テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

冠次六ドライモン

2013年03月10日 | お笑い
■『冠次六~「冠」番組が欲しい「次」を狙う「六」組の腕あり芸人達~』を観に行きました(18時30分~20時40分 ラフォーレミュージアム原宿)

出演
FUJIWARA・TKO・陣内智則・バイきんぐ・品川庄司・ハリセンボン


テレビ舞台CMイベント各所で忙しく働き詰めている6組が、憧れの冠番組スタートを目指すためのライブ。

フィンランド進出を目論むハリセンボン。
なるトモは遠い過去。不祥事タレント陣内智則は、スポンサーの関係で出られない番組もある。
どんなにどちらもテレビに多数出演している人気者同士でも、自分の類似タレントとは全く共演する事がない。
ダウンタウンなどの先輩方の実はいい話やカリスマ的な話はどんどん出てくるが
自分達中堅芸人は、仲間うちで暴露をしあって足を引っ張りあってばかりいる。
いつまで経っても尊敬されない。人気が出ない。

テレビ番組を放送時間にリアルタイムでちゃんと見ている視聴者がすべてではない
のちのち話題になり、驚異の再生回数となる番組や場面だってある。
今やテレビもラジオも、放送時間だけのものではない事は誰にだってわかっているのに
未だに視聴率視聴率と、さも数字がすべてでテレビの影響力は絶対と虚勢を張っているのは
それだけ、スポンサーの企業様あってこそのテレビ番組だからなのだろうと思った。

しかし、そんな内容よりも
フジモンの生のガヤの数々にたまげた。
私達視聴者の元に届けられているガヤなど、きちんと高温殺菌済の加工されたガヤにすぎないと実感した。
搾乳したての牛乳を飲んだ八軒があまりのうまさに平身低頭していたが、まさにそれと同じ
搾りたてのガヤは本当にすごい。
ゴシップ好きにはたまらない守備範囲の広さだった。

陣内智則に対して
フジモン「月によく合う」「キウイのCMでエアギター」といじるのはもちろん当たり前だ。
それが、ずーーーーっと続くのだ。

バイきんぐには
フジモン「どんな日??」   バイきんぐ小峠「…なんて日だッ」
フジモン「なんて日??」   バイきんぐ小峠「………だ…」

品川庄司に対しては「よっ品庄内閣」と、ヤジを炸裂させる。
10年以上前に半年だけ放送されていた深夜番組を引っ張り出してくるフジモンの天才的なガヤセンスに、絶句する。


こんな平成のガヤ王を、大人気番組ロンハーが放っておくわけがない。
満を持してのロンハーのフジモンガヤ企画放送回
なんと
ロンハーで2年ぶりとなる視聴率一桁、超絶低視聴率を叩き出したのだそう。
そんな恥ずかしい事実すら、フジモンはガヤに取り入れていた。

次回はルミネtheよしもとで開催されるという。
一体誰が最初に冠番組を手に入れるのか。

酒場与太話息を吸いながら

2013年03月10日 | トークライブ
■『下絛幽太郎の酒場与太話…修羅編』に行きました

出演
グランジ下絛幽太郎・ソラシド本坊・とろサーモン久保田・アームストロング安村


お笑いナタリーはRGに甘い。ロフトは下絛幽太郎に甘い。
毎回、原液すぎて体に悪いに内容だし
ついに今夜は、渋すぎるメンバーのせいでお客様は20人にも満たないが
どこかで好評なのだろう、恒例の下幽トークイベント。

さすがの下幽も、あまりにも少ない客入りに頭を抱える。
下幽「これじゃロフトさんに顔向けできない、1人18杯は注文をお願いします」
本当に、グランジ単独ライブのチケットは即完だったのだろうか。

しかし、ゲストの久保田は客席を見渡しても全く動じない。
久保田ネゴ中山功太の3人でロフトでイベントを行った際、とっくにお客様5名のみを経験済みなのだ。

平成の蟹工船本坊は「どの仕事も金を抜かれてるんよ」が口癖の、お笑い芸人界屈指のプロレタリア芸人だ。
人生のテーゼに資本主義をぶっ潰せを掲げ、アラームは15時にセットし眠りにつく。
深夜の収録??違います。深夜の現場です。

コント漫才トークどれもおもしろいとお墨付きで、NHK新人演芸大賞まで受賞し
あとは売れるだけなのに、前代未聞全く売れる気配を見せないヤスは
歴代の大賞受賞者に申し訳ないと、返還を申し出ている。

残された道は売れるか破滅するのみ、ギリギリの顔ぶれで今宵もトークが展開される。

今さらだが、昨日はがっつり10万円負けたばかりの下幽の今日の仕事は
これだけ。
明日から、地獄の10連休に突入するそう。
10連休なんてやっていられない。何でもいいから仕事を入れて欲しいと若手班のマネージャーに連絡しても
相変わらずマネージャーは電話に出ないし、折り返しの電話は一切かかってこないという。

そもそも、歌舞伎町やセンター街の丸々太ったドブネズミを見て、うまそうだとヨダレを垂らす程に追いつめられている自分達芸人と
大卒エリートの社員やテレビ局員と話が合うわけないのだと、声を荒げる。
そこで、「おいおいッ、お客さんいるんだぞ」と、暗黒になっている空気に気付く。

では切り替えて明るい話を
ロンハーが好評の久保田は、マネージャーから大きい仕事が決まったと嬉しい電話をもらった。
本社に向かい担当者を待っていると「ロンハーおもしろかったです、久保田さんに是非とも」と担当者がニコニコしながらやって来た。
ついに久保田が手に入れた大きな仕事は、なんと
風俗情報誌の4コマまんが連載。
久保田先生の誕生だ。


社長との食事会では雑に扱われ雑なフリばかりされるが、そこでは全ての感情を殺している。
今度は、仕事を回してくれる社長への悪口が止まらない。
田舎から何しに東京に出てきたんだろうと、泣きたくなるという。
でも、その会社に道理を通さずに得た金で何人もの後輩を食わせてるという自負はあるみたいで
芸人魂までは、誰も腐ってはいないようだ。

本坊久保田のおかげで、トップや師匠方の楽屋ニュースも出てきて
楽屋に愛人を連れ込んでいるという、これぞ師匠な話もあった。
3月から社内の規則が変わったそうで、次回の開催は未定だそうだが
毎回外れのないイベントなので、ずっと続いてほしい。
下幽自身が再犯を犯して全部白紙のような事態が、一番起こり得るけど。

佐藤大新年会