加音オーケストラ ブログ

加音ホールに付属するオーケストラとして創立。地域に根差した音楽活動を行い地域文化に寄与する、を趣旨に創立27周年目です。

まもなく第43回定期演奏会開催されます。

2022-11-12 06:55:43 | 練習
            
  
 加音オーケストラ定期演奏会まであと5日となりました。
 練習にも熱が入っています。
 ぜひ会場でお聴きいただけますよう、団員一同お待ちしております。

 前回の続き・・・・・・。
 ワーグナー作曲 ジークフリート牧歌
 原題は『誕生日の交響的な祝賀として彼女のリヒャルトが彼のコジマに贈る、フィーディーの鳥の歌とオレンジ色の日の出をともなうトリプシェン牧歌』となっており、とても長いです。そして、原題の中にもあるとおり、この曲は、妻の誕生日及びクリスマスの贈り物として作曲されたものです。(ワーグナーの妻コジマの誕生日は12月25日)
  作曲の経緯もあり、この曲の初演はワーグナーの自宅となっていますが、さすがに寝室に突撃しての演奏ではなく、寝室わきの階段に並んで演奏したようです。
  曲はその名のとおり、牧歌的な穏やかな曲調で始まり、中間部でちょっと盛り上がってきますが、最後に再び冒頭の旋律が表れて静かに終わります。
  今回、この曲はオーケストラで演奏しますが、この曲の弦楽器パートはディヴィジ(2人以上で分けて弾く箇所)がなく、各パート1人ずつでも演奏できるため、十三重奏の室内楽としても演奏可能です。

シューベルト作曲 交響曲第2番
シューベルトの交響曲といえば、第7番「未完成」、第8番「ザ・グレート」が有名で、前期の作品は取り上げられることは多くはありません。実際、この交響曲第2番も、シューベルトが18歳の時(1815年)の作品なのですが、その初演は1877年でシューベルトの没後ほぼ50年後という、何とも不憫な扱い。
  若いころの作品ということもあってか、曲中にはほかの作曲家の曲を意識したと思われる箇所があり、第1楽章の序奏はモーツァルトの交響曲第39番に、序奏に続くアレグロは、今回演奏する「プロメテウスの創造物」序曲に似ていると言われています。実際に聞き比べてみると確かに納得できる気がします。
  一方で、ちゃんとシューベルトらしさ、というか後期の交響曲につながる部分もあり、Wikipediaに「スタンレイ・レイフィールドはこの交響曲の規模の大きさゆえに「この曲は後の『未完成』や『ザ・グレート』を予示する」といっている」との記載がありました。私自身も演奏中、この部分なんかグレート(第8番)っぽいな、と感じたことがあったので、そういった部分も意識して聴いてみると面白いかもしれません。

それでは皆さま、11月20日 加音ホールでお会いしましょう。

P.S 11/27 加音ホールリハーサル室にて13:00~バイオリン体験会を実施します。
バイオリンを極めるには幼少からの努力も必要かもしれませんが、バイオリンを始めるのに年齢は関係ありません。
体験会を通してバイオリンと触れ合い、加音オーケストラでオーケストラデビューしてみませんか。
詳しくはまたご案内しますね。






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