頑張るおばさん!

定年退職まであと○○年と数える年齢になった。何かしなくちゃ!ブログでもするか・・・。挑戦あるのみ。

ベトナム

2010-07-01 23:21:26 | 日記
2年前くらいの話なんだけれど、
何だか、今日急に思い出したので
書いてます。

私の姉の家の近くに、縫製工場があってジーンズを作っています。
そこに、ベトナムから研修生という名目で8人働きに来ていました。
姉の家の本当にすぐ近くに住んでいたので
せっかくだからベトナム語を習おうということで
土曜日の夜習いに行ってました。

ベトナムでは大学を卒業して就職していた人、
観光会社に勤めていた人、
お父さんが食品の卸をしている人等々いろいろでしたが、
日本で働く方が稼げるからと研修生で来ていました。
20歳から26歳くらいの子たちで、私にとっては
娘のような年齢の子ばかりでした。

彼女たちも、私や姉を「おかあさん」「おかあさん」って
慕ってくれていました。

その後、テレビで中国から研修生で来ている人たちが
受け入れ先が研修生とは名ばかりで過酷な労働環境で働かせている
という実態に研修生をその状態から救出すべく、
国へ帰すという番組をしていました。

その中国から来た人たちは、ブローカーに大金を払って
日本に来ているので、国へ帰るわけにはいかない、と困っていたことが
とても印象に残っていて、ベトナムの子たちにも
この番組の事を話しました。

そうしたら、ベトナムでも中国と一緒でした。
借金をして、ブローカーに100万~150万円支払って
やっと日本に来れるのだと涙ながらに話してくれたのです。
月8万円で、研修生だから、残業代はいっさい無し。
それでも、日本で働く方が良いのだと・・・。

日本の1万円がベトナムでどのくらいの価値があるか
わかりませんが、この子達との出会いは、
テレビでは見て知っていても、
実際に私たちの町に、こうして国を離れて働きに来ている
という実態を知って、私たちは恵まれている、
もっと、アジアを知らなくちゃいけない。と思いました。
そして、研修生という名前で、日本各地で
働いているアジアの人たちがどれくらいいるのか
知りたいと思いました。