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山の麓の茶の湯つれづれ

山形県金山町の茶道教室です

蓋付きの飯桶

2020-02-27 15:18:31 | 和のくらし
昔から我が家にあった蓋付きの飯桶です。




昔から我が家では「へおけ」と呼んでいて、
冠婚葬祭の折に五升分の赤飯やら白飯を入れて運んでいたものでした。
 
タガがゆるんで本来の役割では使えなくなったので
花入れにしたり、蓋をした状態で香を置いてみたり。
使い込んだ木の道具の姿の良さを生かすために色々工夫しています。
 
今回は、野点の道具を飾ってみました。
野点籠は薩摩間道の茶裂です。
 
訪れた人が「何が入っているんだろう?」と覗き込んでみて
楽しめるような感じになったと思います。
 
 
お菓子は、春のねりきりです。
まだまだ風も冷たく雪もちらほら降りますが
一足早い春を目と舌で味わいます。
 

節分のしつらえ

2020-02-09 14:25:21 | 和のくらし
ブログに載せるのが遅くなってしまいましたが、節分のしつらえです。




豆まきをしたあとの豆は、小さい袋に入れて家族やお稽古にきた方に配っています。




この辺りでは昔、山に行く時に持っていきました。厄除けや御守りのようなものだったのでしょうか。



古箪笥

2020-01-05 12:48:32 | 和のくらし

あけましておめでとうございます。

今回の年末年始は9連休という長いお休みだったので、

家族で協力して家中の掃除、模様替えをおこないました。

 

模様替えで日の目をみたのがこの古い箪笥です。

とても古いもので昔から家にあり、どこからか頂いたものらしいのですが由来はよくわかりません。

あらためて眺めてみると、古びた姿が美しく、ちいさめの可愛らしい箪笥でしたので

部屋の目立つところに置き直すことにしました。

小さいながらもどっしりとしており、引き出しの一つ一つがしっかりとした作りで

長い年月をへても歪みもなくスムーズに出し入れできます。

昔の職人さんの技のすばらしさを感じます。

 

新年なので、お福皿と東雲焼の子の香合を飾りました。


絵羽織の道中着

2019-11-04 11:01:46 | 和のくらし

絵羽織を袖のない道中着に作りなおしました。

袖がないので、脱ぎ着しやすく動きやすいです。

背中側。黒地にシックな花がアクセントです。

襟巻きは、着物の断ち切りの残りを使っています。

マフラーより少し短めですが、絹なので暖かいです。

 


裂き編みに挑戦

2019-10-15 20:06:49 | 和のくらし

着古した浴衣は、ホームウェアにしたりズボンに仕立て直したりしていますが

それがさらにボロボロになってしまったら…。

布が古くなってくると、力のかかる部分が弱くなってきたり、布自体が薄くなってきます。

衣服としてはもう利用できない、でも愛着のある布をただ捨てたくない。

そんな気持ちから「裂き編み」に挑戦してみました。

裂き編みは、布を細く裂いて糸にして編んでいくものです。

まず、着なくなった服を裂いて糸玉にします。

ふたつの鮮やかな青の糸玉は長年着ていた浴衣。右のチェック柄は息子のシャツでした。

気軽に洗えるキッチンマットを作りたいと思い立ち、着なくなった衣類をかき集めて糸玉をつくりました。

出来上がったキッチンマットがこちら。

最初かぎ編みで編んでいきましたが、棒編みのほうが私には編みやすかったです。

布の種類によって糸の太さが違ってしまうので、作るものが決まっていたら

糸の太さを考慮して糸玉を用意したほうがよいようです。

どんな出来上がりか想像つきませんでしたが、明るくカラフルな色合いで素敵になりました。

綿の布で作ったからか、サラサラした感触が気持ちいいです。