民主党はどうするんだろう（9月23日桜木町駅前広場）

＜1.＞

民主党の枝野幹事長が街頭演説するそうなので、行ってみた。会場が安保法制反対な人達でいっぱいになればいいな、と思って。だが、演説が始まると集中してしまって、どれくらいの人数が集まったのかは確認していない。ただし。最初のうちは、「なーんだ、少ないな」と思ったが、5分くらいしたら窮屈にな感じ。

そもそも枝野幹事長は大阪に行く予定だったが、その前に横浜に寄って地元選出の民主党参院議員の応援をすることになった、という集会だったそうで。その参院議員というのが、なんと。志位委員長の反安保法制連合を拒絶するツイートをさっさと発信した、金子議員だったのだ。その上、過去のツイートから、日本会議のメンバーであることが判明している人だ。ええええ・・・。困った。
それを知っている人も多い気配。金子議員に、野党間協力と日本会議からの決別を促している。

枝野幹事長の演説が始まると、そういったコールとプラカードは消えた。
幹事長が話していく。政府が立憲主義などを破壊していること、民主主義＝多数決ではない、今回の安保法制のおかしな点。それに加えて、民主党政権時代に行われた、安保政策の転換（三木政権つまり冷戦時代からの、ソ連を仮想敵国としていた政策を冷戦終結後仕様に変えた）のこと。
あいにくと、私は政策をこんなにまじめに確認しているのは第2次安倍政権が初めてだ。なので、民主党政権時代の政策には疎い。安倍政権とネットの（右な）皆さんは、民主党政権をけなす一方だが、それを肯定も否定もできない。・・・うう。また勉強かあ～。


＜2.＞

私は、野党には志位委員長の提案に乗ってほしい、と願っている。また、野党議員であっても、日本会議メンバーのことは信頼できない。今日は、同じ気持ちでいる人達が少なからずいたようだ。
だが、民主党の政治家達はどう思っているんだろう？　民主党内部の人間関係や仲間意識ってどんななのか。政治家は会社員よりも自営業者に近いような気がしているが、どうなんでしょう。

私のような部外者と民主党内部の人の意向は、どうより合わされていくのだろうか。そしてそれは、来年の参院選に間に合うのかなあ・・・。

心配ではあるが。新鮮な気持ちで「政治」を考えてしまう。税の分配が政治、というような感覚とは全く違う。人と人とのぶつかり合い、それもいろんな人同士が各自の利害ではなく、社会がどうあるべきか・その実現のための方法は何かを議論する。
意見をまとめるのは、一方的な服従や利害調整ではない。少なくとも、日本会議のメンバーである民主党政治家と民主党（か、「責任野党」ではない野党の）支持者との間には、そういったものはない。

それは、本来は美しいものであるはずだが、現実にはそうもいかずに醜い罵り合いになってしまうだろう（本日の金子議員のツイートを参照）。美しいものは儚いのだ。ただ、当事者の全員が、相手を尊重しつつ少しでも正しそうな方向を選ぼう、と合意していれば、なんとかなりそうな。
聴衆者の反対気味な反応に対してなんだかうにょうにょしていた金子議員には、正直、期待する気にはなれなかった。でも、周囲の人達が相談にのってくれるのだろう。参院選（そして衆院選も？）まであまり時間はないのだから、方針を決めた後にはまっしぐらに進めてほしいなあ。
ほんと。こんなにタイトな選挙はなかったのでは？　民主党と維新の党が自分を過信した選択をしたら、私は絶望するだろう。安保法制案が衆院を通過した時の比じゃないよ。真剣勝負をするのだから、判断を間違えないでくれ～。どうか、福島第一原発の事故に立ち向かった吉田所長の責任感の強さを、思い出してほしい。