
皆様、こんばんは。
事務局です。
7日の一宮市内は、台風接近の影響で、朝から風が強く、雨が強く降ったり、止んだりが続いています。
打ち合わせ確認で、電話したところ、朝から休業している事業所様があることに驚きました。
本日の寺西は、縫製作業と伝票整理などでした。
台風接近に伴い、お店は14時に閉店としました。
本業の仕事の段取りが上手く組めなくなり、寺西のお盆休みはなくなりました。
作業の合間に、完成したレイアウトボードの調整をしました。
次は、曲線用ボードの製作に入ります。
引き続き、青バス200号の乗車会(※)のお話を書いていきます。
※2017年02月19日に開催されました。
青バスは、「魚躬(うおのみ)橋」を出て、次の撮影地、富山市水橋地区に向かいます。
県道1号線を西に進みますと、水橋天神町の信号交差点が見えてきました。
交差点を左に回りますと、「照蓮寺前停留所」があります。
一番上の写真は、照蓮寺前停留所に停車している青バスです。
撮影会は、同停留所から東大町停留所までの区間を走行する青バスを撮影します。
水橋地区は、常願寺(じょうがんじ)川と白岩川の河口にある街です。
古代越中国時代(8世紀頃)、北陸道の駅だったこと、江戸時代は、加賀藩の河北七浦(※)の1つとして発展しました。
※北前船が寄港する港を表す単語だそうです。
そのため、地区内には、たくさんの寺院や神社、古い建物が残っています。
特に「水」の名前が付く神社が複数あります。
白岩川は昨日、扇状地のところで名前が出た川です。
下の写真は、水橋地内を走行する青バスです。

江戸時代までは、上市川の水は、この白岩川に流れ込んでいました。
常願寺川は、富山県中新川(にいかわ)郡立山町から富山市などを通って、富山湾に注ぐ一級河川です。
常願寺川といいますと、上流部にある支流の1つ、和田川流域にあります、立山カルデラから流れ出た土砂による、土石流や洪水が多発したことが知られています。
大量の土砂が流れ出た結果、河床高が地盤高より高い天井川になったそうです。
資料によりますと、安政の大地震で流出した、大量の土砂により、大日橋(※1)付近は約8m、立山橋(※2)付近では約20mも河床が上昇した、推定しています。
※1.富山県道3号線にかかる橋です。
※2.富山県道35号線にかかる橋です。
戦後、1949(昭和24)年から1967(昭和42)年にかけて、大規模な河床掘削作業が実施されたそうで、現在は一部区間を除いて、天井川は解消したそうです。
下の写真は、東大町停留所に停車する青バスです。

立山カルデラは、現在でも砂防工事がおこなわれています。
今、カルデラの土砂が、常願寺川に流失しますと、富山平野全体が、高さ1~2メートルの土砂によって埋没してしまう、と言われています。
ちなみに、カルデラに残っている土砂の量は、約2億立方メートルで、例えとして、黒部ダムの総貯水量約2億トンとほぼ同じだそうです。
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