昭和の時代

アナログの時代がなつかしい

読み方

2017-06-30 09:29:07 | 日記
 峠
 関東では峠(トウゲ)、関西では峠(タオ)と読み方が異なる事は良く知られています。
大菩薩峠(ダイボサツ トウゲ)
天城峠(アマギ トウゲ)
 私の近所に
熊の峠(クマン タオ)
折が峠(オリガ タオ)という地名があります。
地名は無くても「この先の峠(タオ)を越すと次の集落に出ますよ!」という風に使います。
 我々はついつい峠の字は「(タオ)と読んでしまいます。
「峠の我が家」、これだけは即(トウゲ)と出てきますが!。
 
 私の生家の近所に地域全部8軒が角川(スミカワ)姓という所がありました。
本家、分家の関係であったようです。
子供は、お寺の側が寺川、橋の側が橋川、大きな椎の木のある家が森川と遊び
仲間を使い分けしていました。

 先日、中国山地の小さな町の商店街を通り抜ける機会がありました。
角川鮮魚店、角川電機店、角川洋装店、角川書店、の看板があります。
鮮魚店の「仕出し、すみかわ」から、角川(スミカワ)一族の様です。
馴染みの角川の苗字に出会って、ふと懐かしく子供の頃を憶いました。
鮮魚店を除いて他の店は閉まっています。寂しい通りです。
 通りの外れに,角川(ツノカワ)畳店の古い看板がありました。
ツノカワと大きくルビが振ってあります。
「この家だけがツノカワ、他はスミカワ、うん?」でした。
ここも店は閉まっているようでした。

 私が今の場所に住み始めた時同姓の家が4軒ありました。本家、分家の関係でした。
本家の1軒だけ読み方が違うのです。
「谷口(タニグチ)さん!」と呼びかけると
「いいえ私は谷口(ヤグチ)です!」と返ってきます。
慣れるまでに時間が掛かった事を覚えています。
 聞くと、先々代が師範学校を出た養子で、相続の争いがあり、他の一族と同じ姓で呼
ばれるのが嫌で呼称だけを変えた様です。
先生を誇りにする子孫が今も先祖の教えを忠実に守っているのです。
 先の、ツノカワもスミカワと同姓を名乗りたくない争いの例かも知れません。
骨肉の争いと言います、血とは怖いものです。












品性

2017-06-27 17:11:50 | 日記
 藤井聡太君、29連勝の記録を作りましたね。
対局態度、受け答え、文章も読みましたがとても14歳の中学生とは思えません、
恐れ入りました。
御家族、師匠の教育が良いのでしょう。

 某女性議員の暴言テ-プが毎日流れています。
あの汚い言葉は何処から出るのでしょう、即座に出る様な環境で育たれたのか。
チンピラでもあんな言葉遣いはしない、そんなコメントもありました。
病気入院されているとか、病気なら御家族の為にも早く治された方がいいでしょうね。

 こんな時は花の写真でも見ましょう。梅雨時はアジサイです。
1枚目は夏椿(シャラ)























代わり番子

2017-06-14 09:04:41 | 日記
 昨日近所の児童公園の草刈りに駆り出されました。
児童公園とは名ばかりで、市道の側50坪程の空き地に遊具が3,4つ置いてあるだけです。
珍しく3人の若いお母さんと4人の子供が遊んでいました。
 御近所では見かけない人たちで、街の方からでも遊びに来ているのでしょう。
遊具を取合う子供の声に、「代わり番子にしようね!」との声が聞こえた。

「代わり番子」という言葉を久し振りに聞きました。
私の小さい頃は子供が多かった所為でしょう、「代わり番子」は良く聞きました。
遊び道具も家の手伝いさえも全て「代わり番子にしようね!」でした。
交互に公平に、だったろうと思います。

 30年程前、米子に住む友人を訪ねた時タタラ遺跡の資料を見る機会がありました。
公民館の小さな資料室で、近所のおじさんが案内してくれました。
溶鉱炉への送風にはふいごを使い(タタラを踏む)、これの作業員を番子と呼んだ。
ふいごが”天秤ふいご”に変わり、番子が左右のフイゴを交互(交代)に踏むようになり
生産量は飛躍的に伸びた。
「代わり番子」の語源は、タタラ(砂鉄の溶解)にあるのでは無いだろうか、私見ですが、
という事でした。馴染みの言葉で興味深く聞いた事があります。

 留守番、火の番、寝ずの番、当番、など番は良く目にします。見張り役、担当者の意味らしい。
が、番子はあまり聞いた事がない、辞書で引くと次の様である。
 番子:雅楽用語  舞人の下役
    :警備に従う下役
    :番太の異称
 番太:江戸時代町村に召し抱えられ火の番や盗人の番に当たった者
番子の呼称の歴史の方が古そうだから、番子の異称が番太、だろう。

 若いお母さんの「代わり番子」を懐かしく、こんな若い人がと、少し驚いて聞いた。
子供の玩具も、テレビも、車でさえも全て自分の物があり「代わり番子」は死語になった。
同時に、「代わり番子」の順番が回って来た時のあの”嬉しさ”も無くなった。

せめて、老いた親の面倒位は「代わり番子」で看て欲しいと思うのだが。これも無理か!



 



季節の色

2017-06-10 20:54:40 | 日記


 カミさんが御近所から梅の実を貰ってきました。
採るのが少し早いようには思いますが綺麗な色です。
利用方法、梅干か梅酒、しか知りません。
梅干には量が少なく、梅酒にしても飲む人がいません。
御近所に回すわけにもいかず、さあどうするのでしょう。
私の仕事が増えなければ良いのですが。