昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

新入社員がパソコンを使えない

2015-12-11 23:19:08 | 日記
 こんな話を聞いて驚いた事がある。
パソコンのキー操作ができない、表計算ソフトが使えない、社内メールをLINEで送る、類の事らしい。
私は学校で一人宛パソコンが与えられ、自在に使いこなせる様に教わっているものだと思っていたからである。
彼等は生まれた時から携帯電話があり現在は更に便利なスマホになっている。
パソコンを使ってもインターネット検索や通信が主で文書や計算に使う機会が少ないのが原因だという。
私の経験から、必要に迫られれば直ぐに使いこなすに違いないからそう心配する事もなかろう。

 私と電子計算機の出会いは昭和40年代である。
当時の電子計算機は真空管式の馬鹿でかくて100㎡位の部屋をクーラーでキンキンに冷やして置いたあった。
技術計算ソフトはフォートランで、ハガキ大の用紙を何枚も使ってソフトを書きこれを紙テーフに読み録ら
せる式の物であった。計算速度は今のPCにも遠くおよばぬ能力であったに違いない。

 昭和50年代になりNECのPC-88が入って来た。ソフトはベーシックで組むのだが、何と便利な物が出来た
と感動すらしたものである。休日にも会社に出かけて皆で奪い合う様にして勉強したものである。
メディアはカセットテープでプリンターはタイプタイターの様にリボンの上から叩く方式であったように記憶している。

 昭和50年代から60年代にかけて、文書ソフト一太郎が出、表計算ソフトロータスが出て来た。その頃から
計算機だけではなくて事務機として急速に導入される様になった。メディアは大きなディスク(6インチ?)で
あった様に思う。

 その後、PC記憶容量はKbからGbと向上し速度も上がり、メディアもディスクからFDになりUSBと小型化
し記憶容量もGbと増えてきた。プリンターもリボンからレーザーになりドットプリンタイーになりカラープリント
も自在に行へるようになった。通信速度も電話からISDN、ADSL。光回線、と速くなり、WIFIで便利にも
なった。

 現役時代、もう20年も前になるが、予算管理に生産管理にPCの進歩に翻弄されながらも、便利に利用させて貰って
来た。が、若しPCなかリせば当時の仕事の質とスピードを維持出来たかどうか感慨に及ぶところである。
 現在は友人とのメ-ル、百科事典代わりのネット検索が主な用途であるが、40年あまりも付き合ってくるとPCとは
この先も離れられないでしょうね。