八尾市民川柳大会で秀句に

　今日は「第５８回八尾市民川柳大会」がありました。会場は例年どおり、近鉄八尾駅
に近い八尾文化会館でした。この付近は私にとって思い出の深いところです。今から７０
年も昔、昭和１６年から１８年時代に当時志紀にあった会社と長瀬の近畿大学の前身で
あった大阪専門学校の夜学に通った乗降駅でもあったからです。
　今日の参加者は１２０名、宿題は７題で各自２句出し。
宿題の２番目「魚」大内朝子選では
　　雑魚の群れでは先頭を切っていた
が入選。これは幸先よいと思っていたが、あとの５人の選者には没。最後の選者の披講
にも名前が出ず、９分９厘あきらめていたところ、最後の秀句での披講
宿題「手」宮西弥生選で
　　お茶碗をポロリと手から救急車
が読み上げられました。商品に「昆布の詰め合わせ」もいただけました。
　こういうこともあるので川柳はやめられません。　
　　　

お礼参り

　天理よろず相談所病院・憩の家を退院してから５日目、今日は外来の診察をうけました。
回復状態はほぼ順調で、再診は一月半後とのこと。
　診察が終わってから天理教おやざとの本部にお礼参りをしてきました。
　神殿で手を合わせ、どこからとも聞こえてくる
「悪しきを払うて助けたまえ天理王のみこと」
「悪しきを払うて助けせきこむいちれつすましてかんろうだい」
に、思わず涙がこぼれそうになりました。天理王の命（八百萬の神）に命を助けていただいた
おかげです。入院中も３人の信徒の方が病室にお見えになり、真剣に「お助け」もしていただ
けました。有難いことです。
　「川柳番傘」９月号近詠に次の投句をしました。
　　有難やほんのわずかな後遺症
　　食前後お腹ふくれるほど薬
　　礼参り緑あふれる蝉しぐれ
　　神仏のご加護ヨイヨイにはならず
　　脳梗塞の先輩たんといるあの世
　　何もかも明日に伸ばしたい病後
　　一日にひとつくらいは用足そか
　　少量のお酒薬といい主治医　

まずまずだった生駒番傘

　８月２０日（日）は「いこま番傘」の例会でした。出席者は３６名、投句者が６名。
席題「風呂」　　　　　　　　　　正春　選
　　部屋風呂に潜む二人にあるドラマ
宿題「贈る」　　　　　　　　　　富子　選
　　故人への叙勲の記事がある二行
宿題「アンテナ」　　　　　　　　祥文　選
　　アンテナの全てをカット組む座禅
　　籠の鳥ケータイというアンテナが
宿題「厚い」　　　　　　　　　　一志　選
　　厚い壁人智万全つくしても
宿題「嘆く」　　　　　　　　　　俊平　選
　　遭難の淵に浮かんだ救命具
　と、すべての題に抜けました。
生駒市が毎年行なっている「竹あかりの夕べ」の川柳に次の投句をしました。
「はじまり」
　　苦かったけど病みつきに初ビール
「希望」
　　リハビリで気づく戻ってきたろれつ
「絆」
　　五代目の絆が皇位継ぎ給う
　生駒生涯学習文芸「あお」に次を出句
　　靖国の社頭に掲示君の遺書（滋賀県出身の同期、故碓本守氏）
　　異常なし介護福祉の問い合わせ
　　わが血引く十五の命生き生きと
　霊山寺万灯籠に
　　あの世には待ってる若いままの友
　　　

体調も少し戻る

　昨日は番傘郡山川柳会に参加しました。私はどてらかといえば、前もって
出されている「宿題」よりも、会場で当日発表される「席題」の方が入選す
る確率がよいようです。それが一昨日の「あすなろ」では「席題」の共選が
全没。でも昨日は３句ぬけほっとしました。
　席題「輝く」　　　　　牧野隆之、山田順啓の共選でお二人とも
　　ハネムーンのときは輝いていたあんた
　　　　　　　　　　　　山田順啓さんは次の句も
　　還暦で生まれ変わった輝こう
　宿題「野菜」　　　　　
　　独身の息子に送る青ジュース
　宿題「どぎまぎ」　　　岡部幹和　選
　　留守番に来て警報が鳴り出した
　　知った曲みんな歌われ来たマイク
　宿題「裏」　　　　　　柳瀬孝子　選
　　墓場まで秘す終戦の裏話　
体調もかなり戻ってきたようです。　

体調が良くないときは川柳も

　昨日は今日の「あすなろ川柳会」出席の備えて足慣らしのため家内と御嶽山大和本宮
を参拝したきました。さて今日の句会の結果ですが、体調が良くない時はやはり成果が
上がりませんでした。
　席題「踊る」共選は全没
　宿題「オアシス」　　　　　　　　平川恵津　選
　　オアシスの我が家入院長かった
　宿題「おべんじゃら」　　　　　　牧浦完次　選
　　チンだけの料理と知っていて誉める
　宿題「近詠」　　　　　　　　　　米田恭昌　選
　　病室でもそもそビ－ルない夕餉　
明日は「番傘郡山句会」で、今日のようにならないようガンバリたいと思います。

やっと元気に！

　まさかの事が起こってしまった。実は脳梗塞で先月末から１６日間も入院してしまった
のである。７月２６日の朝起きてすぐ、いつものように膝痛防止の体操の途中、突然物が
二重に見え出した。鏡に我が顔を映すと、いわゆるロンドンーパリの状態左目があらぬ方
を向いたいる。
　これはただ事ではない。幸い嫁のみづほが家に居たので、家内と３人で天理よろず相談
所病院へ。眼科を受診したら「直ちに神経内科へ」。ここでの診察で「即刻入院」という
ことになった。眼の複視は次第に治まったが（ラクナ脳梗塞）次はロレツ、とくに語尾が
怪しくなり再度ＭＲＩ検査で（アテローム脳梗塞）とか、それで退院が１週間伸びてしま
った。　もっとも入院の途中でリハビリリ病院への転院の話もあったが、そのような病院
では主に四肢を中心の機能回復が主のようで、私のように眼と唇のリハビリはなさそうで
した。
　さて入院中に奈良番傘９月号に次の投句をしました。
　　頻尿は水取りすぎと泌尿器科
　　毎夕の楽しみビールあとの冷や
　　とある朝突如眼球右左
　　妻の顔もちろんあたりみな二重
　　眼科医がめまい脳から来てますな
　　よろよろと神経内科まで片目
　　ふらつきがやや治まると次ろれつ
　　１．５リットル水を飲め内科
　脳梗塞の後遺症といえば、半身不随、車椅子など、いわゆるヨイヨイになるひとが多い
ようですが、私にはそのような症状もなく、幸いでした。