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大祓式(鶴岡八幡宮)

 『大祓式(おおはらえしき)』とは、日々の犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事となり、毎年6月30日と大晦日に執り行われます。
 『大祓式』の歴史は古く、その起源は「備後国風土記」逸文にある「蘇民将来」の故事とされており、既に奈良時代には、宮中の行事になっていたようです。
 以前は、多くの神社において、この「大祓式」は執り行われていたようですが、最近は、執り行われてる神社も比較的少なく、ここ鎌倉でも「鶴岡八幡宮」と「鎌倉宮」位に限られてきます。


 
 参加するにあたっては、特に事前の予約等はなく、当日、現地に赴きます。

①申込書に必要事項を記載し、申し込みします。なお、料金はお気持ちとなります。



②「大祓詞」、「お札」と「方代(かたしろ)」を渡されます。左下にある無地の紙の中には、人型の紙と麻と紙を小さく切った切麻があります。



 ③舞殿の脇にて神職の方と「大祓詞」を皆で読み上げます。その後、麻と紙を小さく切った切麻を身体にまいて、お祓いをします。


※なお、一生懸命に読み上げていたので、写真は撮れませんでした。


④舞殿前に設けられた、大きな茅の輪をくぐります(茅の輪潜り)。ちなみに4回くぐりました。



⑤お神酒をいただいた後、希望者は「おはらひさん」と呼ばれる「茅の輪飾り」を購入(500円)して、終了です。



 式自体は、始まってから終了するまで、30分程とあまり時間はかかりませんし、皆さんも機会があれば「大祓式」で心身を清めてみては如何でしょうか。
 なお、当日、来ることが難しい場合も問題ありません。その場合は、事前に鶴岡八幡宮に連絡すると、案内を送ってくれますので、形代と言われている人の形に切りぬいた紙に、氏名、年令を書き、息を吹きかけ身体を撫でたものを、大祓式当日までに鶴岡八幡宮に持っていくと、お祓いをしてくれます。
 

『大祓式』
場所:鶴岡八幡宮
日程:6月30日及び大晦日
時間:①11:00 ②13:00 ③15:00 ④17:00


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