テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

7周年記念2 組一緒はダメ

2013年03月25日 | お笑い
■『ヨシモト∞ホール7周年記念ライブ』(19時~20時35分 ヨシモト∞ホール)を観に行きました

出演
ラフ・コントロール・ロシアンモンキー・LLR・囲碁将棋・エリートヤンキー・シソンヌ・デニス・トレンディエンジェル・ランパンプス
フレミング・カゲヤマ・ジャム・ラビッツ


渋谷にある東京よしもと若手芸人の劇場、ヨシモト∞ホールの7周年イベント。
AGE AGE LIVEから始まった若手ライブを振り返る。
立ち上げ当初はバトルライブ形式だったAGE AGE LIVEで、どのコンビもトップ組のAageを目指す中
ロシモンだけは、驚異的な安定感でBageのポジションを死守していた。
ミスターBageと呼ばれたロシモンのコント“スパイダーおかん”は、今月こそいよいよCage降格は避けられないという危機的状況でも
ロシモンをBageに留めてくれる伝説の鉄板コントだったと自画自賛していた。

ネット配信をしていたため当時は地方での人気もあり営業先でも歓声が多く上がりファンレターもすごかった、という話に
そんは恩恵には一切あやかっていないとロシモンは断言する。
唯一ロシモンを長年応援してくださっているありがたい大阪在住のファンの方がいるそうだが
濃密な付き合いはもはやファンレターというより、文通感覚。
今ではロシモンは、そのファンの方のお母様とまで文通をしているそうだ。

出待ちのお客様が多すぎて通用口がパニックになってしまう人気芸人は、ファンの目をかいくぐる為に逆にお客様用の出入り口を使用していたそう。
そこでロシモンすーなかは、気分だけでも人気者感を味わおうと出待ちは全くいないがお客様用の出入り口を使う日もあったそう。
たまに来てくれる出待ちの女の子は、だいたい目当ての他の芸人が出てくるまでの暇つぶし。
サインを書いている途中でも福田や白井が出てくれば、余裕でそっちに駆けて行って2度と戻ってこない。行き場を失くしたすーなかのサイン。

そんなAGE AGE芸人全盛期を過ぎ、若手ライブは何度もリニューアルが試みられた。
システム変更に伴った∞ホールのセットリニューアルでは
ロシモンをはじめとする華無芸人達がきらびやかなセットに飲まれてしまうという、思わぬ弊害もあったそう。

そして、しずるはんにゃフルポンピースノブコブが売れて卒業という後輩芸人のお手本となるスタイルを築き上げ
続くBコースポテ少が、シンプルに人気ない若くない需要ないで卒業させられ
後輩芸人達に、人気商売の厳しい現実を見せつけて∞ホールを去って行った。


∞ホール名物といったら、ラフコン重岡の永遠に終わらないミニコントだったという。
漫才のネタ合わせで「なんでだよ」なんてツッコんでいる所を重岡に見られたら終わり。
「おいおい~ケンカはやめろよ~」と重岡が仲裁に入り、ミニコントが始まってしまう。
一度ロックオンされたら、もうネタ合わせはさせてもらえない。
しげさんのミニコントまじ何なんですか??と後輩達は、大迷惑を訴えていた。

しかし重岡は
そんな事は何てことない。ウケないのも仕事が無いのもネタ作りが捗らない事だって、どうってことない。
そんなものは離婚の辛さに比べたら何てことない。月に1回しかかわいいわが子に会わせてもらえない事の方が何倍も辛いのだと、強く主張していた。

無限大ホールの歴史、東京よしもと若手芸人の歴史、重岡の結婚別居離婚の歴史、ロシモンの他をよせつけぬ不人気ぶり
すべてが堪能できたライブだった。
今日も、ロシモン川口が先陣を切ってランパンプス小林のお尻を丸出しにしては
「ほどほどにしてください」と、スタッフから注意されるくらいだったから
ロシモンの不人気さに、一層の拍車がかかるのだろう。たまらない。


コーナーでは
小中高校の教員免許を持っているランパンプス寺内に、医師免許を持っているフレミング宮本に
業界最年少18歳でコンビニ店長に上り詰め店舗の売上をのばし10代にして月収40万円を誇った元エリートコンビニ店長のラビッツ和田達が登場した。
今の若手芸人は、ただの高学歴ただの元会社員なだけでは埋もれてしまうとつくづく思った。
その事を十分わかっているから資格や趣味を暴飲暴食し、ジャムとカゲヤマは自らのキャラに溺れていた。

∞ホールは若手の劇場、本日の出演者のラフコンロシモンLLRも∞ホールを卒業した。
しつこいミニコントや団体芸が見られなくなるのは寂しいが、第2のロシモンの誕生を楽しみに待っている。