先日来、大阪市立図書館において、「大阪ことば」と題して4人
の講師による講座がありました。そのうち、詩人の島田陽子さんの
「大阪ことばのうたと詩」京都外国語大学教授のポンフェイさん(
上海出身)の「外国人からみた大阪ことばと大阪人」を聞きました。
私など、軍隊での2年間を除き、住居と商売の拠点が大阪、しか
も船場のため、常に大阪弁をごく自然にしゃべっています。
でも、島田さんは関東出身、ポンさんは中国出身のため、大阪人
が気のつかない、わかりにくい言葉や言い回しがあるようです。
「ぼちぼち行かな間に合いまへんで」「急いて急かへんけど」
それに「よういわんわ」とか「ようゆうわ」。「けっこうです」
は慣れない人が聞くと、必要なのか不必要かが分かりません。
むかしこんなことがありました。東京からネクタイを売りに来た
セールスに、気に入った柄がないので「もひとつやな」と言ったの
です、すると「もう一つですか」と。
海軍に入って大阪弁がでると、ビンタが飛んできました。これは
将校養成の学生という身分だからでした。その点陸軍は地域ごとに
部隊が編成されていたため、郷土の方言が当たり前だったかもしれ
ません。
映画「マイフェアレディ」に出てくる言語学者は、たしかロンド
ンなら1000メートル(1マイル?)範囲でその人の出身地をい
い当てる自信があると。
たしかに昔の大阪もそうでした。私は大阪の上町に生まれ育ちま
したが、その後商売の拠点であった船場とでは、微妙に用語や言い
回しが違っていたようです。
いとはん、こいさん、お家はん、ごりょうさん、だんはん、ぼん
ちゃん、とうはん、おすもじ、などはもう今では聞くこともなくな
りました。ちょっと寂しい気もします。
の講師による講座がありました。そのうち、詩人の島田陽子さんの
「大阪ことばのうたと詩」京都外国語大学教授のポンフェイさん(
上海出身)の「外国人からみた大阪ことばと大阪人」を聞きました。
私など、軍隊での2年間を除き、住居と商売の拠点が大阪、しか
も船場のため、常に大阪弁をごく自然にしゃべっています。
でも、島田さんは関東出身、ポンさんは中国出身のため、大阪人
が気のつかない、わかりにくい言葉や言い回しがあるようです。
「ぼちぼち行かな間に合いまへんで」「急いて急かへんけど」
それに「よういわんわ」とか「ようゆうわ」。「けっこうです」
は慣れない人が聞くと、必要なのか不必要かが分かりません。
むかしこんなことがありました。東京からネクタイを売りに来た
セールスに、気に入った柄がないので「もひとつやな」と言ったの
です、すると「もう一つですか」と。
海軍に入って大阪弁がでると、ビンタが飛んできました。これは
将校養成の学生という身分だからでした。その点陸軍は地域ごとに
部隊が編成されていたため、郷土の方言が当たり前だったかもしれ
ません。
映画「マイフェアレディ」に出てくる言語学者は、たしかロンド
ンなら1000メートル(1マイル?)範囲でその人の出身地をい
い当てる自信があると。
たしかに昔の大阪もそうでした。私は大阪の上町に生まれ育ちま
したが、その後商売の拠点であった船場とでは、微妙に用語や言い
回しが違っていたようです。
いとはん、こいさん、お家はん、ごりょうさん、だんはん、ぼん
ちゃん、とうはん、おすもじ、などはもう今では聞くこともなくな
りました。ちょっと寂しい気もします。