トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

菅首相・枝野代表(26日(金)首相のぶら下がり会見(2))

2021-02-28 20:14:19 | アベスガ政権
26日の首相のぶら下がり会見で、「答え合わせ」ができた。
「クローズアップ現代」で官房長官就任間もない菅氏を見てからずっと推測してきた。助けも台本もなければ話せない人?

それまでは、「アベノミクスについての安倍首相の説明だと腑に落ちないけど、菅さんと国谷さんとの対談でやっと理解できるんだわ」と期待していた。官房長官の定例記者会見だといろいろ制限があるために口数が少ないのだろう、と。
30分見て、菅さん頭が回ってない、という結論に。安倍首相と似たり寄ったり?

ただ、スタジオ収録に緊張していたのかもと考えたが(それにしては、国谷さんを見る目が途中からきつくなったのが気になった)。その後の記者会見や答弁でも印象は変わらず。他方、雑誌などでは「史上最強の官房長官」といった形容があふれ始めた(広告しか読んでないけど)。
人を見る目に自信があるわけでもないのでもやもやしていたが、26日の記者会見でもう結論を出してもいいでしょう・・・?
(菅官房長官を絶賛していた人達に菅首相の惨状を説明してほしい。ご本人と直接やりとりしてきた複数のプロ達よりもテレビで見るだけの私の方が正しかった、とはとても思えないので)

首相も前首相も。周りの人達と意思の疎通はどうなっているのだろう。「おい」と言えば着替えやタバコやお茶が出る亭主関白みたいな感じ?
菅首相のように曖昧で少ない言葉から察していいのか? 安倍前首相のようにイメージや論理的でない言葉を周囲が補っていいのか? 
周りが、そういう「菅語」や「安倍語」を自動的に日本語に翻訳して指示として扱うことに慣れてしまっているのでは。だから、「首相から指示される」と「自分から忖度する」が混然一体となっていたり、忖度している自覚が薄れたりしているのではないか。



そういう周囲なしにはできない。いや、そういう周囲さえいれば、内閣総理大臣の公務はそれらしくできてしまうのかも。
・・・「総理大臣なんて、誰がやっても同じ」と昔はよく言われていたような覚えがある。あの頃すでにそうだったの? それともそんなことないと確信できていたから、安心してそんな軽口を叩けたのか?

「総理大臣なんて、誰がやっても」それらしくできてしまうなら、そこには優秀な官僚組織が必須。
・・・日本って、これが前提だったような気がする。だが、菅首相の言葉からわかるように、官邸が官僚より優秀であることが前提とされた組織になっている。と、いうことは〜


26日(金)の会見、前首相だって広報官なしならあんなものだったろう。


記者会見は危険! 日本の首相はちゃんと説明や受け答えができない、話の道筋を追えない(ということはたぶんちゃんと考えられない)という日本の脆弱性がばれてしまう。


そう思わずにいられない。
戦国時代にあんな領主がいたら、すぐに他国から侵略されそうだ。
(ああいう首相に例えば尖閣諸島がどうとかいうことを任せていいのだろうか・・・両国とも変な刺激策とかやめてくれ〜)

・・・と思うので、26日の会見での立民の枝野代表の言葉に賛成する。

「国家的な危機的な状況において、節目節目で首相は会見すべきだ。かつては毎日ぶら下がりをやっていたが、国家の危機管理や政権運営のあり方として違うと思う」「トップリーダーが発信する際は、国民や諸外国がどう受け止めるか、しっかりと準備と計算をした上でないと、国益を損なう発信になりかねない」(27日(土)朝日新聞)

だが。「国民(・・・)がどう受け止めるか、しっかりと準備と計算をした上で」の発信。それは、安倍前首相とそのスタッフがやっていたこととどう違うのか。
上記の簡単な説明では同じようにも見えなくもない。細かな説明があれば、全く違うやり方だ、と安心できるのかなあ。


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