テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

喫茶店の息子と孫うぃっふぃー

2013年03月16日 | 単独ライブ
■『ヒカリゴケ単独ライブ~喫茶店の息子と孫~』を観に行きました(19時5分~20時30分 松竹新宿角座)

出演
ヒカリゴケ

兄弟のまえだまえだ、いとこ同士のなすなかオジオズ、松竹若手には第3親等以内のコンビが揃っている。
ヒカリゴケも同じく、おじさんと甥っ子のコンビだ。

かつては、イケメンコンビ路線で売り出され
結成間もなく漫才アワード決勝進出の快挙
怪談と声優、個々の活動も順調で
角座こけら落としの際に開催された単独ライブは満席だったという。
「前回の単独ライブに起こしいただいたお客様??」という質問に挙手したのは、たったの4人だけにも関わらず今日も札止め
2年間で、謎のファンの新陳代謝も進んでいる。

昨夜の理系ナイトのように、高学歴芸人がはびこる若手芸人界において
ヒカリゴケ国沢は、キラリ光るイマドキ珍しいシンプルにアホで中卒らしい。

国沢に漢字の書き取りをさせたり、boy uncleなどの単語の意味を答えさせたりする幕間映像があった。
とても28歳男性とは思えない、国沢の放出する無邪気な解答に
客席は次第に凍りつき始める。
ぐんぐん冷え込む様子を舞台袖で感じた国沢も凍りつく。
客席も国沢も互いに引き合うという、混迷の事態となった。

もちろん常識も持ち合わせていない国沢が生きていけるのは、歴代の彼女達のサポートがあったから。
本当に国沢の男前は、生物として生き延びる為に神が与えし物。
かっこいいので女の子からモテるが、会話すらまともにできないと呆れられすぐにフラれる事が多いという悲しきイケメン。
別れる度に辛い思いをするくらいなら、もう誰とも付き合わない
とはできないのが、生きる事すらままならないアホとして生まれてしまった性。

そんな、自他共に認めるアホアホの国沢だから漫才中に女々しくてを歌い踊る所がどうしても覚えられなかったそう。
他にも練習しなくてはならない箇所はたくさんあったが、とにかく女々しくての歌とフリを徹底的に練習したという。
出番直前のギリギリまで動画で確認していたほど。
実は人一倍努力しているのだ。
いくら天性のアホとは言え職業はプロのツッコミ、やる時はやるのだ。
おかげで、今日の漫才での♪女々しくての歌とフリは
ド忘れしてテキトーにごまかしきれもせず大失敗していた。
ダメじゃん。

アホっぷりには年々磨きがかかり、酷くなっているという。
漫才にも深刻な影響を及ぼしている。
ついに国沢も「お客様の中に医者さんはいませんか??」と、自ら呼びかけていた。
「医者さんて」と、すぐにヒカリゴケ片山に呆れられていた。

これからも、おじさんと甥っ子
協力してお笑いを続けてほしい。

理系ナイト中毒

2013年03月16日 | トークライブ
■『理系ナイト~普段わかってもらえない理系若手芸人の集い~』に行きました

数学の試験は100点が当たり前
「早稲田なんか受験すらしない、だって絶対行かないから」「たまたま早稲田を受けたら合格した」
「早稲田受かった人??」の質問に、たくさん手が上がる
名門早稲田大学が軽んじられる異常事態、高学歴理系芸人達によるトークライブ。

東大まで出ておきながら稼げない若手芸人の田畑藤本・藤本
稼げない若手芸人だが国立群馬大学医学部卒で医師免許を持っているおかげで、バイトの検診で高額を稼ぐフレミング宮本
医者の家系で元医者の桃組大谷
学芸大卒で小中高の教員免許を持っているランパンプス寺内
2000年問題の時は忙しく飛び回った元松下電工のプログラマー猫デココ安友
パソコンと人間のハーフのパソ・コン太郎
パソ・コン太郎と同じ早稲田出身のメルボルン石橋
某大学の生命科学バイオ系の研究室の講師の黒ラブ教授
某私立中学の数学講師のタカタ先生。
文系芸人に比べてつぶしが利く、高学歴理系若手芸人達が勢揃いした。

タカタ先生は学年末試験の採点がまだ終わっていないし、明日も1時間目2時間目に授業があるそう。
オールナイトライブ明けのバイトに行きたくないと嘆く芸人はよくいるが
オールナイトライブ明けで、中学に普通に数学の授業に行く芸人なんて他にいないだろう。

藤本は、一晩で全員を理系にして帰すと鼻息が荒い。
文系芸人代表のマンキンタン渡辺は、人数で負けている上に理論武装で論破してくる理系芸人の攻撃を受けボロボロだ。

世の中の疑問を、次々と数字で解説していた。
ナースの喫煙率の高さを理系的見地から分析し、バイオハザードな研究室での実験での注意点が語られた。
素数やルートを説明し、宇宙の話からチェックの服に頼りがちの理系男子あるあるまで
賢い人は、説明もわかりやすい。
理系どころか文系もままならない学歴コンプレックスなのだが、十分に楽しめた。

人間とパソコンのハーフのパソ・コン太郎も「こんなに楽しいんだったら芸人辞めなきゃよかったです」とご機嫌で
ストローでチューチュー吸っていた生ビールに酔って
「実は人間とパソコンのハーフじゃないんですよ」と、衝撃の告白までしていた。
でも、ともだちみたいに中の人だけ変わっていてもわからない。あれは、2代目パソ・コン太郎だったのかもしれない。

あとは、タカタ先生がちゃんと本日の授業ができたかどうか。
生徒達は、先生がロフトプラスワンでオールナイトライブ明けとは思いもしないだろう。