テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

キワモノ演芸

2013年03月17日 | キュートン系
■『世界キワモノ演芸2013~おめでとうございます!マドリッド、イスタンブールを破り開催地が東京に決定しました!~』を観に行きました
(19時~21時 ときわホール)

出演
ハブ・増谷キートン・デッカチャン・ノンスモーキン中尾・グランジ・チャド・キャベツ確認中・POISON GIRL BAND吉田・チーモンチョーチュウ白井
メグちゃん・ツジカオルコ・Dーハツラツ・ボヨンボヨン・市川こいくち・とっしー・ハンマミーヤ一木
パンツ佐藤、他

お待ちかね、キワモノ演芸2013が開催された。
社員枠まであり、芸人は勝ち進む事に困惑する悩ましき大会。
過去にはM-1ファイナリストのポイズン吉田、無限大総選挙1位のLLR福田などが勝ち上がる度に
今まで積み上げてきたいろいろなものを失っていった。
おかげで、吉田なんて今大会はもう普通に最初からエントリーされている。しかも、チャドとのユニットだ。
ふんどし一丁で、立派なキワモノ芸人に成り下がっている。

飲食物持込禁止と貼り紙が掲示されているのも、関係ない。お客様は、客席でグビグビとビールを飲み干している。
決して、浅草花月のスポンサーにKIRINが入ったのではない。
酩酊状態で脳みそを溶かしながら楽しんで欲しいという主催者側の配慮で、堂々と劇場内でアルコールが販売されていた。

局部露出禁止、体から何かしらの液体を放出するのは禁止、お客様に触れるのは禁止。
こんなに厳しいルールで、どうやったらキワモノ演芸の対戦ができるのかという心配は無用。
今年の大会はベストバウトばかりで、本当に素晴らしかった。豪華な審査員の先生方をお招きした甲斐がある。

天才ハブvsハンマミーヤ一木の、夢の同門対決に心躍る。
お出掛けの時は、わざわざ立川の飛行場を使う超お嬢様が箍を外し女芸人の道を選んだ挙げ句キワモノ演芸で大健闘しているメグちゃん。
エアバンドどころか楽器すら持たぬバンド、スーパー平成ドデカバンドが、逆に正統派に見えてくる。

若手チャレンジ枠も豊作だった。
関西からの刺客D-ハツラツ、暗黒天使から生気をごっそり抜き取ったかのようなミステリーウーマン。
以前見たGet King Liveで出演していた超若手の中で一番声がしっかり出ていて一番喋りが達者で
漫談の上手さに感心させられた実力派若手ピン芸人市川こいくちは、おならしかしていなかった。

そんな熱戦に次ぐ熱戦が繰り広げられた本年のトーナメントで、圧倒的キワモノ演芸で勝ち進んだのがグランジだった。
皇帝キートンを討ち取り、なりふり構わぬキャベツを蹴散らす。
優勝おめでとうございますグランジ。
勝利する毎に、深く潜るを体現していた。もう2度と地上には戻ってこられないだろう地底の覇者。
この優勝の事実は、今後の芸能活動の障害にしかならないだろうからここでしか言わないでおこう。

キワモノ演芸の時にだけ会えるおもしろお坊さん、パンツ佐藤の安定感のある司会ぶりといったらなかった。
パンツ佐藤に会いたくて会いたくてキワモノ演芸に足を運んでいるといっても、過言ではない。

そして、変態カメラマンの河村さん。
同じ師匠のもとで学んだ兄弟分、師匠は同じなのに
かたや、自らの命を危険にさらしながら弾丸の間をかいくぐる戦場カメラマン
かたや、ポロリで発禁の可能性におびえながら芸人の睾丸の間をかいくぐる変態カメラマン。

そんな河村さんが、ちゃんと結婚していてかわいいお子様までいる
幸せな家庭を築いているちゃんとした大人だという事を聞き、一番驚く。
最前列の審査員席に無理矢理座らされた河村さんの愛息子は、目の前の魑魅魍魎のキワモノ軍団には目もくれずDSに夢中だった。
将来有望。

キワモノ演芸2010