            
2014年7月11日

大阪地方検察庁検事正 田内正宏 様
大阪地方検察庁担当検事 岩本雅也 様
              
関西大弾圧救援会

〈要請事項>
 大阪地方検察庁は、韓基大さんに対する無罪判決を受け入れ、控訴を断念すること。

〈理由〉
 2012年10月17日にJR大阪駅前(敷地の東北角)付近で行われた「放射能がれきの広域処理」に反対する街宣活動に対して、同年12月に3人が令状逮捕され、うち韓基大さんのみが「威力業務妨害」で起訴された。去る2014年7月4日、大阪地裁においてこの事件に対する判決が下った。被告人は無罪であった。

 もとより本件はJR西日本と大阪府警による市民の表現活動への妨害が発端である。市民の表現活動とは、当時、環境省が進め大阪市が受け入れ実施しようとしていた「震災がれきの広域処理」が、放射性物質のさらなる拡散を招く危険があることを街頭で広く人びとに訴えるものであった。当日の市民の行動は、目撃者や参加した人たちの証言のとおり、およそ駅コンコース内の秩序を乱す恐れなど微塵もないものだった。

 一方、駅員による市民に対する妨害行為は、JRの正当な業務と到底言えないばかりか、憲法21条第1項で保証された表現の自由に対する不当かつ重大な侵害である。駅員による妨害がなければ「事件」とされた駅員への抗議は起こらなかったはずであり、被告人の抗議は全く正当である。その抗議の行為についても、判決で示されたとおり違法性を問えるようなものでは決してあり得ない。

 しかも、逮捕当初から起訴の時点までに容疑の罪名・内容が勝手な都合に合わせ変えられていったことに加え、公判で明らかにされた一連の事実―警察が事前にJR側に当日の警備体制の整備を要請していたこと、JRによる被害届が「事件」当日から2週間も経た11月2日であること、それが警察に促されて出された被害届であること等―これらを鑑みるならば、この「事件」は、大阪府警が主導して、事実など関係なく「まず逮捕ありき」で捏造したものであることは明々白々である。
 
 ゆえに、検察は控訴すべきではない。憲法21条第1項が保障する表現の自由を蹂躙するという重大な人権侵害に加担してしまったことを深く反省すべきである。そしてむしろ、あきらかに無実の人を罪に陥れなかったことに安堵すべきであり、訴追してしまった不見識と不手際、不当逮捕に続く長期勾留という取り返しのつかない人権侵害の重大さを真摯に反省し、当然、控訴を断念すべきである。

以上

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