

あけましておめでとうございます。
今回の年末年始は9連休という長いお休みだったので、
家族で協力して家中の掃除、模様替えをおこないました。
模様替えで日の目をみたのがこの古い箪笥です。
とても古いもので昔から家にあり、どこからか頂いたものらしいのですが由来はよくわかりません。
あらためて眺めてみると、古びた姿が美しく、ちいさめの可愛らしい箪笥でしたので
部屋の目立つところに置き直すことにしました。
小さいながらもどっしりとしており、引き出しの一つ一つがしっかりとした作りで
長い年月をへても歪みもなくスムーズに出し入れできます。
昔の職人さんの技のすばらしさを感じます。
新年なので、お福皿と東雲焼の子の香合を飾りました。
絵羽織を袖のない道中着に作りなおしました。
袖がないので、脱ぎ着しやすく動きやすいです。
背中側。黒地にシックな花がアクセントです。
襟巻きは、着物の断ち切りの残りを使っています。
マフラーより少し短めですが、絹なので暖かいです。
着古した浴衣は、ホームウェアにしたりズボンに仕立て直したりしていますが
それがさらにボロボロになってしまったら…。
布が古くなってくると、力のかかる部分が弱くなってきたり、布自体が薄くなってきます。
衣服としてはもう利用できない、でも愛着のある布をただ捨てたくない。
そんな気持ちから「裂き編み」に挑戦してみました。
裂き編みは、布を細く裂いて糸にして編んでいくものです。
まず、着なくなった服を裂いて糸玉にします。
ふたつの鮮やかな青の糸玉は長年着ていた浴衣。右のチェック柄は息子のシャツでした。
気軽に洗えるキッチンマットを作りたいと思い立ち、着なくなった衣類をかき集めて糸玉をつくりました。
出来上がったキッチンマットがこちら。
最初かぎ編みで編んでいきましたが、棒編みのほうが私には編みやすかったです。
布の種類によって糸の太さが違ってしまうので、作るものが決まっていたら
糸の太さを考慮して糸玉を用意したほうがよいようです。
どんな出来上がりか想像つきませんでしたが、明るくカラフルな色合いで素敵になりました。
綿の布で作ったからか、サラサラした感触が気持ちいいです。