青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

第8回一宮駅前寄席を鑑賞する(4)

2018-04-12 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

12日の一宮市内は、晴天で過ごしやすい1日になりました。

本日の寺西は、午前は縫製作業など、午後は一宮青色申告会連合会の理事会出席でした。

4月1日夜、一宮駅前寄席様主催の「雷門獅篭 旭堂鱗林 二人会」の鑑賞に訪れました。

前回の続きです。

演目の「長屋の花見」は、江戸落語と言われています。

元は上方落語で、「貧乏花見」という題名だそうです。

ケチな大家のお誘いで、家賃を払わない店子(たなこ)が、見栄を張って花見に行くお話です。

お酒は茶を薄めた水、卵焼きはタクアン、カマボコは大根を月形に切ったもので、宴会をしながら花見を楽しむお話です。

獅篭様は、桜色の着物で落語を演じてくださいました。

約10分間の中入りが終わると、再び獅篭様が登場しました。

着物が桜色から、鮮やかな赤色に変わっていました。

寄席開催日が4月1日で、エイプリルフールです。

お題目の「うそつき弥次郎」を演じることから、「真っ赤な嘘」を表現されたそうです。

「講談師、見てきたような嘘をつく」というお話から、落語家の世界は、仲間が嘘をついたら、それ以上の嘘をつかないといけない、というお話に続いていきました。

そして、嘘や詐欺、泥棒に関するお話を4つ、簡単にお話してくださいました。

1つ目は、落語家は4月1日に嘘をついていけないお話。

2つ目は、鷺(サギ。詐欺)や鴨(カモ)も登場する「鶴の恩返し」のお話。

3つ目は、大須の観音様に入った泥棒(くせ者)と仁王(におう)様のお話。

4つ目は、嘘も方便で可愛くない子供を誉めるお話。

そしてお題目に入っていきます。

「うそつき弥次郎(やじろう)」は、上方落語の「鉄砲勇助」、又は「嘘つき村(※)」の前半分に、「安珍・清姫伝説」のエピソードを加えて作られたもの、と言われています。

※鉄砲勇助を、弥次郎と嘘つき村に分けた、という説もあります。

元になっている、鉄砲勇助は、嘘ばかりつく主人公が、嘘の名人と称される農夫のもとに出向いて、嘘を付き合う内容になっています。

獅篭様の落語は、北海道が「厄介道」になり、今の若者にウケるように、女性アイドルの歌をアレンジしたお話も混ぜてありました。

ちなみに、演目「嘘つき村」は、村人全員が「うそつき」という壮大なお話です。

村の名前は、「花の頓狂島やけたけ(※)郡嘘つき村」と言います。

※でたらめ、無頓着などという意味です。

嘘つきの代名詞として、「千三ツ(せんみつ)」があります。

千のうち三つしか真実を言わない人のことを言います。

千三ツが、尻尾を巻いて逃げ出す村が、嘘つき村です。

次回に続きます。


■■あしあと■■

2018年5月2日に追記しました。

fc5551様、akagera63363556様、bellsan0704rabyisan1204様、あしあと、ありがとうございました。

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