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藤原WEスピーカーシステム(エルタス改造)を聴いて

2019-11-21 10:23:26 | オーディオ
アナログ(LP)、デジタル(CD)どちらが良いか、好きかと問われれば、音源によると答えます。

所有LPレコードは500枚程度です。オリジナルモノラルはほとんどない。
自分がオーディオを始めたのは70年台。LPの新譜は全てステレオレコードでした。
オーディオは子育て時代も細々と続けてきましたが、
ゆるゆると再開したのは90年台から、既にCD時代になっていました。
必然的にデジタルの方向に向かわざるを得ませんでした。

WEシステムは一世紀近く前の遺物ですが、現代に十分通じる音を完成している。SPシステムについては特にその気持が強い。
WEは民生用ではありません。劇場用(業務用、プロ向)にレンタル目的で製造されました。
当時の最新技術を資金の縛りを度外視して作られたようです。

車に例えればプロトタイプみたいなものだったのでしょう。理想を目指したでしょう。良いに決まっている? 
庶民にとって憧れの品ではなかったでしょうか。
民生用、汎用品は利益を追求する。利益を得るため、一引き、二引きする。それが積み重なれば、品質は落ちるは必然。
同じ型番でも、古いものが尊ばれる傾向が強いのは、骨董、貴重品としての意味もある他、メーカーが手抜きなく作ったからでしょう。

WEシステムはアナログ派の牙城的な捉え方をする人が多いと想像します。
しかし、それでは楽しみが減ってしまう。

藤原WEシステムを聴いていると、アナログだとかデジタルだとかの垣根はなくなります。
良いものはよし。そうでないものはそうでない。

アナログ派はデジタルを、デジタル派はアナログを、
見直す良い機会になることを望みます。

音楽を奏でる空間の重要性を再認識せざるを得ませんでした。

10畳オーディオの住人はため息が出るばかり。


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