kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

連休中、こんなことをしました。

2007-05-06 08:01:59 | オーディオ

お~い、親父の出番だよ!

 

師匠から手伝ってとの声が掛かりましたの行って来ました。

どんなことをしたのかと申しますと、

                   これなんじゃい1

それと、

                    これなんじゃい2

塗装されたアルミ板に穴を開ける作業です。

作業中の写真を順番に撮っておけば良かったのですが、撮ったのは数枚だけでした。

作業順序は、

①穴の位置を示す型紙(キャド製作図面)を師匠(歳は若いですが)から貰い、塗装アルミ板にセロテープで貼り付け、ポンチで穴のセンター位置に印を打ちます。

②師匠はこんなことをしました。

                  ボール盤による穴開け作業

ポンチ穴の場所にドリルで道穴を開け、穴の大きさに合ったビットでくり抜きます。

アルミ板の厚みは3mm位あるので、穴開け作業は大変です。

切削用の油を挿しなから行うのですが、アルミ板に触ってみると、

熱熱・・チチ・・・・・・・・・、火傷しそうです。

穴開け作業を続けると、モーターが焼けてしまいますから、時々、小休止が必要です。

師匠は油まみれ、アルミ粉まみれです。

③穴開けの終わった板は洗剤で油を洗い落とします。これは別の人の仕事です。

穴が上手く開けば、バリ(穴の周辺に周囲がめくれ、ざらざらする)はほとんど出ません。しかし、なかなかそうはいかず残ってしまいます。

これは取り除かねばいけません。見栄えの問題だけではなく、後々、このバリが落ちて、ショート等の思わぬ災いを起こしかねないからです。

④バリはヤスリで取ります。手作業です。穴の周囲を触ってざらざらがなくなれがOKです。小さな取り付け穴のバリ取り、修正には一回り大きな形のビットを使いました。 これが私の主な仕事でした。

出来上がったのが、これなんじゃい1  これなんじゃい2 です。

これなんじゃい1の穴には真空管のソケットが付けられます。

使用する真空管は3極管が2種類、5極管が1種類で、穴の大きさは違います。

使用する真空管の名前はメモしそこないました。虎の子のWE420Aは初段?に使うようです。

バリ取り後、真空管ソケット、端子類を取り付けて、穴に合えば完了です。もし、合わなければ、ヤスリで修正します。 

これなんじゃい2 の穴はプリアンプ裏の端子取り付け穴です。穴の数、その配置から、3WAYのモノラル仕様です。これは師匠用です。

これなんじゃい1特製木箱に横置きに内蔵され、これなんじゃい2はリアパネルとなります。

自分用はステレオプリアンプ部と電源部の2個体となります。

               ステレオ用プリアンプリアパネル

出力部が2系統のようです。これは私用ではないようです。

手伝った時間は、実質3時間位でした。 手伝ったと言うのもおこごましい短時間でした。

僅かの関わりしかないにしても、完成品を買ったのとは全然違います。

 

これがどんな形になるのか。その完成品のイメージをパソコン画面で見せて貰いました。ううん、カッコ良い。

整流管を使用した電源部は別個体となります。別個体として、SN比を上げると言うよりは、熱が出る電源部を別にした方が、熱対策上、有利との判断もあるようです。

置き場所が困れば、アンプ部の上に電源を重ねることが可能な構造となっています。

モノラル仕様のプリは、電源部を中央に置き、アンプ部は左右のパワーアンプ近くに置くことになりそうです。

構想7年位?、基本回路の試行錯誤を繰り返し、その最終形が漸く、形をなしてきつつあります。

専用リモコン(木箱入り)付きです。このリモコンの開発に時間が掛かったと言ってました。

自分の所はウサギ小屋なので、チョイと手を伸ばせば何でも出来てしまうのですが、師匠の所は広い。

師匠のところの信号経路は、

CDトランスポート → (アンバランス-バランス変換) → DDコンバータ  → DAコンバータ → プリアンプ → パワーアンプ → スピーカー

DDコンバータからパワーアンプまでは全てバランス接続です。

CDトランスポート(マニュアル式)ですので、これは手元近くに置かざるを得ません。

アンバランスコードはなるべく短くと言うのは鉄則ですし、SPコードも短い方が好ましい。

音質劣化が少ないように長くするにはどうするか。いろいろ試した結果、DDコンバータとDAコンバータの距離を長くすることにしたようです。

聴く位置とプリアンプは離れてしまいます。いちいち、プリアンプに行かなくても良いように、リモコンを付けることにしたのです。

卓上ステレオにもリモコンは付いくる時代ですが、個人製作プリアンプでリモコン付きは珍しいでしょう。 

 

これでは、どんなプリアンプが出来上がるのか全然分からないと思います。

参考として、かれこれ、5,6年前でしょうか。師匠の試作プリアンプの画像がありますので載せます。

○革装差動PPプリアンプ

                革装差動PPプリアンプ

シャーシーはきくわん舎特製牛革です。

回路はよく分かりませんが、PP(プッシュプル)のバランス回路らしいです。

                   リアパネル

バランス入出力を備えています。

      音量調整は抵抗を組み合わせたATT仕様

 

○木装差動PPプリアンプ

          管球式木装差動PPプリアンプ

フェースは軽井沢彫り?です。PP(プッシュプル)のバランス回路です。

               木装差動PPプリアンプ

入出力は基本的にバランス端子ですが、利便性を考慮してRCA端子も付いています。

真空管の数は整流管を含め21ヶです。出力部には独立した2組のバッファー回路が組み込まれていますので、玉数が増えたようです。

真空管の配置を観て頂ければ分かると思いますが、電源部こそ共有しているものの、左右チャンネルは完全に独立しています。クロストークは全く感じられませんでした。

玉数が多いので、フォノイコライザー付きに見えるかもしれませんが、ラインアンプです。

ここにフィルターを内蔵すれば、マルチアンプ式となり、設計段階では自分用のプリアンプとなる計画でした。

出力電圧が高いことも特徴です。20V位あると思います。これは組み合わせるパワーアンプの入力感度が低く、これを補う必要があるからです。

が・・・・・、あまりにも詰め込みすぎて、熱対策として、冷却ファン内蔵になってしまいました。

現在、このプリアンプは、軽井沢のどこかのお店で良い音を奏でています。

師匠はこのアンプを弄り回しながら、これに追いつけ追い越せで、ここまで来ました。

作る度に、全然違う形態のを作るので・・・・、最終的にはどんなものになるのか、まだ分かりません。

はてさて、どこまで追い越したのか、出来上がるのか楽しみです。

 

機会をみて、他のアンプを紹介したいと思います。 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿