１０月月８日は奈良番傘の定例句会でした。参加者は５０、
投句が２で、盛会でした。
席題「中」で、このこの題にはうれしい思い出があります。
私が川柳を始めた３０年も前の話です。当時大阪の朝日版
にはたしか「なにわ川柳」という欄があり片岡つとむ氏が選
をされていました。
その年間秀句に私の下記の句、題は「中」が選ばれたの
です。
先生の記憶にはない中くらい
どうもそのときの印象を思い出し、それより良い句を考え
ねばならず時間切れ。席題は没でした。
宿題「ぼんやり」 小金沢貫一 選
終電でうつらうつらを起こされる
宿題「鞄」 井倉 和子 選
晴れやかな議席夢見て鞄持ち
宿題「罠」 大内 朝子 選
親しげに美人暴力バーの罠
宿題「離れる」 山之内みつ 選
真夜中の電話ロンドンから彼女
月初めは第２木曜日が「奈良番」、第２土曜日に「あすなら」
第２日曜日に郡山番傘の句会があり、句誌の近詠締切が奈良
生駒ともに毎月１５日。いこま番傘の句会が毎月第３日曜と月の
前半で、さらに謡曲の鶴声会が毎月第三水曜日と月の前半は何
かと忙しいです。
ところで９月１２日の「あすなろ句会」は
席題「声」 共選で 中 博司 選
元気ある産声十月十日満ち
松本 柾子 選
純愛を通せ余計な声聞くな
宿題「うごめく」 笹倉 良一 選
うごめきの十月十日を待ちわびる
宿題「絡む」 幸 良子 選
失言につい絡まれて出す辞表
出席者57、投句３の６０名でした。
席題「真似」 更谷 風見 選
にいちゃんを叱る弟がすぐ真似を
席題「耳」 美馬りゆうこ 選
補聴器を忘れてにこにこで通す
席題「逃げる」 藤原 一志 選
僕も歳もめことらしい場を逃げる
６月８日の郡山川柳会は
席題「舞台」 大楠 紀子 選
お師匠が手を合わしてる舞台袖
宿題「退屈」 渡辺 富子 選
点滴もなくなり退院日はいつか
宿題「閃く」 毛利 元子 選
閃けば即実行が僕の主義
宿題「部品」 牧浦 完次 選
会社では部品帰ればお邪魔虫
このところ、体調があとこち老化のせいで川柳も不振。５月１０
日の「あすなろ」句会も同様でした。参加者３４名、投句１名。今
日は開会に先立ち、懇親会があったのですが、私は太極拳の稽
古のためその方は欠席。開会が１時間いつもやり遅いので、席題
はありませんでした。
宿題「秘訣」 東谷 郁 選
家元のテープ秘かに聞いている
宿題「近詠」 黒川正之進選
連休もさほど変わらず無為徒食
１３日は郡山の句会でした。出席２９名、投句２名、計３１名。
席題「文句」 板垣 孝子選
こんなにも文句あふれる投書箱
「空港」 坂口 幸一選
長年の賛否が歴史新空港
「不思議」 大楠 紀子選
遊んでるようで一番とる不思議
「耕す」 坊農 柳弘選
カボチャ芋耕しましたあの頃は
ほぼ全てやってくれますこ耕運機
脳味噌を耕すつもりクイズ解き
先月の末から長らくブログを休みました。使っていたパソコンの
期限が切れ、新規のパソコンに切れかえたからです。ご無沙汰し
て失礼しました。
その間大したことはないのですが、下腹部に違和感があり、お
医者さんの診察と検査続きです。今のところ特に異常はなさそう
です。
その間の行事としては、４月４日に謡曲の生吹会がありました。
私は「羽衣」のワキをやりましたがこの曲は商業学校１年生のと
き、謡曲部に入ったとき、初めて習った曲で、謡いやすかったで
す。
でも風邪をひいていたのと重なって２～３日後から声が出なく
なり、これには閉口しました。
