★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

「人のために生きる」②~生きる意味の模索~

2012-02-11 11:47:02 | こんな風に生きたい・・・
今日「生きることを選んで」というテレビを見ました。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した記者の闘病と心の葛藤が赤裸々に語られた衝撃の番組でした。
筋肉がどんどん萎縮して動かなくなってくる病気。
進行すると肺の筋肉が衰え、呼吸困難になってくるそうです。
その段階で「人工呼吸器をつけるかつけないか」という決断が迫られます。
人工呼吸器をつけないということはイコール「死を選ぶ」ということにつながる…。
呼吸困難に陥った時、麻薬を投入してもらって楽に死ぬ・・
そういう道を選ぶ人もいるようです。
取材を受けていた谷田さんという方は「家族に介護の大変な思いをさせてしまう…」と葛藤しながら
人工呼吸器をつけるという選択をします。

生きることで子どもの成長がみられる…
家族との団らんに喜びが感じられる…
声が出なくても記者としてALS患者として世に発信していくことで後の患者のためになる…

「生きる意味」を見出しておられました。


そんな谷田さんが抱いていた恐怖、
それはTLS状態。
意識だけが鮮明で、身体のあらゆる筋肉が動かなくなってしまった状態。
瞬きもできず、目も閉じたまま。
何の意思の発信もできなくなってしまう状態。
そうなっても、果たして生きる意味があるのだろうか…

そして谷田さんはそういう状態でも生き続けている患者さんの家族のもとに
車いすで取材にいきます。

そして奥さんに尋ねるのです。
「こういう状態になっても生きている意味はとごにあるのでしょうか。」

すると奥さんはサラッと
「一番わかりやすいのは一緒に歳を取るってことですね。」って。
「写真の中では歳をとりませんもの。でも生きていてくれたら一緒に白髪になって、しわも増えて。」

奥さんが買い物から帰ってくると、ヘルパーさんが
「ほら、やっぱり奥さんが帰ってくると、明るい顔色になる…」っていつも言われるのだそうです。

生きて、意思を発信している証がここにちゃんとあるではないか


息子さんは「僕たちのために生きてくれていることを尊敬する・・」
そう言っていました。

究極の「人のために生きる」
ってこんなに深くて重みのあるものなんですね。





 

「人のために生きる」①~エネルギーを循環させながら生きる~

2012-02-11 11:20:25 | こんな風に生きたい・・・
昨年から今年にかけて、
命、生きるということを深く考えさせられます。

身近な大好きな人たちの死。
自分自身の流産。
そして日本中が深い悲しみに包まれた出来事。


先日、テレビで「和のモダンダンサー」の特集をしていました。
女性ダンサーだったんですが、お名前は忘れてしまいました…

世界に日本人としての踊りを発信しておられる女性ダンサー。

彼女が世界に羽ばたくきっかけが、大好きなお父さんの死だったそうです。

お父さんの死と身近な人の死が続き、家族みんなが悲しみにひしがれながら暮らしていた時、
「このままではいけない」そう思ったそうです。
そしていつも「がんばらないといけない」そう言っていたお父さんの言葉を支えに

「家族が笑顔になるために、自分ががんばろう」
そう決意して、あきらめていたダンスを本格的に学ぶため、外国に飛び出したそうです。
そして今の活躍に。

彼女が語っていた言葉の中でとても心に突き刺さったのが
「人のために生きる人生ってあるんだな。」
でした。

「家族の喜ぶ顔を見るためだったからがんばれた」
そうも言っておられました。



人のためだからがんばれる、力が出るってわかる気がします。

軽い例になって申し訳ないですが、
マッサージだって自分の体をマッサージしようと思うと五分でも疲れます。
それでも人のために、この人がちょっとでも気持ち良く楽になってもらいたい、そう思ってマッサージすると
20~30分しても疲れを感じないんですよね。
逆に相手からエネルギーをもらいながら、相手にエネルギーを注ぐ…
循環を感じることができます。


  「人のために生きる」ことでエネルギーが良い循環をする  
そんな生き方をしたいなと思います。