お女郎さんと呼ばれた女(ひと)の句です。
遊郭、お女郎、落語やお芝居の世界の言葉になりました。
私が高校生の時公娼制度は廃止になりました、昭和も半ばの頃です。
「昭和女郎考」竹内智恵子
東北の昔女郎さんの聞き書きを纏めた本です。
貧しさゆえに、家の為、親の為、士族の誇りも捨て、苦界で頑張った女(ひと)
の悲しい話です。
頑張って、親に田畑を買い、倉も建て、弟も学士となった。
だが、両親の葬式にも呼んで貰えなかった。
弟は弁護士になって成功しているようですが、養子に行って名前を
変えました。
年季が明けて故郷に帰って見たが、冷たい目で見られ身の置きどころもない。
娑婆の風はなんと冷たい事か、ひと月も耐えられなくて廓に戻った。
着飾って、上げ膳据え膳、台の物を頂いていますが、子供の頃8人の家族が
薄いお粥を奪い合う様にして食べた、あのお粥が一番美味しかったですよ。
末の弟は私が家を出て生まれた子で顔も見たことがありません。
遊郭、お女郎、落語やお芝居の世界の言葉になりました。
私が高校生の時公娼制度は廃止になりました、昭和も半ばの頃です。
「昭和女郎考」竹内智恵子
東北の昔女郎さんの聞き書きを纏めた本です。
貧しさゆえに、家の為、親の為、士族の誇りも捨て、苦界で頑張った女(ひと)
の悲しい話です。
頑張って、親に田畑を買い、倉も建て、弟も学士となった。
だが、両親の葬式にも呼んで貰えなかった。
弟は弁護士になって成功しているようですが、養子に行って名前を
変えました。
年季が明けて故郷に帰って見たが、冷たい目で見られ身の置きどころもない。
娑婆の風はなんと冷たい事か、ひと月も耐えられなくて廓に戻った。
着飾って、上げ膳据え膳、台の物を頂いていますが、子供の頃8人の家族が
薄いお粥を奪い合う様にして食べた、あのお粥が一番美味しかったですよ。
末の弟は私が家を出て生まれた子で顔も見たことがありません。