驚いたアクセス数

　最近よくヒトから、「ブログ見てますよ」とか「近頃あまり書いていないの
ですね」など、いろんな交友から聞きます。昨日も放送大学の学生Ａ・Ｙさん
から「Ｂｌｏｇ放送大学の皆が読まれ、来学されず残念、ご自愛くださいませ」
の便りを頂きました。
　私のメールアドレスには先週は６１５回もの閲覧回数があったとのこと。あ
らためて驚いています。
　いろいろとコメントを頂きながら、お返事をしなかったり、匿名のためどこ
のどなただったかわからず、失礼をしていることも多く、お詫びいたします。
　今日で８月も終わりです。でも大阪、奈良ともに３４°とか、早く涼しい日
の来るのが待ち遠しいですね。

生駒番傘１０月号投句

　日ごろの感じです。
　　行き先と帰宅時間はいつと妻
　　あつかましく前に席とる遠い耳
　　僕だけが大正生まれ見わたして
　　補聴器をつけて半分くらい意味
　　聞き取れたかと刷り物を見せられる
　　よる歳に夜の外出やめようか
　　片足のポーズふらつく太極拳
　　晩酌が睡眠薬となる齢

川柳「思いやり」など

　今週８月１７日は三金会の会場がお盆休みで、御堂筋アーバンビルの１１階に
ある鉄鋼会館で行われました。
　席題「涼しい」　　　　　　　　　　幹人　選
　　いかがですオスプレイでの飛行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルイ　選
　　製氷の現場涼しさ通りこし
　宿題「首」　　　　　　　　　　　　志郎　選
　　首さする人員整理ない部署で　
　中一日おいた１９日は生駒番傘の月例句会で出席者は投句者ともで４５名で
した。
　席題「思いやり」　　　　　　　吉野成子　選
　　冷房を弱にし蒲団そっと掛け
　宿題「貰う」　　　　　　　　　毛利元子　選
　　長い列何か貰える最後尾
　宿題「ペア」　　　　　　　　　渡辺富子　選　
　　僕よりも息合う妻のダンスペア
　宿題「重鎮」　　　　　　　　　藤原一志　選
　　車椅子でも重鎮の口達者
　宿題「越える」　　　　　　　　小金澤貫一選
　　先輩の記録超えよう次のリオ

終戦記念日に思う

産経新聞が「テーマ原稿」の募集をしていたので応募しましたが没でしたので、私のブロ
グで発表します。
　テーマ原稿「終戦の日」　　　　　　　　　　　会社顧問　粕井貫次　　８８
　昭和２０年の夏、私たち神風特別攻撃の乾龍隊は鹿児島県国分海軍航空基地において連日出撃待機の日々を送っていた。機種は九三式中間練習機で二五〇キロ爆弾を装着。数日前には日南沖に接近した米軍艦艇に対し「出撃三十分待機」が発令される戦局であった。
　８月１５日、天皇陛下の玉音放送があるというので、士官の搭乗員たちは官舎のラジオの前に集まった。でも音声が途切れ途切れでよくわからなかったが「どうやら日本が負けたらしい」。とたんに全身の力が抜け、へなへなと座り込んだ。そしてこれからの日本、海軍予備学生の同期生を始め多くの戦死・戦没者の死、焼かれた焦土ははいったいどうなるのか。無性に悔しさと悲しさがこみ上げてきた。
　以来六十七年。生き残った者も老齢のため次第に少なくなりつつある。われわれ世代はこの終戦日を忘れることはない。そして毎年五月二十七日（旧海軍記念日）には関西では京都の霊山護国神社でにおいて白鴎遺族会による慰霊祭を行い、同期と戦争犠牲者のご冥福を祈っている。今日の豊かな平和の時代もこうした多くの犠牲者があった事を忘れてはならない。

八月忌

　お盆休みで事務所に出たのは久しぶり。早速留守中にあった句会での入選句
を紹介します。
　まず８月１１日（土）の「あすなろ」。出席者３６名。
席題「しのぶ」　　　　小井和子・柳瀬孝子共選でお二人とも
　　特攻の戦友しのぶ八月忌
宿題「運」　　　　　　三吉英一郎選
　　ヤマかけた問題ぴしゃりまかしとき
宿題「ぐったり」は私が選者で軸吟は
辞表　　女の子らしい続けて四人目も
　あくる日の１２日（日）は郡山川柳会で
席題「惚れる」　　　　　三浦芳子　選
　　警察に相談しょうかストーカー
宿題「わくわく」　　　　野田てるを選
　　ダイヤ婚わくわくでしたネあのころは
宿題「辞表」　　　　　　品川直治　選
　　大幅な割増金につい辞表
　　辞表出す待ってたように受け取られ
宿題「四季」　　　　　　牧浦完次　選
　　四季のない気楽な暮らしですアロハ
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奈良番傘「柳茶屋」９月号に次の投句をしました。
　　百歳の詩人に生き方を学ぶ
　　日野原翁目標次は百十歳
　　環境も医学も進歩して長寿
　　靖国と米寿の運をつくづくと
　　六十歳以上に米寿仲間入り
　　白寿までこのままいけば十年余
　　お蔭さまうまい三食晩酌も
　　水と塩とって熱中症かわす
　奈良番傘の会長・松田俊彦さんが亡くなられました。享年７６歳。
　　「弔吟」一回り以上の若さなぜ早う　　






なろ」

柴田トヨさんの「くじけないで」展を見て

　先週の土曜日、大阪難波の高島屋で行われている１００歳の詩人柴田トヨさん
の「くじけないで展」を見に行ってきました。９２歳から詩をつくることを始め
産経新聞の「朝の詩」に投稿を初め、数々のいい詩をつくり読み人に感動を与え
続けておられます。
　高齢への感謝と積極的な生き方に共感することが多々でした。そして次に感心
したことは、３６人もの各界の有名人の協力を取り付け、それらの方々にトヨさ
んの詩から選んだ作品を直筆で書写したものをパネルにし、展示してあったこと。
さらにその一部の作品はオークションにかけ，売り上げは東日本の大震災の復興
支援活動に寄付するとのこと。
　片岡鶴太郎（俳優）、コシノヒロコ（ファッションデザイナー）、市川団十郎
（歌舞伎役者）、森清範（清水寺）、佐久間良子（女優）、日野原重明（百歳の
医師）らのパネルです。
　柴田トヨさんの生き方に感動しましたが、この事例を大掛かりな展示会のプロ
ジェクト、に仕上げた産経新聞の事業部の企画力とその努力にも感心しました。
　　　　くじけないで
　　ねぇ不幸だなんて
　　　溜息をつかないで
　　陽射しやそよ風は
　　　えこひいきしない
　　夢は
　　　平等に見られ
　　　　　　　　るのよ
　　私 辛いことが
　　　あったけれど
　　生きていて
　　　　　よかった
　　あなたも
　　　くじけずに
　帰りに展示会場の出口にある売店で「日野原重明１００歳」ＮＨＫ取材班共著
を買いました。　

三金会を欠席して

　７月の「三金会」は長島温泉への旅行と重なり欠席をしました。「三金会」と
しては珍しいことです。それで次の投句をしました。
　　宿題「帽子」　　互選で一点のみの句に次が選ばれました。
　天窓が空きシンボルのベレー帽
　綿帽子角隠ししてたなああの頃は
　　四点に
　特攻機消え行く帽子振り続け
　　この句は喜福みのるさんの選で秀句にも選ばれました。
　この日の一夕話は永田みきとさんの「スペイン・モロッコ瞥見」で、どちらの
国も行ったことがあり、特にモロッコは８０歳を過ぎてパスポートの切れる直前
の私にとっては最終の海外旅行であっただけに是非聞きたかった話でちょっと残
念でした。