関西大弾圧救援会 garekitaiho1113@gmail.com

「大阪駅前街宣」弾圧、がれき説明会弾圧、関電前弾圧、オキュパイ大飯弾圧などの救援について綴ります

強行採決に抗議し逮捕された Aさん 起訴!

2013年12月28日 12時18分15秒 | 秘密法弾圧
「12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会」の声明を転載します。


★☆★(転送・転載大歓迎)★☆★

< 抗議声明 >
12.6秘密法国会弾圧の起訴を許さない!Aさんの即時解放を!

 12月6日に「特定秘密保護法」の強行採決に抗議し逮捕された
Aさんが、27日に「威力業務妨害」で起訴されました。今後は
さらに長期勾留され、不当な裁判を強いられることになります。
私たちは警視庁と東京地検に満身の怒りで抗議し、Aさんの即時
解放を求めます。

 特定秘密保護法自体が稀代の悪法であり、与党の暴走による強行
採決も絶対に許されません。それに抗議したAさんの方が逮捕・
3週間も勾留され、起訴されるとは何という事でしょうか。これで
Aさんは東京拘置所に移され、来年初春に予想される初公判までは
保釈されない可能性があります。

「勾留理由開示公判」では裁判官は秘密法の問題を何も答えられず、
「逃亡の恐れ」「証拠隠滅の恐れ」は成り立ちようが無いことを弁
護団が証明しました。そして「業務を妨害した」と言いますが、
あの国会審議に「業務」としての正当性など全くありません。また
Aさんの行為によって議事進行が妨害された事実もありません。
全ての根拠が崩されているのに地検が起訴してきたのは、Aさんと
運動への嫌がらせのためでしかありません。そして安倍政権が今後
も悪法を強行採決する事を狙っており、それに対する反対を抑え込
むためだけにデッチ上げたのです。

しかしAさんの解放を求めて5300人を超える署名が集まり、東京
地検へ2度に渡って提出行動をしました。26日の院内集会も秘密法
反対運動の熱気と連帯がそのまま引き継がれて盛り上がりました。
安倍政権は来年から、秘密法の具体化や「国家安全保障基本法」や
「共謀罪」などの悪法を進めていきます。私たちはAさんの即時解放
と裁判支援の闘いを、そのまま秘密法を問う裁判や廃止に追いこむ闘
いにしていきたいと思います。そのために、引き続きみなさまに以下
の支援を呼びかけます。

・この抗議声明を各方面に広めて下さい。
・今後呼びかける救援活動と裁判闘争にご協力下さい。
・裁判闘争や保釈金のため、より一層の救援カンパにご協力下さい。
・皆さまの団体で抗議声明を出したり、主催する集会などで言及や
 カンパの呼びかけをお願いします。

2013年12月27日
12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会

ブログ: http://himitsuhokyuen.wordpress.com/
ツイッター: @himitsuho_9en
メールアドレス: himitsuhokyuen@gmail.com
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付

★起訴によって多額の弁護士費用などがかかります。
 より一層の救援カンパをお願いします!
郵便振替口座:00140-2-750198
(ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)店番号 019 当座0750198)
加入者名:みんなのQ
(秘密法救援会カンパ、などと明記して下さい)

「12.6 秘密法国会傍聴者弾圧救援会」より 支援・賛同のお願い

2013年12月10日 22時36分44秒 | 秘密法弾圧
国会内で逮捕された「秘密保護法と闘う男」(Aさん) を助け出そう!

★☆★ 転送・転載大歓迎 ★☆★

< 12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会・声明 >

--即時解放と不起訴を求めて、救援カンパと抗議声明への賛同をお願いします。

「特定秘密保護法案」に反対してきた全てのみなさん。稀代の悪法の強行採決と、安倍政権の歴史的な暴走を絶対に許すことはできません。しかしこの間大きく盛り上がった反対運動は、確実に秘密法と安倍政権を追い詰めました。それに対して警察の過剰警備で応えてきた政権は、12月5日、6日に少なくとも4人の抗議参加者を不当逮捕しました。

そのうち3名は8日までに解放されましたが、国会傍聴中に不当逮捕されたAさんは10日間の勾留をつけられました。私たちは、特に長期勾留が予想されるAさんを救援するために集まった抗議参加者などの有志です。これは明らかに秘密法成立後の最初の弾圧と言うべきものです。そこでこの間秘密法に反対してきた全ての方々に、全社会的な救援運動への協力を呼びかけます。

石破茂自民党幹事長の「抗議活動はテロ」発言以降、国会抗議行動への警備は明らかに強まりました。大量の機動隊が立ち並び、参加者の横断歩道の通行を何ら根拠なく妨害しました。そして12月5日の採決前日に首相官邸の壁に「NO秘密」と書いた1名が不当逮捕。続けて6日も国会正門前の抗議行動や、憲政記念館前の通行妨害に抗議した人計2名が不当逮捕されました。そして6日21時から再開された参院本会議の採決に傍聴席から抗議した4名が議場から追い出され、深夜まで拘束されました。そのうち靴を投げて抗議したAさんは、威力業務妨害で逮捕され、麹町署に勾留されています。

国会内の与党議員の罵声や妨害は空前の酷さでした。野党議員が話し始めた瞬間から「やめろ!」「ふざけるな!」「あーーー!!」と純粋な妨害目的で大声を出し続け、こぶしや名札で机を叩き続けて聞こえなくさせるのです。12月5日深夜に突然始まった本会議は、生中継が無く傍聴者も少ないのをいい事に、自民党若手議員は野党に「空気を読めよ!」「聞きたくねー!」「入院しろ!」と前代未聞の差別的中傷を浴びせ続けました。
映像: http://twitcasting.tv/nminoshima/movie/27697052
傍聴者の解説: http://no-border.asia/archives/17256/2

こうした結果、12月5日の委員会採決時の未定稿は、何と「・・・・・(発言する者多く、議場騒然聴取不能)」→「委員長退席」で終わっています。野党議員の最後の質問にあまりに妨害が凄まじくて聞こえず、記録に「採決」と書かれていないのです。あってはならないことで、秘密法成立は憲法に照らして無効です。抗議行動をテロと呼んだ石破幹事長のいる与党議員自身が、国会内で暴力的行為をし続けていました。これに対するAさんの怒りは、まさに私たち全員の怒りでもあるのです。

6日夜の最後の本会議で、与党の暴力はピークに達しました。そして23時前に採決投票に持ち込まれてしまいました。これは国会前で必死に抗議する全員への冒涜だと思ったAさんは、自らの靴を投げて抗議しました。その後複数の傍聴者も怒りの声を上げました。そして抗議者4人が連行され「説教」を受け、Aさんが麹町署に引き渡され逮捕されたのです。

しかも参議院は、福島瑞穂議員の代理である池田幸代秘書が6日深夜にAさんの行方を訪ねても「解放された」としか言いませんでした。そのため多くの人は翌7日昼に警察発表の新聞の実名報道でAさんの逮捕をいきなり知らされたのです。重要な情報をきちんと伝えず、自分たちに都合の良い事だけ発表し、抗議者を社会的に抹殺しようとする。まさに秘密法による弾圧はこの弾圧から始まったと言えます。絶対に許すことはできません。

Aさんの思いは後半の「メッセージ」をぜひお読み下さい。政府は秘密法と自らの暴力性を隠すために、「神聖な国会を妨害した」としてAさんを長期勾留し起訴する可能性があります。しかしそのような政府と秘密法の全てこそが許されません。裁かれるべきはAさんではなく政府です。私たちはAさんの即時解放と不起訴を強く求めます。そしてこの間秘密法に反対してきたメディア・ジャーナリスト、学者・表現者、そして全ての運動参加者の方々に、全社会的な救援運動への協力、カンパ、抗議声明への賛同を呼びかけます。

2013年12月8日 
12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会

ブログ: http://himitsuhokyuen.wordpress.com/
ツイッター: @himitsuho_kyuen
メールアドレス: himitsuhokyuen@gmail.com
〒105-0004 東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付


★弁護士費用などへの救援カンパをお願いします!
郵便振替口座:00140-2-750198
(ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキュウ店)店番号 019 当座0750198)
加入者名:みんなのQ
(秘密法救援会カンパ、などと明記して下さい)


★抗議声明とAさんのメッセージへの個人/団体賛同をお願いします。
お名前とメッセージを署名サイト http://p.tl/GzId  に書いて下さい。
締切は12月16日午前0時です。
ブログで公表し、抗議声明とともに即時解放と不起訴を求めて東京地検と担当の鈴木敏宏検事に提出に行きます。12月16日12時に霞ヶ関の弁護士会館1階ロビーに集合です。ぜひ多くの方の参加をお願いします!


★★「秘密保護法と闘う男」(Aさん)よりメッセージ★★

 みなさん。私は、特定秘密保護法を、断じて許すことができません。
 たった一つの法律が、日本国憲法の三大原則である国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を揺るがしてしまうのです。戦後約70年続いてきた平和な日本、これを支えてきたのが日本国憲法だと思います。ところが、ぽっと出てきた好戦的な総理大臣が、私たちが築いてきた70年間の平和をくずそうとしています。これを許すわけには絶対にいきません。

 私は、12月6日の夜、日比谷野音から何千人もの人たちが秘密保護法の裁決反対を訴えて国会に向けて大行進してきたのを見て、本当に心から感動しました。そして、これは今夜、日本初の市民革命が起こると確信しました。その盛り上がりを一緒に見た仲間も、「これだったら、公明党が通常国会で法案を出し直しましょうと自民党に言うはずだ」と言いました。私は、その時の様子を見て、政府が強行採決をしてもしなくても、高まった世論の力によって安倍内閣を倒せると感じました。

 しかし、現実には、集まった人々の気持ちや心からの怒り、願いを感じ取る感性が全くない安倍首相の愚かな決断により、私たちの気持ちは踏みにじられ、本会議で強行採決されてしまいました。私は、どうしてもこれが許せず、何日も何日も朝から晩まで「秘密保護法反対!」を叫び続けている仲間の気持ちを思えば思うほど、この強行採決を黙って見過ごすわけにはいかなくなりました。

 自民党議員がおそろしく下品なヤジを叫ぶ中で、私たち傍聴者にはヤジどころか拍手すら許されていません。この状況では、与党の議員が、“我々が主人であり、国民は我々の下にあるのだ”と勘違いしても仕方がありません。事実、与党議員のおごり高ぶりをこの目で見て、それは目に余る耐え難いものでした。

 私は、秘密保護法廃案を心から願う日本中の心ある仲間たちと世界中で心配してくれている友人たちに「私たちは絶対にこの強行採決を許さない!」というメッセージを伝えたいと思いました。また、私たちの怒りがどれほど強いものかを与党の議員たちに伝えたいと思いました。そのために、傍聴していた私は、やむにやまれず自分の靴を本会議場に投げ込んだのです。

 どうぞ、皆さん、私の気持ちを理解して下さい。そして一日も早く私が自由になり、秘密保護法を廃案にする運動に皆さんととも関わることができるように力を貸して下さい。心からよろしくお願いいたします。

2013年12月7日