関西大弾圧救援会 garekitaiho1113@gmail.com

「大阪駅前街宣」弾圧、がれき説明会弾圧、関電前弾圧、オキュパイ大飯弾圧などの救援について綴ります

う~っ 裁判所=司法の腐敗もここまでかと ・・・(ぱぉん)

2013年10月06日 10時43分06秒 | 11.13がれき説明会弾圧
保釈中につき 期間限定「ぱぉん手記」 ~番外編~

<「2.9 竪川弾圧」の控訴審を傍聴して>

※のぞき見してる大阪腐警の公安さんも、それから今回は警視庁さんも。
どうせのぞき見るなら最後まで読んでね♪


10月3日、東京高裁429号法廷で行われた、「2.9竪川弾圧」裁判の控訴審初公判に傍聴に行ってきました。
いやー。とにかくヒドかった。
何が?全てが、です!
怒りが全く収まりません。

今回はその傍聴記を書こうと思います。
相変わらず長くなりそうですが。
お時間ある方は最後まで読んで下さいな^^


<公判前の「お約束」騒動>

9時半頃、門前で救援会の仲間がビラ配り&トラメガでの情宣。
そしてみんなで一緒に入りましょうと門を入ろうとすると・・・。
例によって「メッセージ性のあるTシャツ」云々で大モメ。

被告とされている園くんが当日着ていたのは、「Yes 抗議 No 排除」Tシャツでした。
一方、私が着て行ったのが、大阪地裁や福井地裁でも排除の対象になった「再稼働  反対」Tシャツでした。

これまで、園くん側は、地裁に「庁舎管理規則」の開示を求めており、まだ開示されないままの状態でした。

多くの警備員。そしてお約束のように連携している警視庁と所轄刑事。ポリか?と思ってしまう裁判所の職員。
多数の人間に体を押し付けられ、両手を広げて通せんぼ。

もう「恒例行事」のようになってしまっているこの光景は、この裁判のヒドさの序章に過ぎませんでした。


<裁判所に来るのは犯罪者なのか?!>

さんざんモメた後、結局はこちらが妥協し(裁判の方が大事だからね・・・)、上着を羽織って門の中へ。
傍聴希望者は傍聴券の抽選に並び(というかロープの中に監禁される状態)ますが、暑くて上着を脱いだ被告・その他にも、執拗に職員が「上着を羽織って下さい!」と本当にウルサイ。言う通りに羽織ったら羽織ったで、今度は「上着のボタンを閉めて下さい」。
・・・彼ら職員は、何でもできると思っているのでしょうか?
「メッセージ性のあるTシャツがアカンという理由を示せ」も無視。「なぜですか?」の問いかけも無視。「命令を下している上司を連れてきて説明しろ」も無視。ひたすら無視!無視!無視!なのに命令だけしてくる。
な・ん・だ・こ・り・ゃ!!(怒)

傍聴券の抽選が終わり、裁判所の庁舎の中へ入ろうとした私は、ビックリ!
よく空港なんかで見る、金属探知機(?)の門があるではないか。
しかも荷物を、空港よろしくベルトコンベアの探知機に通すと・・・。
(ちなみに地裁・高裁だけでなく、議員会館なども同じような仕組みになっているそうです)
大阪地裁しか知らない私は、ただただ唖然。(しかしコレもまだ序章だった)

それから4Fの法廷へ。
はいはい、警備法廷ですね、と思っていたら、支援者の方がエレベーターの前で、「僕が見てますから荷物はここに置いてって下さい」と。
なんでだろう?と思ってたら・・・手荷物検査があったのですね。そして筆記用具以外の荷物(携帯・デジカメ等含め)は、全て法廷に入る前に裁判所によって強制的に預けられると。
な・ん・だ・こ・り・ゃ!!アゲイン!(怒)

私は全ての荷物をその方にお願いして見てもらっておいて、体だけで鉄柵の向こうの法廷に入ろうとしました。
しかし、法廷の前では、今度は全身を金属探知機でチェックされました。男性職員に・・・。
「あ、ポケットに携帯入れたままだわ」と思っていた私は、「こいつ(男性)に体を触られて検査されるんだろうか。気持ち悪いなぁ。」と思っていましたが、一応女性の職員もその場にいました。(女性は女性にさせろよ)
その探知機で引っかかったら、すぐそばにある別室で、どうやら全身検査をされるようです。
な・ん・だ・こ・り・ゃ!!(怒)さらにアゲイン!(怒)

幸い私はスルーされたので、そのまま傍聴席へ。
(※携帯は電源OFFにして持っていただけで、録音などをしようと思ったワケではありません)

この様に、傍聴者もまるで犯罪者扱い。
本当に「ヒドい扱いだ」としか言いようがありません。


<裁判長の言い訳>

そして法廷へ。

傍聴者が全員入ったところで、空席が5席ほど。
被告の園くん&大口弁護士が、「廊下で待機している傍聴希望者を入れて下さい」と要求するも、裁判長は「車椅子での傍聴者を想定して2席空けてある。それと追加の傍聴者は認めない。」とバッサリ。
車椅子の方用に2席空けてあると言いますが、その2席は並んで空けられているワケではなく、バラバラなのです。
意味ねーじゃん!!

※車椅子用に2席用意する、という裁判長の答えは、実は完全に間違いです。車椅子での傍聴者は、ご自身が椅子ごと法廷に入るワケですから、席を用意するのではなく、「車椅子が入れるスペースを用意する」のです。裁判長の説明は大ウソです。
実際、その法廷にもちゃんと車椅子の方が入れるスペースがありました。

大口弁護士の力強い「要請」もあっさりスルー、裁判長は結局下らない「言い訳」をし、他の傍聴希望者を法廷に入れるのは面倒だと言わんばかりの態度。
空席を5つ空けた状態で、裁判を始めました。


<肝心の公判は・・・>

公判は、被告園くんの人定質問から始まりました。
証言台に立たされた園くんは、裁判長の人定質問に、堂々と、全てに答えました。

その後、弁護団の弁護人3名から、A4用紙で30ページもの「控訴趣意書」から、一部朗読を行いました。

かいつまんで要旨だけ説明します。
 *原裁判には法的誤りと事実誤認がある
 *訴訟手続きに法令違反がある
 *不法に公訴を受理した、不平等起訴であること
 *法令適用の誤りが一審判決に影響したこと
 *事実誤認が一審判決に影響したこと
 *そもそも「威力業務妨害」には絶対に当てはまらないこと
 *「背景事情」としてバッサリ削除された事実こそが行政の違法であること
・・・これらが簡単な要旨でした。

3名の弁護人の主張、とりわけ最後の大口弁護士の主張は、当日の法廷で新たに主張した箇所もあり、本当に素晴らしい内容でした。


そして被告園くんの控訴趣意書です。必読です!!
(趣意書はコチラを参照⇒http://bit.ly/15LycR1

裁判長から「被告人の趣意書を弁護人、朗読して下さい」と言いましたが、主任弁護人が「被告本人が書いた趣意書ですから、私ではなく被告本人に読んでもらいたい。」と一蹴。

しかし、予想通り、裁判長は認めず。

被告の園くんが裁判長に、「僕が書いた趣意書ですから僕に読ませて下さい」と訴えました。
裁判長は、「それ以上発言すると、発言禁止にします」と一方的に通達。
(この時、立ち上がった複数の廷吏が、「発言禁止!」とあっという間に伝言していました。なんちゅー連携プレー。)

園くんは粘り強く、「裁判長、僕が書いた趣意書ぐらい読ませて下さい。被告本人が発言できないなんておかしいでしょう。」と訴えましたが、裁判長はな・ん・と!「被告人に退廷を命じます」と退廷命令!!

あ・り・え・な・い!!

※控訴審で被告本人が話せないのは、もう当たり前になってしまっています。


<ポリとの見事な連携プレー>

裁判長が園くんに退廷命令を出した瞬間、大勢の廷吏&私服警官、それからあろうことか警視庁の制服警官が多数なだれ込んで来て、園くんを担ぎ、強制的に法廷から出しました。

傍聴していた私は、制服警官を見た瞬間に「ヤバイ!」と思い(※別件逮捕の可能性を咄嗟に考えてしまい)、傍聴席を立って、自主的に法廷の外に出ました。同時に、あまりにもヒドいと思った他の傍聴人が、「裁判長!」と立ち上がって声を発したことから、その方も「退廷命令」。
強制的に退廷させられた被告の園くんは、そのまま一般のエレベーターではない別の出入り口から外に放り出されたそうです。

私は急いで、支援者の方と裁判所の外へ。「ヤバイ、園くん、大丈夫か?!」とやきもきしていたところ、私がいた裁判所の門の前に園くんと、もう一人の強制退廷させられた方とが一緒にやって来て、「よかった・・・」と胸をなでおろしました。


<「退廷命令」なんですけど?なぜ?>

被告の園くんは、裁判長から「退廷命令」が出されただけです。それなのに、廷吏とポリ、それから裁判所の職員が、裁判長の命令を勝手に拡大解釈し、「裁判所の敷地の外へ」と一方的に決め付けました。
本来なら、法廷のすぐ外にいたって構わないワケです。にも関わらず、裁判所職員は、園くんと他の人に対して「裁判所の敷地に入るな」と言うのです。

な・ん・だ・コ・レ!!(怒)


<公判はどうなった?!>

肝心の公判ですが。
その後も傍聴していた方によると・・・
 *被告園くんの控訴趣意書を弁護人が朗読
 *しかし趣意書の一つの項目(※注1)を無関係として「除外せよ」
 *弁護側請求の「証拠」も「証人」も全て却下

※注1:裁判長は「事件に関係ないから除外せよ」と言いましたが、この点こそが被告本人の一番訴えたい箇所でした。

ぜーーーんぶ却下!却下!
要するに、これ以上審理する気などナイのです。

イコール
「次回期日、11月19日は、判決です」
って!!!!!
な・ん・だ・ソ・レ!!(怒)

被告と弁護人の控訴趣意書の書面だけ!
裁判長は、証拠調べも証人尋問も行わず、どうやって判決を下すのでしょうか。

三審制とやらはいずこへ?!


<まとめ>

本当にヒドい公判でした。
傍聴者に対する、差別・偏見・悪意に満ちた態度。
被告人に対して、悪意・敵意・排除しか持たない態度。
裁判所=司法の腐敗もここまでかと、大阪地裁しか知らない私はとにかくドン引き状態、怒り心頭です。

一審で不当判決を受けた刑事被告人には、「控訴して二審を行う」当然の権利があります。その二審がこの有様です。
一体、この国の司法は本当にどうなってしまったのでしょうか。


あの原発事故を起こした連中は不問にされ、国や行政に物申した庶民だけを罪に問う、狂ったこの世の中。

全部まとめてひっくり返したいです。
本当に。


改めて、2.9竪川弾圧救援会からは、抗議声明文が出されると思います。
この国の未来を真剣に案じる皆さん、「明日はわが身」のご時世です。どうか一緒に抗議の声をお願いします。

東京高等裁判所、第五刑事部、八木裁判長に。

「八木裁判長!被告とされた園くんは無罪だ!」


また何か書きます。
ぱぉん、でした。
2013年10月5日

★ぱぉんの裁判は→コチラ






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1 コメント

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いよいよ明日から、オスプレイが来る!反対しよう。 (京都生協の働く仲間の会)
2013-10-09 16:59:31
10月5日土曜日三条河原町で、訴えた。10月7日の演習開始は、中止になった。10月8日から開始された。いよいよ明日から、オスプレイが来る!反対しよう。

京都生協の働く仲間の会! keizirou.hushimi@gmail.com





件名: いよいよ明日だ!昨日17時三条河原町でオスプレイ編隊京都上空戦争演習反対貫徹。

1、昨日17時から18時30分京都三条河原町でオスプレイ京都上空編隊飛行反対行動をした。
2、土曜日夕方沖縄辺野古新基地建設京都行動の活動の一角で頑張った。
3、道行く人々はオスプレイ編隊が京都上空に襲来することに『知らない』『本当に?』と言い、注目を寄せて来た。10月4日防衛省に対し山田啓二知事が『京都はオスプレイ演習関連自治体。政府防衛省の事前説明がないのはおかしい。』等々と述べた。そして『飛行ルートと高度の公表と市街地上空を飛ばない日米合意の遵守の要請』した。が防衛省は保留とした。結局10月7日から18日の饗庭野と京都上空オスプレイ編隊戦争演習に一切の説明を拒否し安部首相は突入しようとしている。明日だ。絶対に許しません。安倍首相はオスプレイ編隊参加の日米共同軍事演習を直ちに止めよ!山田啓二京都府知事、門川大作京都市長は直ちに京都上空オスプレイ編隊戦争演習実施に反対せよ。
3、京都福井に原発群と軍事基地群の合体した大核戦争地帯を絶対に許さない。共に頑張りましょう。
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