最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

相次ぐ訃報

2006年06月30日 | 川柳
「川柳番傘」06.7月号
五月晴れなのに訃報が相前後
大宇宙からは一瞬先か後
健康に思い当たった因果律
長命によい運動を忘れずに
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靖国の英霊は分祀できない

2006年06月28日 | 感じること
 毎日新聞の6月25日号に、全国国会議員に出したアンケートの結果
が出ていました。それぞれ所属する党の大勢にもとづいた意見が回答
されており、大変参考になりました。
 ところが、非常に気になる質問に対する回答がありました。それは
18番目の質問に「A級戦犯を分祀するという考え方があります。あな
たはどう考えますか」の質問に賛成が48、反対が19あったことで
す。
 神社に一度祀られた霊は、分祀出来ないことを国会議員ともあろう
ものが知らないのだろうか、実は唖然としました。
 一度祀られた霊は、一つの炎のようになっているのです。そこから
A級戦犯の霊だけをどのように分けることが出来るのか、その方法を
教えていただきたい。祭祀された名前を霊璽簿から抹消すると解決す
るというものでは決してない。
 一部の国会議員議員ともあろう人たちの常識の足りなさが余りにも
情けない。 
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飛騨乗鞍と白川郷の旅

2006年06月24日 | 川柳
 6月22日と23日、奈良からバスで乗鞍、平湯(泊り)、白川郷、
高山と旅をしてきました。そこでの川柳。
  閑散期の温泉めぐり選る老後
  バスツアーみな老夫婦後家の連れ
  三列のバスで靴脱ぎ伸ばす脚
  いい景色朝湯朝酒もったいない
  上り坂朝のビールが利いてくる
  楽しみのお花畑がいまだ雪
  雪渓の高い彼方に観測所
  七度から下界に戻り三十度
  電気なきたつき合掌造りにて
  精進がよくて日が照る梅雨の旅  
  もう一度来て歩きたや飛騨の街
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雨漏りとへそくり

2006年06月16日 | 川柳
 昨晩の「三金会」の一夕話は久保田半蔵門さんの『なぜ「ん」で
始まる言葉がないのか』という興味深い話でした。入選句は
宿題「雨漏り」
雨漏りをドンブリ鉢で受けていた
土砂降りで右往左往をするテント
席題「ヘソクリ」
ヘソクリを出すと家内がそれくらい
ライブドアの株ヘソクリで買ったのに

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やまと読売文芸に

2006年06月15日 | 川柳
 今週の「宿題」は「悲しい」で、次の3句を投句しました。
   声つまる貴様と俺の途中から
 いつも同期生とこの歌を歌うと、途中からこみ上げてきて声が出
 なくなる。酔興で歌うなんてとんでもない。
   去年まで勤めてたのにどちら様
 最近は会社に新顔が多くなり、ときどきこういう気持にさせられ
 ることがある。社長をやめてからもう9年、無理ないか。
   お隣りの悲しい性に泣かされる
 中国は首相の靖国参拝を外交カードに使い、韓国は竹島の領有
 を主張し、ロシアは北方領土の交渉にも応じない、嗚呼・・・。
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串本での思い出

2006年06月12日 | 川柳
 先日の串本への旅行を川柳にして「番傘」の8月号に「近詠」として
投句しました。
  本州の最南端をアングルに
  展望台からの地球が丸く見え
  巡航船見えずモダンなアーチ橋
  遭難碑もしもその頃レーダーが
  水上機基地跡遠い語り草
  熊野なる歴史を古道踏みながら
  
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串本海軍航空隊跡を発見

2006年06月09日 | 感じること
 串本ロイヤルホテルに泊った翌日、朝から熊野古道大辺路、姉川
路、橋杭岩など、3時間くらい歩きました。奈良県の田舎ものんび
りしていますが、串本の山手はそれよりもっと都会外れの風物でし
た。
 今回の旅行で串本航空隊の跡を知りたかった念願がかないました。
昼食後ホテルのロビーで、雑誌などを見ていましたら、そこに偶然
「串本町史」と「串本町資料」の分厚い本が見つかったのです。
 昭和17年12月1日、串本航空隊が開設。場所は潮岬に入口に
当たる現在の串本高校、串本中学校のあるところで、当時は商業学
校があったところです。
 発足当時は零式水偵4機、九四水偵2機で、ここから敵潜水艦攻
撃の防衛にあたっていました。終戦間際には903空の所轄になっ
ていました。
 今は潮岬と大島が橋でつながっていますが、当時はもちろん船が
たよりでした。
 航空隊のあった海岸から、巾1200メーター、長さ2000メーター
くらいが離着水地帯になっており、地元との申し合わせをした資料
があり、興味がわきました。
 ホテルの人に当時のことを聞きましたが、誰も知りませんでした。
もう60数年も前の話ですから、無理もありません。
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和歌山県串本町への旅

2006年06月08日 | 感じること
 JTB「旅物語」で串本町へ行って来ました。実は民謡にも「ここ
は串本、向かいは大島、中を取り持つ巡航船」と歌われており、戦時
中は海軍航空隊があり、ひょっとしたらこの地に転勤の機会があった
から一度は訪れてみたかったのです。
 やっと念願がかなって、一泊二日の旅でした。行きは天王寺から
特急くろしおに乗り、3時間と少しで串本着。本州最南端の潮岬、海
金剛、トルコ軍艦遭難碑、樫野埼灯台などを見学しました。
 泊りは串本ロイヤルホテル、部屋から大島が真向かいで、左下方に
奇観の橋杭岩、右張るかにくしもと大橋を望むすばらしい眺めでした。
 7時過ぎからぐっすりの初日でした。
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